2012年12月

タッチタイピングの習得

2012年12月21日

12月某日の土日,キャリア教育授業の一環として,キーボードを見ないでタイプするタッチタイピングの練習をおこないました.受講生はN君ただ一人と少々さみしい状況でしたが,成果は驚異的でした.

 

習得用ソフトを使って練習するだけなのですが,ポイントは以下の三つ.

1)絶対にキーボードを見ない.

2)キーを一つタイプしたらホームポジションに戻る.

3)あわてない・・・・・・・・・・これだけです.

 

キーボードを見ないようにするのは,タイピングの動作を運動感覚として覚えるためです.ところが運動感覚よりも視覚の方が強力なので,見てしまうと運動感覚が定着しません.絶対にキーボードを見ないこと.これが最も大切なポイントです.

次に大切なのはホームポジションです.[J]と[F]のキートップには触ってわかるように小さなポッチがついていて,右手の人差し指は[J]のポッチに,左手の人差し指は[F]のポッチに触れておきます. これがホームポジションです.他のキーをひとつタイプするごとに[J]や[F]に指を戻します.指は[J]や[F]からの距離や方向を頼りに,目的のキーの場所を運動感覚で覚えていくのです.

そしてあわてない.あわてるとホームポジションに戻らなくなります.これは[J]や[F]からの距離や方向を無視することになるので,練習の意味がなくなります.それにタイプミスが増えるので練習が嫌になってしまいます.

 

さてN君の練習ですが,土曜日の9時にスタートしました.研究室で練習しているところです.

 

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キーをタイプして射撃のように標的を打つソフトで,楽しみながら練習できます.使ったのはソースネクスト社の「特打」です.

 

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僕はN君がホームポジションを守っているかどうかと,キーボードを見ていないかどうかを後ろから観察するだけです.手と視線を同時に観察するために鏡を置いています.N君の鋭い目はモニターに釘付けで,キーボードを見ることはほとんどありませんでした.12時まで練習して,その後は通常の授業に戻りましたが,既にこの時点でほぼ出来るようになっていました.すこし遅いだけです.

 

次の日曜日.やはり9時からスタートしましたが,なんと11時半くらいにはワープロ検定2級!!のレベルに達してしまいました.スピードも十分に実用レベルです.何故か,使ったソフトには[Back Space]キーの練習項目がないので,お昼までの30分をこの練習に当てました.本当は三日くらいかかるだろうと思っていたのですが,これで終了です.

 

日数として要したのは二日ですが,練習時間としては自宅での練習を含めても6時間程度です.運動感覚が完全に定着するためには今後一ヶ月くらいはかかるでしょう.だけど,練習は必要ありません.レポート等を書くときにキーボードを見ないようにするだけです.

 

練習のポイントは既に述べた三点です.だけど本当に大切なのは「短期集中」で習得することだと思っています.これは僕の経験からです.僕がタッチタイピングを習得したのは40歳を過ぎてでした.若い頃に一日30分の計画で少しずつ練習したこともありましたが,習得できませんでした.

そこで,「少しずつ」から「短期集中」に考え方を変え,夏期休暇を利用して朝から晩までひたすら練習したのです.五日間ほどでできるようになりました.40歳を過ぎた固い頭でも「短期集中」でやれば習得できる.これは確信です.

 

それにしてもN君はたったの二日(練習時間では6時間)です.本人も驚いていましたが,やはり若さ,つまりは柔軟な脳だからなのでしょう.

 

タッチタイピングの効果はタイプスピードの速さだけではありません.変な表現ですが,考えたことが言葉として口から出るのと同じように,考えたことが文章として指から出せるようになります.文章を書くことについての世界観が少し変わります.皆さんにもお勧めです.「短期集中」でぜひ試してみてください.

(文責:立石)

 

臨床実習指導者委員会が開催されました。

2012年12月 1日

去る11月30日、本学科の臨床実習指導者委員会が開催されました。

 

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臨床実習指導者委員会は通称「バイザー会議」とも呼ばれ、病院や施設の臨床実習指導者(スーパーバイザー)の皆様をお招きし、今年度実施された臨床実習の反省会議と、今年度末および来年度に控える臨床実習の打ち合わせを行う場です。

今年度は恐らく過去最多となる、58施設62名のスーパーバイザーの皆様にご参加いただきました。

本学が開校した1999年には、九州内で作業療法士養成課程を持つ私立大学は本校のみで、国公立も含め大学は3校のみでした。

しかし2000年以降急激に作業療法士の養成校が増え続け、現在では九州だけで8校の大学が軒を連ねます。

養成校が増えるということは、その分実習地の確保が大変になるということです。本学科も一時期実習地が大幅に不足したことがありましたが、卒業生が実習指導できるようになったこともあり、今では何とか実習地が充足している状況です。

そして今回は、22名もの卒業生がスーパーバイザとして出席してくれました。母校の後輩達の育てるため、卒業生の皆さんが手を挙げてくれることは大変うれしく、そして有り難いことです。

それ以上に、卒業生がひとりもいないにも関わらず実習を引き受けていただいているスーパーバイザーの皆様には、足を向けて寝ることができません。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

そんな感謝の気持ちとともに、「学生=後進を育成する」という共通認識の元、会議ではさまざまな意見交換がなされました。

会議の後には、藤元早鈴病院の東 祐二先生をお招きし、「臨床実習指導法」というテーマでご講演いただきました。スーパーバイザーの皆様も教員も、真剣に耳を傾けておりました。
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そしてそのあとは懇親会です。お酒の勢いもあり、スーパーバイザーの皆様・教員入り乱れて話に花が咲きます。笑い、歌い、そして時に真剣に意見を交わしながら、延岡の夜は更けていきました。
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御都合により出席いただけなかった方々も含め、スーパーバイザーの皆様に感謝申し上げます。

そして学生諸君。臨床実習に臆することはありません。我々は皆さんを育てるために、一丸となって取り組んでいます。安心して実習に赴いてください。

(文責:田中)