2017年6月

介護福祉実習指導者会議

2017年6月29日

介護コースの清水です。こんにちは。

6月23日(金)に介護福祉実習指導者会議を本学で行いました。

 

 2年生から始まる介護福祉士になるための介護実習を受け入れてくださっている施設の実習指導者と教員、学生が集まり、昨年度の実習報告や今年度の実習のお願い、意見交換などをしていく場として毎年実施しています。

 

 今年度も4年生は昨年度の第3段階介護実習の報告をしました。


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次に、3年生は昨年度の第1段階、第2段階の介護実習の報告をしました。


 

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3・4年生はとても緊張していましたが、一生懸命準備をし、発表に臨みました。

 良い体験になり、また一つ成長できたのではないかと思います。

 

 2年生はこれから初めての実習に臨みます。先輩の話をメモをとりながら後ろで聞いていました。


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実習指導者の皆様、ご参加いただき誠にありがとうございました。

 今後ともご指導よろしくお願いいたします。

沖田ダムの森の中を歩きながら(5)

2017年6月25日

季節は梅雨入りしたものの雨の少ない毎日です。沖田ダムの小道も,春先の鳥たちのさえずりもちょっと静かになり,もうしばらくしたらセミなどがうるさくなってきます。1周約8㎞のコースの中で,ほっとする景色がこの写真です。起伏のある坂を登り,わずかに右に曲がった所に広がる山並みと湖面のコントラストが好きな場所の一つです。

 

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さて,深町純という音楽家との出会いは,その音楽よりもデビュー時のエピソードや音楽性に関する活字情報の方が早かった記憶があります。東京芸大を卒業を目前にして退学した話や初期の編曲がイギリスのポール・バックマスターを模倣しているといった非難めいた文章を読んだ記憶があります。

芸術の才能と大学卒という資格の相関関係の有無は難しいものがありそうです。芸術大学を出たからといって傑作を生み出せる訳もなさそうだし,一方では芸術大学に行くことで眠っていた才能が目覚めることもありそうだし...。

もう一つの音楽性に関しては,確かにポール・バックマスターの影響を受けていることは否定できないように思います。それは一口で言うと,チェロやコントラバスなどの低音の弦楽器を多用していることです。ポール・バックマスターは初期のエルトン・ジョンの編曲を担当しており,その特徴は低音楽器を使ったクラシカルな味わいにあります。エルトン・ジョンのバックを担当した作品があります。しかしながら,彼が編曲した作品の中で最も耳にする楽曲としては,ニルソンが歌った「ウィズアウト・ユー」だろうと思います。ちなみにこの曲はバッド・フィンガーというグループの作品をニルソンがカバーしたものです。両者を聞き比べると編曲の面白さも理解できると思います。

深町純の初期の音楽活動のうち,編曲に関しては上に記したようにポール・バックマスターのように弦楽器を多用しています。私のお薦めは井上陽水の2枚目のアルバム所収の「夜のバス」やアリスの「明日への讃歌」,そして後藤明の「春・夏・秋・冬」の3曲です。これらに共通しているのは,低音の弦楽器が躍動していることです。編曲を「歌い手を引き立てる」と定義すると,彼のアレンジは原曲を引き立てるどころか,歌手と堂々と渡り合っているというか,歌そのものよりもバックの伴奏に耳が行ってしまいそうなところがあります。まるで,歌手と同じように自己主張しているようにも聞こえます。それだけに聴き応えはありますが,制作者サイドからすると,依頼しづらくなるような面もあるのではないかと推測してしまいます。

その後の深町純はフュージョンと呼ばれる分野に活路を見出しますが,この分野については詳しくなく,また興味関心もあまりないので遠くから眺めているだけでした。ところが,数年前,彼が日本の唱歌等を出しているのをCD雑誌で見つけて,どのような編曲で聞かせてくれるかという興味が起こり購入しました。その時点では,深町純がオーケストラに編曲した唱歌集かなと思っていたのですが,聴いて驚きました。深町純のピアノソロによる演奏ですが,まさに彼ならではの自己主張の強い作品です。「抒情歌集」のレコードやCDは持っている方ですが,それらに共通するのは一緒に歌える,BGMとしても聴くことができるといった心を和ませる点だと思います。しかし,深町純の演奏は,装飾音を多用し,リズムも一定ではなく,魂を揺さぶるような演奏です。BGMどころか聴き入ってしまう演奏です。「Hert of the Country~心の抒情歌集」と銘打たれたこのCDには,赤とんぼ,故郷,浜辺の歌,早春賦,朧月夜,旅愁,故郷の廃家,冬景色,花,卒業式の定番だった仰げば尊し・蛍の光など18曲が収められています。彼は「中島みゆき作品集」も発表していますが,これも元歌に負けない骨のある作品です。CDの帯に「情念の天才ピアニスト深町純が底知れない知性とその狂気にも似た才能によって紡ぎ出す中島みゆきの世界」という表現がありますが,まさに言い得て妙だと思います。

低音の弦楽器を中心としたオーケストラ・アレンジで自己主張した深町純は,最後は自らのピアノ1台で自己主張して逝ってしまったのかも知れません。

今回のこのブログで紹介した楽曲のうち,アリスの「明日への讃歌」はメンバーの矢沢透編曲のものもあります。また,後藤明の「春・夏・秋・冬」は「TBS水曜劇場の時間ですよ」という2枚組に収録されています。このCDは『時間ですよ』や『寺内貫太郎一家』などの番組で使用された音楽を集めたもので,変化に富んだ収録曲でお買い得です。ポール・バックマスターについては,エルトン・ジョンの『マッド・マン』がお薦めです。井上陽水の「夜のバス」は『陽水Ⅱ センチメンタル』に収められています。最後に,ニルソンの「ウィズアウト・ユー」は70年代の洋楽を集めたCDなどに収められています。

臨床福祉学科 長友道彦 でした。

第25回日本社会福祉士会全国大会・社会福祉士学会(福島大会)

2017年6月20日

臨床福祉学科の日田です。6月3日・4日に福島県郡山市で開催された第25回日本社会福祉士会全国大会・社会福祉士学会に参加してきました。

 

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日本全国からおよそ1,200名の社会福祉士さんが参加されており、大盛況でした。私も本学の教員であると同時に社会福祉士ですので参加してきました。

 

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大会では、メイン会場での基調講演を始め、各分科会会場に分かれて会員からの発表もあり、会員相互の質疑応答では活発な議論が行われていました。


大会で得た新しい知見は、社会福祉士として明日からの活動の活力になります。

もちろん夜の懇親会も全国の会員と交流を深めて大いに盛り上がりました。私も日本酒の美味に酔いしれました。

ただ、次の日朝から分科会発表でしたので、抑え気味に飲んだのが心残り…。




 

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二日目の分科会で最近の調査研究の内容を発表してきました。これも社会福祉士として、また大学に身を置くものとしての務めです。


発表は毎回緊張しますが、発表を聞いてくださった会員さんからの質問を受けて、こちらも多くのことを学べるので、大変有意義です。また、全国各地から参加されるので、交流も深まります。

 

 

 

 





 

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普段の職場から離れて学会に参加することは、刺激にもなりますし、自分のモチベーションに繋がります。今後も精力的に学会に参加しようと思います。


臨床福祉学科 日田

仮設団地を、『人もペットも暮らしやすい街』にするために:熊本県益城町から

2017年6月13日

日本は災害大国と言われています。災害は、地域を襲い、私たちの<こころ>や<くらし>を根本から破壊してしまいます。人の<こころ>や<くらし>の支援を学ぶ心理学や社会福祉にとって、災害は、大変重要なテーマとなっています。


そして、災害が起きると、人間だけでなく、「ペット」も被災します。


『アニマルセラピー』では、人の<こころ>や<くらし>を支えてくれる動物たちですが、災害時には、飼い主とともに、支えや助けを必要とする存在となります。

 

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2016年4月に発生した平成28年熊本地震の被災地でも、ペットを「家族」と思う被災者の方々が、ペットとともに厳しい避難生活を送らざるをえませんでした。


私は、諸々のご縁があって、4月16日の「本震」直後から、最も被害が大きかった熊本県益城町内の避難所・仮設団地で、被災された方々とそのペットへのサポートに関わらせていただくようになりました。

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昨年7月には、益城町総合体育館避難所で、現地支援者の方々と共同で、避難ペットの写真展『いぬネコ家族写真展』の開催等のお手伝いをさせていただきました。

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多くの方が仮設住宅に入居された昨年11月以降は、ペットとともに仮設団地で暮らす飼い主(被災者)や現地の支援者とともに、『わんわんマナーアップ大作戦』など、「人もペットも暮らしやすい街づくり」を掲げた企画の立案・実施に関わっています。

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去る5月14日(日)、益城町最大の仮設住宅「テクノ仮設団地」にて、『第3回わんわんマナーアップ大作戦』が開催されました。このイベントは、「犬の飼い方マナー講座」の後、仮設団地の犬の飼い主さんたちといっしょに、「愛犬を連れて仮設団地のゴミを拾う」企画です。
(※この日のイベントの様子は、5月29日付の朝日新聞朝刊でも取り上げられていましたね)
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20170529000154.html

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被災地は厳しい状況が続いていたので、これまでは、主に私1人で活動してきたのですが、今回、初めて、私のゼミに所属する臨床心理専攻3年生の学生3名とともに、仮設団地でのイベントに参加しました。

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初めて訪れる被災地・仮設団地の雰囲気に圧倒されつつも、3人とも動物が好きということもあり、ボランティアとして積極的に活動に参加してくれました。

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イベント終了後、地震発生以降のペットとの生活についてお尋ねするため、仮設住宅の飼い主さんのお部屋を訪問。急なお願いだったにもかかわらず、大変ていねいにご対応いただき、ゆっくりとお話を伺うことができました。

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その後、未だ地震の爪痕が残る益城町中心部へ。益城町では、倒壊家屋の解体がようやく進み、何もない更地がずいぶん増えていました。


大学に戻ってからのゼミで、今回の訪問について学生たちと意見交換しました。ゼミ生からは、「ペットを介して、被災者同士がつながること」「ペットを飼っていない住民もイベントに参加していること」等、『わんわんマナーアップ大作戦』の意義についての意見がありました。一方、発災から1年1ヶ月経ってもなお残る街の傷跡や、仮設団地での生活の厳しさにショックを感じたとの声も寄せられました。


ゼミ生たちは、3人とも、社会福祉士・精神保健福祉士等の援助専門職を目指していますが、今回の訪問が、若い感性にとって良い学びの機会になっていることを期待しています。同行してくれた佐藤君・林田さん・藤岡さん、早朝からありがとう!また、お忙しい中、私たちのためにお時間を割いてくださった住民の方々に、改めて感謝申し上げます。

加藤 謙介

2回目のチューター時間

2017年6月 8日

こんにちは。臨床心理専攻教員の横山裕です。

 

今年度も始まって2ヶ月がすぎました。

みなさんはそれぞれ好スタートをきってしっかりと勉強に部活に頑張っていることだと思います。

 

特に、高校生3年生の皆さんは地区の高校総体も終わり、次の目標にむけて考えているところだと思います。野球部や吹奏楽部などはまだまだ部活動が続きますが、悔いの残らぬようにしっかりと頑張って下さい。

 

さて、大学生活はどうでしょうか?今年度入学した1年生の月に一回のチューター時間が今日ありました。中学校、高校までのホームルームの時間みたいなものです。

本来は、大学生活において勉強やサークルあるいは延岡での一人暮らしについて、うまくいくようにみんなで話し合う時間なのですが、私のクラスのみんなは何にも問題がないので、今日の話題はどうしようかとおもっていたら、クラスで唯一男性の東くんが、とってもすてきな差し入れを持ってきてくれたので、みんなで美味しくいただきながら、アニマルセラピーや自己分析や地域活性化などについてディスカッションして過ごしました。

 

 

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まだ、2ヶ月しか経っていないのに、それぞれの意見のなかに、講義で学習した成果がみれるのが、頼もしかったです。

 

この調子で、大学生活を満喫してほしいと思いました。4人のこれからが楽しみです。

 

ちなみに、東くんの差し入れは、彼のお手製です。完成度の高さにびっくりです。お味はもちろん、超〜美味しかったです。将来、パテシエ兼ソーシャルワーカーというのも十分に可能です。

 

 

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ユニバーサルデザイン

2017年6月 5日

先日、ある番組で「写真をみてオカシイところを探してください」という脳トレクイズが出題されていました。下の写真はそのとき出題された問題と同じ様に作成した写真です。どこがオカシイか解りますか? 

 

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ドアの取っ手のところをみるとレバー型ハンドルになっています。レバー型はふつう開き戸(押し引きで開閉するドア)に取り付けられますよね。ところがドアの上部をみるとドアのレールがあります。ということはこのドアは引き戸(横にスライドさせるドア)ということになります。つまり、正解は「ドアの取っ手がオカシイ」です。

私たちは日常生活で数々のモノを目にします。はじめて使うモノでも過去の経験から「たぶんこう使うだろう」と予測する、つまり“直感的”にモノを使ってみることがあります。ところが、この問題のように“いつもと違う使い方”になっていると混乱してしまいます。

「誰もが使いやすいデザイン」という意味の『ユニバーサルデザイン(UD)』という言葉があります。「使い方が容易にわかる」というのもUDの原則の一つです。誰もが直感的に使い方がわかるデザインが望ましいわけです。

臨床福祉学科には福祉住環境を学ぶ講義があります。その講義でUDの考え方も学んでもらっています。UDはものづくりの場面で用いられることが多いので福祉専門職には直接関係はないかもしれませんが、支援する当事者の生活をUDの視点で見つめると当事者本人も意識していない「潜在的な生活の困難」に気づくことができるかもしれません。

福祉住環境を学ぶ講義を通じて、相談・介護技術とともに生活環境の改善にも関心がもてる福祉専門職として活躍してくれることを期待しています。

臨床福祉専攻 三宮 基裕

授業風景・中学生福祉体験

2017年6月 2日

こんにちは、介護福祉コースの稲田弘子です。

 今日は「介護福祉コース4年生」の「授業」や「福祉体験での説明会」の様子をご覧いただきたいと思います。

 

 「生活支援技術演習Ⅳ」の授業内容

九州保健福祉大学での介護福祉士養成は、「人を支援する」ための知識や技術の習得はもちろんのこと、人に教える、指導するといったプレゼンテーション能力向上にも力を入れています。

  今まで学生は、教員作成のチェックリストのもと「実技試験を受ける」立場でしたが、この授業では、学生自身がチェックリストを作成しています。

 

学生が作成したチェックリスト 

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学生が作成したチェックリストをもとに、「課題」をチェックしていきます。

 

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チェックした後、みんなでディスカッションします。

 *ベッドの端に座った状態(端座位と言います)から、ベッドの仰向け(仰臥位と言います)に寝るためには、この課題では、どのように介護すれはいいのかなど、疑問に疑問に思ったことをみんなで考えます。

 

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延岡市内の中学校生への福祉体験 

一般浴の出入りの方法(写真左) 車いすの説明(写真右)

 

 

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特殊浴槽の説明(写真左) 食事の自助具の説明(写真右)

 

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中学生は、「入浴」「車いす」「食事の自助具」の3つのコースを15分ずつ説明・体験しました。なかなか好評でした。

  介護福祉コース4年生は、はじめての体験でしたので、「15分という時間の感覚がわからなく難しかった」と言っていましたが、『次からは今回体験したことで、15分という感覚がわかったので、「説明・体験時間が○○分で」と言われても、対応できるよ』という、力強いお言葉を学生からいただきました。心強い限りです。

  4年生後期では、3年生に授業をします。

  また、その様子をご報告しますね。