教員の活動

哲学者のつぶやき 其の六

2013年10月23日

研究室のドアがノックされた。卒業生が顔をのぞかせる。他の先生のブログでもよく見る光景である。九保大は教員と学生の距離が近い。他学の学生からはうらやましがられることが良くある。

写真の女性たちは6年前に卒業し、福祉のこころで社会貢献している3人である(左から2人目だけ、本学教員「川﨑順子(よしこちゃん)先生」であるのでお間違えなきよう)。

しかし昔から「女三人よればかしましい」というように、日ごろは静寂に包まれている栗栖研究室が、途端に華やか、賑やかになった。写真の哲学者も苦笑い風である。それにしても皆、気持ちの良い笑顔である。いっぺい先生の専門分野である東洋医学の「陰陽論」になぞらえれば、母校という「帰る場所」の存在によって、社会という場所を認識し、そこへ笑顔で出ていけるのかもしれぬ。・・・ん・・・つぶやきも六回目にして、とうとう教訓めいたことをつぶやくようになってしまった。これでは「つぶやき」の本筋から離れてしまう。いかん。いかん。華やかな陽気に飲まれたようだ。つぶやきは、すなわち、有るがごとく無きがごとく。

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「九保祭」をご存知ですか?

2013年10月21日

11月2日(土)・3日(日)に九州保健福祉大学の学園祭「九保祭」が開催されます。

 九保祭では、絵画や書道等の展示コーナー、模擬店での飲食品販売、屋外ステージでのバンド・楽器演奏やダンスなど、毎年、さまざまな楽しい催しあります。

 

  黒須ゼミの学生は、地域の障がい者グループ「エンジョイ・アクション」のメンバーと合同で、九保祭にて模擬店「たこやき屋さん」を出します!

 

 10/17は、11/2・3の模擬店の前売り券発売開始日でした。

「エンジョイ・アクション」と合同で模擬店を出す黒須ゼミ3年生は、学食前で「たこやき」(前売り券¥250円、当日¥300)を販売しました。

 

前売り券販売風景(学食前)

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 他のゼミやサークルも、揚げアイス、クレープ、肉巻きおにぎり、うどん・・・・といろんな模擬店を出すようで、学祭当日が楽しみです!

 なお、11/2日(土)には”サザンオールスターズをこよなく愛するトリビュートバンド”「KAWAMURA  BAND」によるステージが開催される予定ですよ!

 

 みなさん、九保祭にぜひ来て下さいね。

 中学生や高校生の方にとっては、大学の雰囲気を知ることができると絶交のチャンスだと思いますよ!

(臨床福祉学科 黒須依子)

やられたら、やり返す。倍返しだ!

2013年10月15日

こんにちは。臨床心理専攻教員の横山裕です。

私ごとですが、47回目の誕生日を迎えました。

高校生の皆さんにはなかなかピンッとこないでしょうが、47回目ともなると自分でも誕生日だとはなかなか気がつかないんですよ。

今年もすっかり忘れていたら、横山ゼミ4年生の皆さんにサプライズやられてしまいました。

夏休みにした精神保健福祉士の現場実習、海外(インド、中国、フィリピン)自主研修、就職活動のゼミ報告会を兼ねた食事会をするからというので、すっかり報告を聞くことばかりを楽しみにして参加したのに、実際に途中までは、実習中での利用者さんとの交流話やガンジス川の氾濫の話や就職試験にでた難問の話などを楽しく聞かせてもらっていたのに……。(詳細は次回のブログで)

ゼミ生のSさんが、いま思えばわざとらしくお手洗いだと言って部屋をでていったところでみんなの怪しい雰囲気に気がつかなかった私の負けなのですが。

まさか、あんなに大きなBirthday Cakeとともにもどってくるとは、しかも間髪入れずにみんながHappy Birthdayを歌いだすとは、ハイ、完全にやられました。

誕生日は自分がこの世に生まれてきた記念日なので、やはり誰かに祝ってもらうと、大げさで申し訳ないですが、自分の存在価値というか、自分が生まれてきた意味を認めてもらっている実感がしてすごくうれしいものです。

正直に言って、もう少しで私も泣きそうでした(加齢とともに涙腺もゆるくなるんですよ)

このお礼は、卒業までの残りの日々を使って、卒論指導と国家試験対策指導でたっぷりとお返しさせてもらうおうと思っています。

こんなこともある大学って、ホント楽しいです!

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ケーキの写真を撮っておけば良かったのですが、あまりに美味しそうだったので、写真を思いついた時には既に胃袋のなかでした。かわりに、もらった色紙を載せます。これももらった時はウルウルきて危なかったです。

古書店に行こう

2013年10月 7日

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写真は駅前商店街の山下新天街にある佐藤書店から購入した『世界の名著』です。

全巻揃いだとそれなりの値段になりますが、写真のように欠本があると割安になります。

この全集の場合、20巻、50巻、66巻の3冊がありません。

 この3冊が何か知りたいですよね?

興味のある方はネットで検索してください。

  

また、この全集は人気があり、臨床福祉学科の他の先生方の研究室にもあります。

こちらも興味のある方は研究室巡りをして自ら見つけてください。

最初に予想してから巡るのも楽しいかもしれません。

  

学生にとって古本屋さんはとてもありがたい存在です。

  

まずその第一は、「安さ」です。特に出入口前に置かれた特価本台は衝撃的です。

1冊20円から100円という安さです。

もちろん、すぐに必要な本はなかなかないのですが、その学問分野を研究する上で必要になる基礎的な文献は結構あります。

 

第二は「新発見」の醍醐味です。

この醍醐味は2つあって、一つは探している本を見つける、もう一つは偶然の発見です。

初めて訪問する古本屋さんの場合は探している本の収穫が多いです。

山積みになっている場合は隅々まで探りましょう。

時間は掛かりますが納得の成果が得られます。

偶然の発見は、それこそ偶然なんです。

探していた本ではないんですが、ふと目に入ってくるんですね。

で、ぱらぱらと頁を捲るとこれが面白い。

 

と言う訳で古書店に行きましょう。

 

因みに、第54回 東京名物神田古本まつりは2013年10月26日(土)~11月4日(月・祝)です。

 

高橋直也

哲学者のつぶやき 其の五

2013年10月 4日

研究室の外ではヒグラシが鳴いている。哲学者はその日グラシだ。大学は実習、試験あるいは特別講義期間である。哲学者は十月から始まる後期講義に向けて資料を作成する毎日である。つまり、嫌でもパソコンとにらめっこすることになる。
フと、パソコンのピクチャー・ファイルを覗いてみた。いっぺい先生は写真も趣味であるから、当然ながら哲学者に関する写真も撮りためている。そんな中で哲学者が主催する「栗栖杯ボーリング大会」の写真がでてきた。延岡に赴任してきた頃、「栗栖杯と名前をつける」とか、「大会会長だから」とか、いっぺい先生にそそのかされて優勝カップを購入した。それ以来、介護福祉士や社会福祉士を目指す学生と教員を対象に細々と続いている大会である。そういえば、今年はまだ未開催だ。こういった大会を継続するためには、瞬発力が必要だ。当然、哲学者に瞬発力などあるハズもない。ただ、どういう訳か続いている。慣性の法則か?惰性か?ともかく、今年も「誰か」が瞬発力を発揮して開催にこぎつけるのを横から眺めて楽しみたいものだ。

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私も学会に行って来ました!

2013年10月 2日

田中0501.jpg8月末の残暑厳しい中、東京電機大学で開催された日本カウンセリング学会第46回大会に行って来ました。

日本カウンセリング学会は、日本の臨床心理学関係の学会の中では、会員数が5,000名を超える大きな学会です。

大学の研究者だけでなく、教育現場である学校の先生方もたくさん参加されているのが特徴だと思います。

実は、第36回大会は本学、九州保健福祉大学でした。

学会理事長で今回の大会委員長である山口正二先生に指摘されて、ハッと思い出しました。本学で開催してから10年経つのですね。

 

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 学会では、講演会やシンポジウム、調査や事例の研究発表などがありました。

久しぶりに恩師や先輩方にもお会いました。これも学会の醍醐味です。

ある先輩とは本当に10数年ぶりでしょうか・・・。
じぇじぇじぇ!!! まったくお変わりなく!

会場を後にする頃には、私もがんばらなくちゃと気持ちを引き締めました。

それから、臨床心理学分野の学会では、東日本大震災直後から様々な支援を行っています。

今回の学会でも被災地の加工品や仮設住宅の方々の手作りの品が販売されていました。私もいくつか買いました。

実際に被災地に行ってはいないけれど、遅々として進まない復興をテレビで見ていると、何かできることをできるだけと思います。

少しでも早く、少しでも安心した生活ができますようお祈り申し上げます。

文責:田中陽子

 

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Boys, be ambitious

2013年9月20日

大学教員の主な仕事は3つあります。

一つは“教育”です。人間の知への探求である研究の楽しさを学生に伝えていく仕事です。もう一つはその“研究”を自分自身ですることです。そして3つ目は研究の成果を広く社会に“発信”することです。

発信の方法の一つに学会活動があります。多くの大学教員は自分の専門分野に関わる学会に所属し、そこで研究発表をします。研究発表は社会にその成果を公表することにあたります。

私も8月末に北海道大学で開催された日本建築学会に行ってきました。

 

北海道大学の正門 広大な敷地でした。

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発表会場の工学部棟前 たくさんの発表者が来場しています。日本建築学会は会員総数約35,000名の日本有数の大規模学会です。発表者は大学教員のほか、大学院生や企業の方もおられます。

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ところで、『Boys, be ambitious (少年よ、大志を抱け)』という言葉を聴いた事がありますか?

北海道開拓の人材育成のために開設された札幌農学校(現北海道大学)の教頭に着任したクラーク博士という人物がいます。この言葉はクラーク博士が残した言葉です。

「大志」とは、大きなこころざし。「将来に対して大きな希望を持ちなさい」という教えです。この言葉の発祥の地を訪れて、改めてこの言葉を胸に刻みました。

 

クラーク博士の像 左は北海道大学敷地内の胸像、右は羊ケ丘展望台にある像です。こちらの方が有名ですね。今回は学会出張でしたので、9年前プライベートで旅行した時の写真です。

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正門を抜けるとすぐにこの石碑が見えてきます。“やるぞ!!”という意識を高めてくれますね。

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さて、研究や学会での発表というと特別な活動のように聞こえますが、最近は福祉現場で働く職員の方が中心となって組織された学会もあります。そこでは、日常の支援のなかでの取り組みについて報告され、相互の情報交換の場になっています。積極的に職員に学会発表を勧める福祉現場も増えてきました。

 

研究発表は誰でもすぐにできるものではありません。

何をテーマにするのか(課題発見力)、どうやって調べるか(研究方法)、結果をどう解釈するか(分析考察)、成果をどのように伝えるか(伝達力)、さまざまな能力が必要となります。

これらを総合的実践的に学ぶのが大学です。大学で幅広い知識と探求意識を身に着けることは、きっと将来の福祉実践に活きてきます。

 

臨床福祉学科で、社会福祉・介護・精神保健・心理・動物介在療法・福祉教育の「研究力」を身に着けて、これからの福祉社会をリードする専門職に育ってもらいたいです。

 

臨床福祉学科 三宮

文武両道

2013年9月11日

みなさんは、スポーツや芸術文化活動をしていますか?

私は、小・中学まではサッカーとバレーボールをしていましたが、高校以降は全くしていません。

ひょんなことから、今、九保大硬式野球部の部長をしています。

 

※興味のある方は、九保大硬式野球部WEBページをごらんください。 

http://kyuhobaseball.jimdo.com/

 

ただいま野球部は、宮日杯県大学野球リーグ(九州地区大学野球選手権大会宮崎県予選)の真っ最中。毎週土日に川南球場で試合をしています。

試合の模様はフェイスブックで公開しています。興味のある方は「宮崎県大学野球連盟」で検索してください。

 

 白いユニフォームが九保大です。対戦相手は南九州大学。

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この大会は、宮崎県下5大学(宮崎産業経営大学・宮崎大学・南九州大学・宮崎公立大学・九州保健福祉大学)が春と秋にリーグ戦をおこない、優勝校は九州大会に出場します。

本学も、昨年の秋大会で準優勝し、九州大会に出場しました。

 

私自身、高校・大学と運動部には所属していないので実情はよくわかりませんが、顧問として部員をみていると高校と大学のクラブ活動ではどこか違いがあるような気がします。

本学の場合の一番大きな違いは、キャプテンを中心に選手同士で練習メニューを考え、試合に臨んでいること。また、試合中のゲームプランや作戦も選手が中心になって考え実行していることです。私も監督も彼らの活躍をみて、一言二言助言をする程度です。

 

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九保大野球部に関わって10年になりますが、「選手自身で野球部を創る」というのは代々続くよき伝統だと思います。彼らは座学では学びえない貴重な経験をしています。本学の野球部員にはクラブ活動を通じて『自ら考え創り上げる力』を身につけてほしいです。

 

スポーツで得た考える思考を学問に活かす。学問で得た考える思考をスポーツに活かす。

まさに文武両道です。

 

大会もそろそろ終盤。ぜひとも九州大会目指して頑張ってもらいたいです。

 

写真は臨床福祉学科の2年生です。今大会、ホームランも打っています。来年は3年生。チームの中心選手になってくれるはずです

勉強もスポーツも芸術文化活動もボランティア活動も、何事にも積極的にチャレンジする学生を育てていきたいです。

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臨床福祉学科 三宮基裕

モンスターズ・ユニバーシティ

2013年9月 9日

こんにちは。臨床心理専攻教員の横山裕です。

 

 本学の後期は10月1日スタートなので、ゼミ生たちはまだ夏休み中です。

 

 病院で実習している者、海外旅行に行っている者、バイトに精を出している者、実家でのんびりしている者、それぞれに夏休みを満喫している真っ最中だと思います。(ゼミ生の夏休みについては面白いことをしたゼミ生がいたら、またこのブログでご紹介します)

 

 ということで、私も休暇を取って映画「モンスターズ・ユニバーシティ」を観にいってきました。今回は感想を少し。

 

 この映画は11年前に公開された「モンスターズ・インク」の前日譚(その物語よりも前の話)です。なので、タイトルのとおりに、ストーリーは前作の主人公でプロの怖がらせ屋モンスターであるマイクとサリーの大学時代の話です。

 

 プロの怖がらせ屋モンスターを目指してモンスターズ・ユニバーシティの「怖がらせ学部(School of Scaring)」に入学してきた、性格も才能も全く違うマイクとサリーがお互いに影響しあい成長していく様が描かれています。

 

さすがにピクサー(会社)の映画だけあって、圧倒的に奇麗なアニメーションとストーリー展開の面白さに引き込まれ、あっと言う間もない2時間でした。

 

映画の後、強く思ったのは、私自身もかつては大学生でしたし、いま九保大で仕事をしているから余計にそう思うのでしょうが、やはり大学というところは若者を成長させる場所なのだということです。

 

大学は、講義もありますが、それ以上にお互いを成長させあえる親友との出会いをもたらす場所なのです。

 

映画を観た後でゼミ生のことを考えると、あの学生とあの学生はまさにマイクとサリーみたいだとか思えて、ほのぼのとしてきて、映画のようにお互い影響しあって成長してほしい、そしてずっと親友であって欲しいと思ったりしました。

九保大で生涯の親友に出会い、そして成長する。そんな学生たちの様子をずっと見守っていたいと心から思います。

 

大学進学を考えている高校生のみなさんには、この「モンスターズ・ユニバーシティ」、ぜひおすすめです。

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の画像は、たまたま大学にいた前田ゼミの学生さんに描いてもらいました!なかなかの画伯ぶりです。

哲学者のつぶやき 其の四

2013年8月30日

社会福祉学部には「通信制」の大学院がある。通信制であるから、院生と会うのは専らパソコン画面である。七十歳を迎えようとしている哲学者も、通信機器を駆使して院生の指導にあたっている。しかし研究は、面と向かい合った場でのやりとりがないと味気ない。そして年に3回だけ、「スクーリング」と呼ばれる、院生と指導教員が肉声を交し合う期間がある。

 

写真はそんな貴重な「スクーリング」における指導風景である。1枚目は、いっぺい先生の指導している院生、もう一枚は図らずも私の指導を受けることとなった院生である。院生、遠方より来る。また楽しからずや・・・と、いきたいところだが、そうはいかぬ。結局、今年も夜9時までの指導となってしまった。本来ならもっと早く切り上げたいところであったが、お目付け役のいっぺい先生がなかなかOKを出してくれぬ。これでは高齢者の楽しみである夜のお酒タイムが台無しである。案の定、ファミレスで食事することとなった・・・。今回は哲学者の愚痴になってしまったようだ。

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