【臨床心理専攻リレーコラム:卒業生をご紹介!】(4)市役所・楠本隆秀さん

2015年9月30日

今回は、様々な現場で活躍する卒業生紹介の第4弾です。
今回ご紹介するのは、第9期生田中ゼミだった楠本隆秀さんです。

20150930tanakayoko01.jpg


楠本さんは卒業後、病院で働いていましたが、一念発起、今は地元長崎県のとある市役所の市民福祉課で働いています。市役所での1年目は高齢者福祉担当でしたが、今は障害福祉担当です。障害をお持ちの方への福祉サービスの支給決定や事業所が福祉サービスに適正にお金を使っているかなどの審査など、障害福祉に係る事務全般を行っています。

窓口や電話対応、訪問の際に、丁寧で分かりやすく笑顔で説明しよう、お話をしっかりお聴きしようと心がけています。そして、それが伝わって「ありがとう」と言っていただくのがうれしい瞬間です。特に、窓口に怒って来られた方が、笑顔でお帰りになるときには、大学で学んだ時間がとても有意義だったと実感するそうです。

彼は、入学後すぐからMSW(医療ソーシャルワーカー:医療分野の社会福祉士)になって病院で働きたいという目的意識をしっかりと持っていました。そのため、授業もボランティアもサークルもとても熱心に取り組んでいました。また、在学中から福岡県医療ソーシャルワーカー協会の学生会員になってネットワークを広げていました。そのような活動の合間に、電車賃をバイトで稼いでは県外で就活をしていた頑張り屋さんです。本学では、卒業式で、児童福祉・教育の先駆者 石井十次の人格とその理念を記念・継承することを目的に、福祉を学び卒業する優秀な学生に「愛の十次賞」が贈られます。楠本さんはその賞を手に卒業していきました。

20150930tanakayoko02.jpg(一緒に働いている方と)

学生時代はめいいっぱいやっていたように見えた楠本さんですが、今になってもっとやっておけばよかったと思うことがあるそうです。もっと多くの方と関わっておけばよかった!既定の実習だけでなく自主実習しておけば、もっと現場の動きや考え方を知ることができ、今の仕事に生かせることがたくさんあったはずです。また、専門性を深く突き詰めていけばいくほど無駄なことなんて1つもないと痛感しています。さらに、パソコン(最低でもワードとエクセル)を完璧に使いこなせると仕事の範囲が広がります。

今の職場には社会福祉士が少なく、日々の業務に追われています。しかし、与えられた仕事だけをするのではなく、その仕事の中から課題を見つけ、必要なことは問題提起することを常に心がけています。そうして、地域のニーズを把握し、市役所だけでなく広く関係機関と連携し、周りを巻き込みながら、誰もが住みやすい町をつくりたいと考えています。学生時代よりも少し大人になって、考えが広がりましたね。その成長はゼミの先生としてはうれしいことです。

20150930tanakayoko03.jpg

(友人の結婚式で田中ゼミで一緒だった松尾さんと)

楠本さんから皆さんへメッセージです。
「これから市役所の関係各課へ移動する中で、スキルアップし、地域から頼られ、信頼されるMSWになるのが夢です。将来の夢が決まっていない皆さん!ともにMSWを目指しませんか?」

文責 田中陽子

------------------------

20150930tanakayoko04.png

【ご案内-1】 臨床心理専攻での学びの特徴については、リレーコラム『ようこそ!臨床心理専攻へ!』も、あわせてご覧下さい。
(1)スタッフ紹介!(2015年6月1日公開記事)
(2)カウンセリングを学ぶって?(2015年6月8日公開記事)
(3)臨床心理士になるためには(2015年6月15日公開記事)
(4)スクールソーシャルワークって何?(2015年6月22日公開記事)
(5)「アニマルセラピー」を学ぶって?(2015年6月29日公開記事)

20150930tanakayoko05.png【ご案内-2】 Twitter/Facebookでも活動中!どちらも、アカウントを持っていなくても見ることができます。もしよかったら、『フォロー』や『いいね!』をお願いします!
[Twitterアカウント] 九保大・臨床心理専攻 @KUHW_psychology
[Facebookアカウント] 臨床心理専攻 九保大

<< 前へ>> 次へ