2015年2月

哲学者のつぶやき ~其の二十二~

2015年2月19日

ご無沙汰であった。特に忙しくしていた訳ではない。ただ、なんとなく筆が進まなかっただけのことである。

 この季節、大学院生の研究発表が開催される。いっぺい先生の院生と哲学者の院生も明日、発表を行う。プレゼンテーションの指導をしていて、ふと気づくと午後7時であった。例年に比べると、仕上がりは早い。それでも日曜で、人が極端に少ないキャンパスを歩いていると、「遅くまで仕事したな」という気分になってしまう。いかん。いっぺい先生が欧州で研究していた時、他の研究者のメリハリの付け方に驚いたらしい。そう、哲学者もメリハリをつけるため、2人の院生と楽しい夕食をとることとするか。

 

 

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トイレの花子さん5

2015年2月10日

大学は後期試験も終わりに近づきました。立春を迎えて,まさに「♪春は名のみの♪」寒さが続いています。今年は,特に宮崎県はインフルエンザが猛威を振るっています。

 さて,本学の正門前の道路を西に100mほど行ったところに,「青春の散歩道」の石碑があります。

 

 

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そこには,郷土の生んだ偉大なる歌人若山牧水の代表的な作品の歌碑が配置してあります。

白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり 『路上』

 

 

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けふもまたこころの鉦ををうち鳴らしうち鳴らしつつあくがれて行く 『海の聲』

 

 

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短歌は,五七五七七の31文字,俳句は五七五の17文字を基本として,人事・心情を詠み上げて行きます。限られた字数を遙かに超えた感動を読む人に訴えかけてくる作品があります。私にも,忘れられない詩歌がいくつかあります。

 尾崎放哉の「咳をしても一人」は,高校の教科書で出会った句ですが,わずか7文字・9音で,恐ろしいほどの寂寥感が伝わってきます。

 「白杖の 親の手を引く 七五三」 この句との出会いは偶然です。15~6年前,宮崎へ車で出張の際,何気なくスイッチを入れたNHKのラジオ番組から,放送された視聴者の投稿作品です。この作品をアナウンサーが詠み上げたとき,まさに私の琴線に触れました。車を道路脇に止めて,急いでメモしたのがこの句です。句を書き留めるのが精一杯で,作者に関することまでは気が回らず,作者がどのような人なのかは,皆目わかりません。この句は,いろいろな場面,状況などを思い起こさせてくれます。主役の七五三の子どもは,男の子なのか女の子か。恐らく着飾っているであろうその服装は,着物なのか,洋服なのか。また,白杖の親(目の悪い親)は父親なのか母親なのか。私は,次のような光景を想像してみました。白杖の持ち主は父親で,背広姿。母親は和服姿で,寄り添っている。七五三の子どもは男の子で,羽織袴姿。左手には千歳飴の袋を持ち,右手は父親の手をしっかりと握っている。「お父さんは目が不自由だけれど,僕がしっかりと守っていくぞ」と言っているような雄々しい顔で,カメラに向かっている…。

 教師になった頃,講談社から『昭和萬葉集』の刊行が始まりました。その時の新聞広告に掲載されていた作品があります。

 征く人に いそぎ嫁すると 退学の 届差し出す生徒けさあり 瀬戸敏郎

 「昭和15~6年の巻」に収められています。満州事変から日中戦争,そして太平洋戦争に向かう時代の教師がどのような想いで,退学届を受け取ったのかを想像すると,平和な時代の教師として,このような事態は決して繰り返してはならないと衝撃を受けた作品です。

 忙しさにかまけて,目を通すことのなかった『昭和萬葉集』を熟読・吟味して昭和史の中で,教師たちがどのような想いで時代を生きて,歴史的事象をどのように受け止めていたのかを検証していくことが一つの課題だと思い,読み進めているところです。

 今回のトイレの花は水仙ですよね。(今時のトイレは全部スイセンです。)

 

 

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我が国の音楽界に影響を与えたフォークソングにブラザース・フォーが歌った「七つの水仙」という名曲があるのを思い出しましたが,若山牧水も

 水仙のたばにかくれてありにけりわが見出でたる白椿花 『砂丘』 というのがあることを紹介して,今回は終わります。

(長友道彦)

国家試験無事終了!!!

2015年2月 3日

こんにちは。臨床心理専攻教員の横山裕です。

 

大学受験シーズンもいよいよ大詰めですが、これから受験する皆さん、最後までしっかり頑張って下さい。1、2年生の皆さんは、先輩方がこの時期どのように過ごしているのかしっかりと見ておいて、自分が受験する時の参考にしましょう。

 

さて、精神保健福祉士国家試験が1月24日、25日の両日にわたってありました。横山ゼミからは4名が受験しました。ゼミ担当教員として心配だったので、世話を焼いて今年も引率としてついて行きました(自分でも過保護だとは思いますが)

 

まずは、行きのJRの車窓から虹が見えるという幸先の良い“おつげ”がありました。しかも滅多に見られない完璧なアーチ型。これで学生のテンションがめっちゃ✖2あがり不安な気持ちが相当に和らぎました。

 

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今年の試験会場は北九州の九州共立大学でした。なので、今年は黒崎に宿をとりました。

 

去年までは会場が大宰府だったので博多に宿をとり、受験に備えた合格メニューを揃える食堂選びはバッチリだったのですが(昨年の2月5日のブログ参照)、今年の黒崎周辺ははじめてだったので合格を引き寄せる食事ができるのか心配でした。

 

ところが、さすが食の都、福岡、北九州。ばっちり、栄養もお味もパーフェクトな食事をとることができました。おかげで学生も本来の力を出し切ることができたようです。(合格発表は3月なのでそのときはっきりとわかります)

 

まずは、前々日の夜にドカンと景気づけとエネルギーを貯めるため、うな重。すごく美味しかったです。

 

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前日の朝はクロワッサンを食べ、試験場の下見にいって、お昼に豚骨ラーメン。お店がいっぱいあり迷いましたが、そこは長年の勘。(&ぐるなび)

これまた、めちゃくちゃ美味しかったです。

 

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で、前日夜はおきまりのカツ。お店が閉店間際でほぼ貸切状態で贅沢にいただきました。

 

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当日朝はセオリー通りに早目に軽くすませ、午後からの試験に備えて、昼も早目に消化に良いうどん。最寄駅の折尾名物、かしわうどん。これもめちゃくちゃ美味しかったそうです(実は私は前日のカツ重がお腹にもたれてて昼ご飯はパスしました。というか、私の方が緊張していて食事が喉を通る状態ではなかったのですが)

 

 

 

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試験初日の夜は、試験で使ったエネルギーを充填するために、ちょっとだけ時間をつかってもつ鍋を食べました。消化の良さと栄養補充には定評のあるもつ鍋ですが、もしかしたら究極の受験鍋かも。

 

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で、二日目の午前の試験が無事終了。帰りは、これまた折尾名物のかしわ飯を買って汽車の中でゆっくりといただきました。一人の学生は汽車に乗るやいなや爆睡して大分過ぎてから食べていました。それだけ試験に全力をつかったということでしょう。

 

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これから受験する皆さんも食事と睡眠は十分にとって当初の目標をクリアしてください。今を越えれば、春はもうすぐです。

社会福祉士の国家試験

2015年2月 2日

1月30日 山﨑きよ子

 1月25日は 社会福祉士の国家試験が行われました。例年大学入試センター試験の翌週の日曜日が社会福祉士の国家試験日に設定されています。

 試験会場は九州内では福岡、熊本、鹿児島、沖縄の4会場です。このうち福岡では精神保健福祉士の試験も行われるのでWで受験する学生は必然的に福岡会場になります。

 今年は雪も降らず良い気象条件のもとで行われました。一安心です。九州保健福祉大学がある延岡市は一年中雪が降らない地域なので雪を見るのは珍しく、そのために学生には雪に関する注意をして送り出しています。

 さて、今年の問題はいつもの年と比べて難しかったのか、簡単だったのかとても気になるところです。というのも社会福祉士の合格基準は全問150問中90点以上で合格なのですが、問題が難しいと合格者が減り合格率が下がります。この合格率は通例30%程度となっているのですが、過去最も高くて87点、低いときは80点にも満たないことがあるのです。

 そこで90点を超える得点を取った学生は合格を確信しますが、80点代の学生は合格発表の3月13日までヒヤヒヤドキドキの毎日を送るのです。本当に心臓に悪いですね。

しかし私は「人生で最も勉強した日々」こそが大事だと思います。真剣に向き合い、資格取得の勉強方法を取得できれば、今年だめでも来年頑張れます。

私たちの時代は社会福祉士の法律ができる前に大学を卒業しましたので、働きながら通信教育を受け、受験資格を取得しました。ソーシャルワーカーとして現役で働いていても受験資格はなかったのです。働きながらの受験勉強は大学生より大変でしたよ。

今後、日本はますます高齢化が進み、福祉を必要とする人は増えていきます。社会福祉士の需要は増すばかりです。社会福祉士がもっと世の中に増えていってほしい、そのためには今進路に迷っている高校生のみなさん 福祉の道も考えてみませんか?

 

 

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<4年生が壁と窓に向かって一心不乱に勉強中の様子>