2012年10月

4年生の総合臨床実習 実習後セミナーが開催されました。

2012年10月31日

総合臨床実習Ⅱを締めくくる、実習後セミナーが開催されました。実習後セミナーでは、 約2ヶ月間の臨床実習で学んだことや、症例との関わり方の経過を凝縮して発表します。

 

もう少し総合臨床実習について具体的に説明します。この実習では、疾病によって患者さんが生活のどの場面でどのように困っているのか、また、それが身体機能や精神機能とどのように関連しているのかをまとめ、患者さんに適した作業活動を選択し、実際に治療、援助を行っていきます。


実習後セミナーでは、この実習を通じて患者さんのことをどのように考え、どのように作業療法を実施したかを整理し簡潔に発表することが求められます。

 

1人1人のレジュメは、毎日悩み考え抜いた汗と涙の結晶と言えるのではないでしょうか。

 

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どの学生の発表も、真剣に患者さんと向き合い、臨床実習指導者(スーパーバイザー)の厳しくも優しい指導を受けてきたんだろうなぁ〜と思う発表でした。

 

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そいえば、私が学生の時はこの実習後セミナーが病院での発表よりも緊張したことを憶えています。


不安と緊張感の思い出もあるのですが、教授陣からの鋭い指摘やアドバイスというのは今でも記憶しており、作業療法士としての考え方として本当に今でも役に立っています。

 

今回のセミナーは、4年生だけでなく、1年生から3年生全員が聴講しました。


全学年約160名が揃う行事は少なく、同じ学年だけでなく様々な学年からの疑問や質問を聴くことができる貴重な行事とも言えます。


写真のように全学年が一同にそろった場面は、壮観でした!

 

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これから、4年生は本格的に国家試験対策、就職活動と新たな世界に飛び出す準備に追われます。

 

4年生へ、体調に気をつけて、一歩一歩着実にがんばれ☆

 

(文責:吉田)

 

 

1・2年生と園芸療法の実習を行いました。

2012年10月24日

今回は園芸療法を担当する小浦が担当いたします。


先週は台風の接近で風が強い日が多く、園芸療法論や園芸療法実習およびガーデニングⅠの実践形式の授業に影響が出ました。「園芸はお天気商売なのでしょうがないですね!」と言って下さる優しい教員仲間がこの作業療法学科には沢山おられます。感謝!感謝!


とは言っても、病院や福祉施設における臨床では、予定を変えるのは困難ですので、晴天でも嵐でもどちらでも作業療法技法として行える環境を整えておく必要があります。そこで今回は、1年生には植物の叩き染めをつくってもらい、2年生には室内園芸技法を実践してもらいました。


叩き染めは、学内にある植物を採集してきて、ガーゼにはさんで木槌で叩き、植物の色や形をガーゼに移しだしてデザインを完成させるというものです。花びらや葉などの水分量などの知識が無いと使い良い材料は手に入りませんので、1年生は最初の1枚目は苦労しましたが、すぐにコツをつかみ本番の2枚目は皆さん上手くできました。

 

 

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なかなかセンスがありますますね!


私の勝手な希望ですが、植物を採集する時も草抜きをするときも、生命に対して少しだけ「材料になってくれてありがとう」「ごめんなさい」という気持ちに卒業までになってもらいたいと思っています。

 

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2年生は、地元の介護老人保健施設で臨床活動を行いました。前述のように強風のため室内作業となりました。活動内容は、殺風景なプラスティックポットを自らの手でデコレーションし、そのポットに金魚草、パンジーおよびビオラの中から自己選択した花苗を移植して完成です。

 

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皆さん楽しそうに活動されましたし、参加した施設職員さんや学生達も皆笑顔で活動でき、参加した全員が苦しいこと、痛いこと、不安なこと、心配なことなど負の感情を忘れる時間となりました(写真の掲載は許可を頂いております)。

 

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本当に楽しそうでしょう!


 ところで、週末は岐阜県で開催された日本園芸療法学会に参加しました。自分の発表や座長に加えて、国際シンポジウムのコーディネートや通訳などがあり写真をとる時間がほとんどない状況でした。そんな中で、1枚だけとってきたポスター発表の写真です。

 

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とても微笑ましく、こういう工夫も作業療法園芸技法に活用すべきかなぁ!と感じました。かわいいでしょう!

(文責:小浦)

 

 

九州保健福祉大学保健科学部作業療法学科の魂の継承

2012年10月17日

去る10月13日、山口県の作業療法士会に呼ばれ「認知症の作業療法」について話をしてきました。100名定員で、150名ほど応募があったそうです。認知症というとどこの施設でも対応に苦慮しており、何か少しでも作業療法を施行するうえでの手掛かりにという思いがあるようです。若い作業療法士が多かったのもそうしたことからでしょうか。

 

こうした研修に呼ばれていつもうれしいことがあります。当大学を卒業して、臨床で認知症の方との関わりで苦労していることもあるのでしょう。必ずと言っていいほど卒業生が来てくれています。そして、話が終わった後、挨拶に来てくれるのです。「学校では意味がよくわからなかったですが、臨床に出て患者さんにしっかりと関わるようになって、大学で先生が言っていたことがわかります!」と言ってくれます。とてもうれしい瞬間で、心の中で「大学で植えた種が花を咲かせてくれたんだなー」と思います。

 

これからも多くの卒業生がこの大学を巣立っていく事と思います。人の心をしっかりと見つめ、その人の思いを大切にする作業療法士を育てていきたいと思いますし、また実際に育って生きている。この連鎖や継承が九州保健福祉大学の作業療法魂を形作っていく事だと感じています。さあ、在学生は先輩に続け!卒業生はこれからもよろしくお願いしますね!

 (文責:小川)

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作業療法学科同窓会柑梛(かんな)会が開催されました。

2012年10月12日

九州保健福祉大学には他大学同様、同窓会があります。本学作業療法学科では大学の同窓会とは別に、作業療法学科1期生により設立された「柑椰(かんな)会」という会が存在します。作業療法士は臨床に出てからも学会や研修会等で顔を合わせる機会が多いことから、先輩・後輩の縦のつながりと、同期生同士の横のつながりを強め、本学科同窓生同士の絆を深めることを目的としてつくられました。

柑椰会では年1回、臨床経験などの報告会と特別講演会、総会を企画・運営しておりますが、本年の柑梛会は10月7日(日)に本学にて行われました。私はあいにく柑梛会総会には参加できませんでしたが、19時から開催されました懇親会から参加させていただきました。残念ながら1~6期生は懇親会まで残っていませんでしたが、7期生から10期生まで約30名参加し、昔話や苦労話に花が咲かせている様子は文字通り「同窓会」でした。卒業生の皆さんの人として、作業療法士としての成長を目の当たりにし、私自身もエネルギーをもらった有意義な時間でした。

 

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(文責:押川)

教育後援会総会(延岡会場)が開催されました

2012年10月 5日

 平成25年9月29日(土)に教育後援会総会(延岡会場)が本学で開催されました。当日は、総会終了後、各学科に分かれて卒業生体験談発表や個別面談などが行われました。


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作業療法学科では、1年生から4年生のうち38名の学生の親御さん約50名がご参加くださいました。小川学科長、福本副学長の話に引き続き、今年3月に卒業して延岡市内の病院に作業療法士として勤務している卒業生による体験談発表がありました。

 

 

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入学して直ぐ、解剖学で「骨を全て覚える」という課題が出されたことに始まり、神経や筋肉など専門的な内容の講義の連続で大変だったこと、今、臨床に出て、改めてそれらの大切さを痛感していること、臨床実習で出会ったとても厳しい患者様が、実習終了時には涙を流して送って下さったこと、友達との楽しい時間、など大学生活でのさまざまな思い出について話をしてくれました。そして、現在、それら大学生活での経験が今の仕事に活かされていること、患者さんにありがとうと言ってもらえることが自分の力となっていることなど、熱く語ってくれました。また仕事以外でも、小川学科長らと共に東北の被災地へ訪問し、作業療法を提供する中で感じたことなどについても話をしてくれました。

(このような体験談を、ぜひ在学生にも聞かせてあげたい!と思いました。)

その後、各学年に分かれて親御さんとチューターとの懇談、個別面談を行いました。我が子の大学生活はどうなのか?成績は?臨床実習でかかる費用は?国家試験対策や就職活動の開始時期は?などなど、さまざまな親御さんからの質問にお答えしながら進めた面談会は、親御さんとチューター、また親御さん同士の貴重な情報交換の場になりました。

ご参加いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。

(文責 内勢)

4年次総合臨床実習 実習地訪問

2012年10月 1日

 

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4年生が病院や施設で、9週間にわたる最後の実習をしている真っ最中です。教員は手分けをして、実習施設を訪問して回ります。今回私は、日南市にある愛泉会日南病院と、小林市にある内村病院へ行ってきました。(上の写真は、太平洋を望む日南海岸です。野生馬のいる串間まで36㎞。)


国道220号を進むと、見えてきました愛泉会日南病院。

 

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「暑さ寒さも彼岸まで」って言いますが、朝晩は本当に急に涼しくなりましたね。なぜか毎年必ずこの時期に咲く彼岸花です。宮崎では淡いピンクの彼岸花をよく見かけます。

 

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さて、我らが4年生(OTのスチューデントなので、OTSと呼びます)は、実家理と実習できているかな?指導をして下さる先生はスーパーバイザーと呼びます(略してSV)。下の写真は、OTSが提出した患者さんについてのレポートに対して、SVが指導をされている場面です。このような指導を何度も受けながら、専門家としての見方と治療法を習得していきます。(実はこのSVも本学の卒業生です)

 

 

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次は内村病院。ここは精神科の病院です。作業療法には、身体障害、精神障害、老年期障害、発達障害という4つの分野があります。さっきの日南病院は、発達障害を中心に作業療法が行われていました。

さて、我らがOTSは、元気に実習しているかな?

 

 

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よかったー。ここでもOTSはSVのご指導を受けながら、すくすくと成長していました。SVの先生、ありがとうございます。後残り4週間も、ご指導をよろしくお願いします。

と、胸をなで下ろして、実習施設を後にする教員でした。ではまた。

(文責:岩城)