2010年3月

巣立ちのとき

2010年3月20日

去る3月19日、学位記授与式が挙行されました。いわゆる「卒業式」にあたる行事です。

 

  DSC00131.JPG       DSC00135.JPG

 

私は、このたび晴れて卒業した8期生のチューター(担任)として、4年間苦楽をともにしてきました。むしろ、彼らに厳しく接してきた私の存在こそが、彼らにとっての「苦」そのものであったかもしれません。

  DSC00199.JPG  DSC00207.JPG

 

しかし、それも彼らを思ってこそのことです。

 

社会に出れば、もっと厳しい人、辛い出来事に遭遇します。もっとも身近にいるチューターは、彼らにとっては単なる教員であるだけではなく、社会の厳しさを伝える厳格な父であり、優しい母でありたいと常々考えていました。

 

また、私たち自身の未熟な部分を認めつつ、彼らと一緒に成長したい一心で、ともに4年間全力疾走してきました。

 

私たちの指導が彼らにどう伝わったのかはわかりません。

 

  DSC00157.JPG    DSC00165.JPG  

                 DSC00168.JPG

しかし、彼らの晴れやかな笑顔、涙を流し言葉をつまらせながら「ありがとうございました」と言ってくれた姿を目にしたとき、この4年間が無駄ではなかったと実感できました。

 

           DSC00222.JPG

 

 4月には新天地で作業療法士として働き始めます。また、我々も新たに12期生を迎えます。

8期生と過ごした日々を糧に、これからも学生に作業療法の素晴らしさを伝えつつ、学生自身がその素晴らしさを体現できるよう育てていきたいと思います。 

 

最後になりましたが、8期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

またどこかでお会いできる日を楽しみにしております。

 

 

第17回延岡アースデイに参加しました。

2010年3月15日

3月14日(日)に第17回延岡アースデイが開催されました。当日は約3,000人が参加し、県北24ヶ所でゴミ拾いや間伐、植樹、不法投棄撤去などの環境保全活動が行われました。九州保健福祉大学ボランティアセンターからも約50人(本学科から13人)が参加しました。朝7時30分に集合し開会式が行われた後、それぞれの活動場所に移動しました。

 

             P1020098.JPG

 

 私たちはマイクロバスで移動し、北方町鹿川キャンプ場周辺で植樹をしました。初めて植樹を経験する学生がほとんどでしたが、地元やひめしゃらクラブの皆さんに教えていただきながら1本1本心を込めて樹木を植えていきました。

 

              P1020103.JPG

 

 前週まで約1ヶ月に渡る学内実習を終えたばかりでしたが、広大な自然ときれいな空気の中で身も心もリフレッシュすることができました。

 

     P1020113.JPG         P1020115.JPG

 

 植樹後は山を散策し、お昼には地元の皆さんが作った豚汁やぜんざいをごちそうになりました。その後、地元のお子さん達と楽しいひと時を過ごしました。

 

                P1020129.JPG

 

地元、ひめしゃらクラブをはじめ関係者の皆さん、ありがとうございました。

講義レポート 評価シミュレーション実習

2010年3月 3日

つい先日新年を迎えたと思っていたら、気がつけば4年生の国家試験も終わり3月に突入しました。

 

大学ではこの時期、在学生は春休み、4年生は追い出しコンパや引っ越し・卒業旅行など、新しい春を感じさせるイベントが盛りだくさんです。

 

しかし・・・作業療法学科の在学生には休んでいる暇はありません!

 

毎年2月中旬からの4週間は、3年生の評価シミュレーション実習、1年生はその見学、2年生は臨床見学実習(1週間×2施設)が行われるため、1~4年生は実習に追われる日々に突入します。

 

評価シミュレーション実習とは患者役の教員を学生が実際に評価する実習で、教員は患者役以外にも臨床実習指導者・医師・看護師など一人4~5役を演じます。

tanakasim.JPG

本来であれば学生と一対一で指導したいところですが、さすがに一人の教員で対応できる学生数には限界がありますので、4~5人のグループを編成し身体障害領域・精神障害領域・発達障害領域・老年期障害領域の4分野を経験してもらっています。

 

学生はただ評価するだけではありません。

 

臨床実習指導者役の教員からの指導や患者様への対応(接遇)や社会人としての礼節など、実際の実習に近いイベントを取り入れています。

 

評価の目的や方法は講義で習っているものの、それを行動に移すためには色んなことを考えなくてはなりません。

tateishisim.JPG

しかも評価で得られた情報を整理して患者様の状態像を的確にとらえ、目標を設定しリハビリテーションプログラムを立てるという一連の作業は、学生にとってはとても大変なことです。グループディスカッションではさまざまな意見が飛び交い、ついつい時間が長引きます。

 

tomimorisim.JPG

しかし、4年生になれば実際に病院・施設に赴き対象者の評価とリハビリテーションを行わなければなりません。

ある意味、本学科での4年間の学生生活の中でも最大の山場のひとつを彼らがどう乗り切るか。

4週目に突入し教員も疲労困憊しておりますが、学生はもっと辛い体験をしていると思います。

厳しく指導しつつ、彼らの成長を見守る毎日です。