福祉の仕事

2011年10月 5日

30数年間、福祉行政に関わって感じたのは、「福祉」という言葉を聞いたときに、何となく、ああいうことなのかなて思っていたけれども、改めて「福祉」とは何かと自分自身に問うてみると、明確に答えることができないように思っていた。

そこで、広辞苑で「福祉」をひくと、「幸福」という意味が第一義にあることが解り、あっそうかと思った。

福祉事務所、児童相談所に勤務して、高齢や生活困窮、障がい等の問題を抱えた多くの人々と接してきたけれど、現役時代に、福祉=幸福との考えで仕事をしてきたかは、はなはだ疑問であるけれど、自分なりに仕事の仕方を振り返ると、それぞれの問題を抱えた人の生き方をまるごと受入て、さまざまな支援を実践してきたなと思っている。

福祉の仕事をとおして学んだことは、相手が人間であるということから、感性の大事さを痛感した。感性が豊かになると、自分の心が働く、泣いたり、笑ったり、疑問に思うことなど理解できるのだ、また、浅くてもいいから広い知識を得ること、広い知識があると相手との話をとおして、相手を深く理解することに役立つものである。


仕事は勿論、人のためにするものであるけれど、その仕事をとおして自己実現を図ることでもある。故に、情熱を失わないこと、持続させることも大事である思う。

福祉の仕事は、人々が幸福な生活ができるように支援していくものだから、やりがいがあるもの、その支援をするためには、旺盛な好奇心を持ち、興味、関心の幅を広げて行くことに尽きると思うのである。

山内 將利

<< 前へ>> 次へ