2014年10月20日

地域住民との協働

2014年10月20日

 

臨床福祉学科 山﨑きよ子

 今、我が国では認知症のお年よりが行方不明になり、何年も家族と会えなかったり、また死亡して見つかることが多くなって、社会問題化しています。この問題は、行政だけの責任でもなく、また家族だけの責任でもありません。地域がこの問題に他人事ではなく自分の身近な問題ととらえ、出来る限り協力していくことが求められます。

 このブログでも取り上げてきましたが、学生と住民のみなさん、そして地域包括支援センターという福祉専門職センター職員合同の勉強会や机上訓練などを経て、9月26日いよいよ、認知症徘徊声掛け保護訓練を実施しました。

 地域の公民館に集まったのは地域住民、学生、地域包括支援センター職員、行政職員、社会福祉協議会職員のみなさんでした。また、地元新聞、ケーブルテレビのスタッフも取材してくれました。

 専門職のみなさんと地域住民から選ばれた、女優(?)俳優(?)6名が徘徊者になり、6チームが探しに行きました。学生は探す道すがら、獣道や、側溝等の危険個所を点検し、スマートフォンで写真に撮り、公民館のパソコンにその都度送ってきました。学生の一人は送られてきた画像を整理していく作業をしました。

 

 

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出会いがしらに車とぶつかりそうな路地

 

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急な坂道

 

 

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無事に見つかった模擬の徘徊者の方々は住民のみなさんの声かけにより上手に公民館に誘導されて帰ってきました。

そのあとは、住民同士で話し合いが行われ、学生はそれぞれの班に配属され、住民の意見をカードにまとめていきました。

最後に意見を模造紙に張り付け学生からまとめの発表を行いました。また危険個所、徘徊者を見つけた時の動画を映写して確認していきました。

今回の訓練は地域住民の地域を守りたいと言う意識の高さを引き出したと同時に、IT技術に長けた学生が役立つものとなりました。

いろいろな世代の強みを発揮できたよい訓練だったと思います。

4月から長期計画を立て、ここまでの準備を率いて下さった南方地域包括支援センターのみなさん、ご苦労様でした。