継続は力なり (お灸の練習)

2020年8月 7日

前期の講義も残すところ、あと1~2回となりました。

鍼灸健康福祉コースの2年生は前期から本格的に鍼や灸の練習が始まります。

さて、お灸は手で作る小さなお灸を練習すると、以前のブログでも申し上げました。

そして、お灸の道具以外に練習に使うのがこれです。

 

20200807-ただの紙.jpg

 

薄い紙です。コピー用紙よりまだ薄い紙で、マス目を印刷してあります。

この紙に、手で作ったお灸をしていきます。

 

20200807-灸点火.jpg

 

紙に少し水を付けて、お灸を紙の上にします。

 

20200807-灸痕.jpg

 

真ん中に茶色く残っているのがお灸の痕です。

小さく、柔らかく作ったお灸は紙が燃えませんので、焦げついたり、穴が開いたりしません。

この紙を使って、小さくて柔らかいお灸が速く作れるように練習するのです。

毎週、毎週、複数枚を宿題として渡し、家で練習してもらいます。

次の実技の時間に教員がチェックします。

 

ある学生さんの練習用の紙を見てみましょう。

 

【7月】初めて紙にお灸をしました。

 

20200807_灸痕1.jpg

 

痕が大きいし、黒く焦げています。

 

20200807_灸痕1-1.jpg

 

一部には大きな穴が・・・まだ上手くお灸を作ることができていません。

すごく熱い灸で、人にはまだ出来そうもありません。もっと練習が必要です。

 

【7月中旬】紙にお灸を始めて、2週間が経過しました。

 

20200807_灸痕2.jpg

 

最初の紙と比べると、焦げはまだありますが、紙に穴が開かなくなってきました。

 

 

20200807_灸痕2-1.jpg

 

お灸の痕は焦げてはいますが、穴が開かなくなってきました。

少しずつ、お灸が小さくなり、軟らかく作ることができている証拠です。

 

【8月初旬】1カ月練習を続けた。そして現在も練習中・・・

 

20200807_灸痕3.jpg

 

まだ、少し焦げの強いところや、大きい痕が残ったところはありますが、穴は無くなりました。

 

20200807_灸痕3-1.jpg

 

お灸の温度が低くなって、黒い焦げた痕から茶色い焦げ痕に変化してきました。

練習の成果が表れていることがわかります。

 

現在、新型コロナの影響で今まで行ってきた実技にはいろいろな制限が生じています。

しかし、このような地道な練習は自宅でもできます。

3年生や4年生も、毎週紙のお灸を宿題として出されています。

たとえ、今は人の身体にお灸はできていなくとも、お灸の腕は上がっていると思います。

国家試験に合格し、晴れて鍼灸師となったら、この練習の成果として

上手なお灸を患者さんにして差し上げてほしいです。

 

スポ科 冨田

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