【ようこそ!臨床心理専攻へ!】(4)スクールソーシャルワークって何?

2015年6月22日

リレーコラム『ようこそ!臨床心理専攻へ!』。4回目となりました。
みなさんこんにちは。臨床心理専攻の横山 裕です。

私は臨床福祉学科4年生対象に「スクールソーシャルワーク論」を講義しています。

今回は、(たまたまこの原稿を書こうとしていた昼休みに偶然大学の廊下をフラフラしていて運良くor悪く横山に見つかってしまった)受講生4名からスクールソーシャルワークについて質問をもらいましたので、それに答える形で「スクールソーシャルワーク」を紹介します。

 

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横山「今日はちょうどみんなと出会えてうれしいなぁ」

全員「。。。。。。」

横山「さて、ここに皆さんに集まってもらったのは、スクールソーシャルワークについて、臨床福祉学科ブログで横山が高校生の皆さんにわかりやすく説明するためにあなたたちから質問をもらおうと思っているんだけど。何か質問はない?雑な振りで申し訳ないが」

 

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女子A「他の先生みたいにちゃんとした原稿を書けばいいじゃないですか!」

横山「それが出来れば、皆さんを拾い集めたりしませんよ」

女子B「私たちは空き缶かダンボールですか?」

横山「いえ、悪い方に考えないでください。君たちは夢のカケラ、輝きだすダイヤモンドです。」

男子A「マニアックすぎますよ」

 

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横山「とにかく、私が一人でスクールソーシャルワークを説明するよりも、高校生に近い感性の持ち主のあなたたちからの質問に答えるという言葉のキャッチボールの方が高校生諸君にはより分かりやすいでしょ。そう思いませんか?」

全員「。。。。。。(思いません)」

横山「何はともあれ、はやく質問してここから出ないと次の講義の時間に遅れますよ」

女子A「軽い誘拐、監禁ですよね」

横山「何をおっしゃる、人聞きが悪いな。ホント、何から書けばいいのか浮かばすに困ってるんです。ご協力のほどよろしくお願いします」

女子A「じゃあ、スクールソーシャルワークって何をするんですか?」

 

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横山「チョー基本から聞いてきたね」

女子A「高校生に読んでもらうんでしょ、先生、わかってますか?」

横山「はい、そうでした。つい講義時間と間違えました。すみません。スクールソーシャルワークとは、問題を抱えた子どもたちの環境に介入し、関係機関と連携して問題を解決することだよ」

男子A「問題を抱えた子どもたちって?」

横山「不登校や非行、虐待を受けている子たちです」

女子B「虐待を受けている子は大変な問題を抱えていると思うけど、不登校や非行は問題のある子どもじゃないんですか?」

横山「スクールソーシャルワークでは、不登校や非行といった問題行動の原因が子どもたちにあるとは考えないんだ。子どもたちを不登校や非行に向かわせる環境があるから子どもたちに不登校や非行といった問題行動が引き起こされると考えるんだ」

男子B「だからスクールソーシャルワークは環境に介入するという言い方をするんですね。子どもたちに問題を引き起こさせる環境って具体的にはどういう環境ですか?」

横山「そうですね。これも一概にこれだ!っていえないんだけれども、例えば、最近よくマスコミで取り上げられているのは貧困です。家庭の経済状況が本当に苦しくて、その悪影響が子どもに及ぶんだよ。日々の生活が苦しくてそのストレスで保護者が子どもを虐待したり、食べ物が家に無くて子どもがスーパーで万引きしたり、あるいは学用品が揃えられなくて恥ずかしさから学校に行けなくなったり、貧困は様々な問題を子どもたちにもたらすんだよ」

女子A「悲しいことですねぇ。それをスクールソーシャルワークで解決するんですね」

横山「義務教育までの子どもたちに一番関わるのは学校だから、とにかく学校を拠点にして先生方と一緒に生徒を見守って、問題を起こした生徒や困っている生徒がいたら、その原因となっている環境をつきとめ、その環境を改善して子どもたちの問題を解決していく、それがスクールソーシャルワークなんだ。もちろんその時に、問題解決に役立つところ、例えば、児童相談所や警察、市役所、教育委員会などと連携することが必要になってくるんだ。学校の中だと、担任の先生以外に保健室の先生、部活動の先生、生徒指導の先生、それとスクールカウンセラーの先生とも頻繁に気になる子どもの支援について話をしているんだ」

女子B「スクールソーシャルワーカーには、どうやったらなれるんですか?」

 

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横山「九保大の臨床福祉学科でちゃんと学べばなれるよ」

男子A「いや、そういうことではなくて、高校生にわかるように説明してください。本来の目的を忘れないでください」

横山「ごめん、ごめん。皆さんに話していたら、やっぱり講義と錯覚してしまうね。文部科学省によると、基本的に必要な資格は、社会福祉士か精神保健福祉士だね」

 

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女子B「じゃあ、うちの学科で社会福祉士か精神保健福祉士を取って、大学院で臨床心理士を取ったら、スクールソーシャルワーカーにもスクールカウンセラーにもなれるってことですか?」

横山「そうですね。それはぜいたくな話だね。基本、スクールソーシャルワークとスクールカウンセリングは、間接援助か直接援助か、という支援形式の違いがあるんだけど、両方の視点とスキルをもつ人材であれば、支援の現場では貴重な存在になるよね」

男子A「講義では習ったんですが、直接援助と間接援助って、いまいちちゃんと理解していないんですよね。もう一回教えてもらえますか?」

 

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横山「教えてあげたいのはやまやまですが、次の時間が始まりますよ。みなさん、次の教室に行ってください。私もお腹がすいたので食堂に行きます。はい、みなさん、行った、行った」

女子A「扱いがひどくないですか!せっかく協力したのに」

女子B「先生、何を食べるんですか?」

横山「チキン南蛮定食に決まってます!いや、今は、第2食堂にジョルジョさんが来ているから本場のパスタも捨て難いなぁ。どっちがいいと思う?」

全員「知りません」

ということで、スクールソーシャルワークについてわかっていただけたでしょうか?スクールソーシャルワークの説明とはまた別の話ですが、4年生ともなると、大学では先生と学生とはなんでも対等に話ができることはわかっていただけたと思います。これは大学と高校の大きな違いの一つです。

スクールソーシャルワークについて、まだよくわからなかったという方、スクールソーシャルワークとスクールカウンセリングの間接援助と直接援助の違いについて気になるという方、そういう方はぜひ7月25日(土)26日(日)のオープンキャンパスにお越しください。横山が丁寧に説明させていただきます。あと、食堂でチキン南蛮定食の無料提供もやってます。そちらの方もぜひ。

ヘンテコな文章、最後まで読んでいただきありがとうございました。
(忙しいのに協力してくれた早田さん、坂本さん、島田くん、増田くん、本当にありがとう)

 

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【ご案内-1】 臨床心理専攻での『学びの特色』と『卒業生の進路』については、『臨床心理専攻で、目指そう!心のWライセンス!!』(2015年5月27日投稿記事)も、あわせてお読みいただければ幸いです。

 

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