2018年1月

実習報告会

2018年1月29日

 

昨年夏に社会福祉実習を終えた実習生の実習報告会を開催しました。

お世話になった実習先の指導者をお呼びし、実習後の事後学習も含めて、最後の実習報告です。

2年生の後期から実習の事前学習が始まり、1年半の時間をかけて終了します。この間、実習先選び、体験学習、事前学習、本実習、事後学習、報告会とたくさんのステップを踏んで学生たちは成長してきました。

どの学生もしっかりとした報告ができ、大きく成長できたことを実感しました。

 

報告会当日の様子
私の担当した高齢者分野では、報告会の企画・準備・運営をすべて学生中心でおこないました。

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2/3・4は社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験です。今、4年生は最後の追い込みをかけて勉強中です。

3年生は報告会を終えて、ほっと一息ついているところですが、今年1年国家試験合格を目指してさらなる成長を遂げてくれることを願っています。

臨床福祉学科 三宮基裕

「資格は大切」という実感

2018年1月26日

先日、本学もセンター試験の会場となり、私も試験監督をしました。受験生も大変ですが、実は監督も大変なのです。全国の試験会場どこでも同じように実施しなければなりませんので、受験手引きにある説明の一言一句も間違えてはいけません。試験開始、終了の時間も1分、1秒たりともたがえてはならないのです。不正行為と思しきことは徹底的にチェックします。そして受験環境にも最大限の注意を払わねばなりません。手違いがあればそれが全国ニュースになり、世間の非難の的にもなります。とある大学では、試験監督が居眠りをしていびきをかき、それが静謐は受験環境を乱したということで、ニュースで取り上げられていました。本学はトラブルもなく、無事に済みほっとしました。

 

翌日の新聞に試験問題が掲載されます。私の受験時代は、いわゆる受験戦争まっただ中でしたので、それなりに勉強しました。でも、今や試験問題を見ても解けなくなっています。それを解いている受験生たちを見ると、すごいなと思ってしまいます。彼ら/彼女らはセンター試験の後に大学ごとの試験に臨んでいくわけですが、希望の大学に入れるよう、頑張ってほしいものです。

 

多くの人たちはこのセンター試験の結果によって私大へ行くか、国立へ行くかを決めるのでしょう。私大である本学と本学科の宣伝を少し。本学の目標は「社会に有為な人材を養成する」ことです。これを我々の学科の目標に置き換えると「資格を持った多くの学生を世に送り出す」となります。当学科では社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、公認心理師(準備中)の国家資格が取れます。

 

「資格」の強みはなにか。それは「一生もの」であることです。年をとっても体が動けば、ずっとそれを使って働き続けることが出来るのです。このうちの一つ、できる学生は二つもとれば、なんとか食うことは心配しないで生きていけるでしょう。実はこれがとても大切なのだと実感しています。なぜか。私自身、定年が近くなり、もうじき新たな仕事探しをしなければなりません。当学科で教員をやっていますが、私はこれらの資格を持っていないのです。いくつかの大学、大学院を出ているので、学歴は高いですよ。でも、これは高齢者の仕事探しにはあまり役立ちません。今更ながら、「資格」を取っておけばよかったと後悔しています。生きていくには「学歴」じゃないよ、「資格」だよと多くの人に声を大にして言いたい!!

大学選ぶときに、頭の片隅にでも入れておいていただければ幸いです。

 

文責 秋葉 敏夫

沖田ダムから交響詩曲「伊東マンショ」を想う

2018年1月 9日

あけましておめでとうございます。今年の年賀状で嬉しかったことは,音信が途絶えていた教え子から結婚・出産して母親になったという内容でした。高校2年の時に受け持った生徒でしたが,残念ながら不登校状態になり,通信制高校へ転学した生徒でした。色々苦労した分,幸せになって欲しいと思っています。

さて,レコードやCDを買う時にちょっとした興味・関心から買ったのに,思いのほか気に入って,お買い得感を覚えたことがあります。通常のコンサートの場合は,前もって演奏される曲をCDで聴くことができるので,さほどの当たり外れはありません。ただ,新作の初演だと全くの白紙の状態で聴くことになります。一昨昨年(2015年)の⒓月,宮崎県中央部の川南町において開催されている『モーツァルト音楽祭』で,『合唱・オーケストラ・ソプラノ独唱のための 交響詩曲「伊東マンショ~時を超える祈り~」』を聴きました。宮崎を代表する歌人であり,若山牧水の研究者そして俳優の堺雅人氏の恩師としても知られる伊藤一彦氏が伊東マンショを題材に作った短歌に,平成音楽大学学長の出田敬三氏が作曲しての初演でした。伊藤氏とは同じ高校で勤務したこともあり,教科も同じ社会科でしたし,さらに宮崎県ゆかりの人物で教科書に登場している数少ない1人である伊東マンショを詠んでいるということ,さらに音楽祭の実行委員会の会長を学校評議員にお願いしたこともあって聴きに行ったのでした。

結果は?考えていた以上に素晴らしい出来映えで,興奮を覚えながら延岡に帰ったのを覚えています。作曲者の出田敬三氏の名はメロディ・メーカーとして私の頭にインプットされました。すると,その後のテレビで甲子園の高校野球を見ていたら,熊本代表として出場している秀岳館高校の校歌もきれいな旋律で出田氏の作曲でした。

勿論,一昨年の音楽祭にも聴きに行き,感動を新たにしたところでした。昨年(2017年)は,伊東マンショゆかりの西都市でも演奏されることは情報を入手していましたが,確実な日程を確認しないまま,判明したのは演奏会が終わってからのことでした。そうした中,11月下旬の朝日新聞に「苦難の旅路描く交響詩曲が完成」の見出しで,熊本での国内初演奏が紹介されていました。川南での2回の演奏に序曲が加えられ,所謂完全版の初演になるわけで,「聴かない訳にはいかない」と思い,チケットを予約しました。午前7時30分の特急バスに乗り,熊本へ向かいました。寒波の影響で五ヶ瀬から高森あたりにはうっすらと雪が見られ,阿蘇の山並みは雪化粧でした。また,西原村あたりでは仮設住宅を目の当たりにして地震の影響の大きさを実感しました。

さて,コンサートです。私は『合唱・オーケストラ・ソプラノ独唱のための 交響詩曲「伊東マンショ~時を超える祈り~」』を聴きたくて会場に行ったのですが,会場で初めてその他のプログラムを知りました(写真 プログラム)。

 

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学園創立45周年記念 熊本地震復興コンサートとして,『2017 華麗なる音楽の祭典』と銘打った演奏会でした。2部構成の内容は,Ⅰ部が協奏曲(指揮していたのは都城泉ヶ丘高校での教え子),Ⅱ部が独唱・合唱・オーケストラで,『交響詩曲』はⅡ部の冒頭でした。川南との違いは,序曲が加わっていること,何よりも合唱の数です。250名近い大合唱団です。まさに圧倒された演奏でした。この交響詩曲は名曲の名に恥じないものだと思います。昭和以降に作曲された曲で3回以上生の演奏を聴いているものに映画『砂の器』の「宿命」がありますが,それに匹敵する作品です。

交響詩曲が終わり,席を立つことも考えましたが,『蝶々夫人』の「ある晴れた日に」は生で聴いたことがなかったし,長崎・佐世保公演記念曲「長崎は今日も雨だった」はどういう編曲(オーケストレーション)なのかが気になり,聴き続けました。「ある晴れた日に」はさておき,「長崎は今日も~」が始まった時こそ,(場違いでしょう)と言いたげなかすかな苦笑が聞こえましたが,曲が進むにつれて大合唱団とオーケストラの演奏に引き込まれていき,終わったら大きな拍手でした。私は,ひょっとしたら翌日の佐世保には前川清さんがサプライズ・ゲストとして登場するのはないかと想像しましたが,どうだったのでしょうか?

そして最後は,「我がこころのふるさと“熊本”を讃えて」として,『おもいで宝箱』が演奏されましたが,これは熊本の人たちにとっては馴染みのある曲らしくて,私の隣の人を含め会場の人たちも歌っていました。これだけでも充分に楽しめた演奏会でしたが,さらにアンコールが続きます。1曲目は,時節柄「もろびとこぞりて」。出田氏の編曲は曲の終わりに,一瞬クリスマス曲のメドレーかなと思わせる「ジングルベル」と「きよしこの夜」の旋律が顔を見せる洒落たものでした。2曲目は童謡の「ゆき」。そして,本当のフィナーレは,ウィーン・フィルの『ニュー・イヤー・コンサート』の定番の「ラデッキー行進曲」で,会場のみんなが(私も)手拍手をして盛り上がって終わりました。

コンサートが終わったときに,私の横に坐っていた3人家族の高校生らしき男の子が「明日も佐世保に行こう」とその親に話しかけましたが,私も同感でした。ただ,その準備をしていなかったので,追っかけはしませんでしたが,その価値は十分にある演奏会でした。音楽(クラシック)が好きで良かったなぁと感動を覚えた演奏会が何回かありますが,今回の演奏会もそれに加わることになりました。

 

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(おまけ)ちょっと嬉しかったこと。

1 熊本へのバスの中で,お祖母ちゃんに連れられた幼稚園児の女の子のおしゃべりが続き,お祖母ちゃんが何回か「静かに」とたしなめていました。熊本市内で降りるときに,お祖母ちゃんが誰に言うともなしに「(孫がうるさくて)すみませんでした」と言いながら降りて行きました。(イエイエ,どういたしまして。子どもはあんなものですよと思ったところでした。

2 コンサート主催の平成音楽大学にチケットを予約して当日受け取った際に,印刷ではあるけれども,写真のようなコメントがあったこと(写真  封筒)。

 

 


  

 

以上,臨床福祉学科の長友道彦でした。