2017年6月 5日

ユニバーサルデザイン

2017年6月 5日

先日、ある番組で「写真をみてオカシイところを探してください」という脳トレクイズが出題されていました。下の写真はそのとき出題された問題と同じ様に作成した写真です。どこがオカシイか解りますか? 

 

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ドアの取っ手のところをみるとレバー型ハンドルになっています。レバー型はふつう開き戸(押し引きで開閉するドア)に取り付けられますよね。ところがドアの上部をみるとドアのレールがあります。ということはこのドアは引き戸(横にスライドさせるドア)ということになります。つまり、正解は「ドアの取っ手がオカシイ」です。

私たちは日常生活で数々のモノを目にします。はじめて使うモノでも過去の経験から「たぶんこう使うだろう」と予測する、つまり“直感的”にモノを使ってみることがあります。ところが、この問題のように“いつもと違う使い方”になっていると混乱してしまいます。

「誰もが使いやすいデザイン」という意味の『ユニバーサルデザイン(UD)』という言葉があります。「使い方が容易にわかる」というのもUDの原則の一つです。誰もが直感的に使い方がわかるデザインが望ましいわけです。

臨床福祉学科には福祉住環境を学ぶ講義があります。その講義でUDの考え方も学んでもらっています。UDはものづくりの場面で用いられることが多いので福祉専門職には直接関係はないかもしれませんが、支援する当事者の生活をUDの視点で見つめると当事者本人も意識していない「潜在的な生活の困難」に気づくことができるかもしれません。

福祉住環境を学ぶ講義を通じて、相談・介護技術とともに生活環境の改善にも関心がもてる福祉専門職として活躍してくれることを期待しています。

臨床福祉専攻 三宮 基裕