作業療法学科

リハビリの専門職

心や身体に機能障害を抱える人たちが、主体的な生活を取り戻すリハビリを援助する高度なスキルをもつ作業療法士を養成します。

3つのポリシー

I. 卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

作業療法学科(以下「本学科」)では、本学の課程を修め、126単位の単位修得と必修等の条件を充たし、有能な作業療法士として社会に貢献できうる実践力と、作業療法の発展に寄与できる研究能力を修得した人材として、下記の力を身につけた人に対して学位を授与します。

  1. 人間活動の科学としての理解
    人間活動を、身体・精神心理・認知・環境・社会等のあらゆる側面における現象として捉え、活動の技法や意味を科学的に理解している。
  2. 臨床コミュニケーション
    対峙する対象者の真意を汲み取り、また、意志の自己表現が困難であってもその想いを推し量り、更に、理解が困難な場合は解りやすい手段を工夫して理解を得ようとする姿勢がある。
  3. 共感
    浅薄な同情や感情移入ではなく、障害を持ちながら生きていく対象者や家族の困難と悩みを客観的に理解し労わることができる。
  4. 倫理観と遵法精神
    医療人としての高い倫理観と遵法精神を持ち、対象者や家族の人権を尊重し保護することができる。
  5. 医学的知識の理解と全人間的評価
    種々の疾病についての医学的知識を理解・集積し、これを基に個々の対象者の障害(活動制限)となる医学的原因を特定し、その障害の質と程度および個人的・社会的背景を統合して全人間的な理解ができる。
  6. 作業療法の実践
    個々の対象者の障害の本質を理解して問題点を焦点化し、生活を再建あるいは再構築するための作業療法プログラムを立案し、実践できる。
  7. 変化への対応
    作業療法プログラム実施の過程における対象者の変化に気付き、それに応じてプログラムを再検討して修正できる。
  8. チーム医療
    他職種の意義を理解し尊重し、良好な人間関係の維持に努め、対象者のためにリハビリテーションチームの一員として連携できる。
  9. 作業療法の進歩への貢献(研究)
    知識や技術の集積に留まらず、常に疑問を持ち可能性を探り、研究のテーマを発見し、計画・実施ができる。

II. 教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)

本学科は、建学の理念および卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成するために、次のような教育内容と方法を取り入れた授業を実施し、教育評価を行います。

1.教育内容
  1. 基礎科目群では、医療人としての資質の基盤となる教養として「コミュニケーション論・医療英語」等を学びます。また、健康に関する諸問題を科学的に捉える視点の基盤として、「QOL概論・健康科学論」等を学びます。
  2. 専門教育科目のうちその基礎となる科目では、身体的・心理的な人間理解を目的に「解剖学・生理学・臨床心理学」等を学びます。また、障害の成り立ちとリハビリテーションを理解するために「一般臨床医学・リハビリテーション概論」等を学び、これらの科目の更なる理解を目的に「運動学・運動発達学」等を、疾病の理解を目的に「ハビリテーション医学・整形外科学・精神医学」等の臨床医学を学びます。
  3. 専門教育科目のうち作業療法に直結する科目では、人間活動の理解と作業療法技法の基礎として「作業活動分析学・日常生活活動学」等を学びます。更に、5つの領域(身体・精神・老人・発達・地域)毎の障害についての理解と評価、および生活活動を主とした人間活動の再建や再構築を目的とした作業療法の実践について「身体障害作業療法学・精神障害作業療法学」等を学びます。ここでは、知識的・技術的側面だけでなく、形式だけに流れがちな「対象者を思いやる」ことや「尊厳を守る」といった重要な理念も具体的な行動として現し実践的に学びます。
  4. 各学年で学外臨床実習を行います。1年次には「見学実習」を通して対象者の現実と作業療法部門の概要を学び、2年次には「体験実習」を通して対象者との対峙を学び、3年次には評価実習を通して障害評価の実践を学び、4年次には総合実習を通して作業療法介入の実践を学びます。
  5. ゼミでは、将来の研究の契機とすることを目的に、卒業論文を作成し研究の全体像を学びます。
2.教育方法
  1. 各科目はシラバスに記載された内容と教育方法で行います。
  2. 専門教育科目では、知識の定着と主体的な学び力および問題解決能力を向上させるために、アクティブ・ラーンニングを取り入れた教育方法を実施します。
  3. 対人関係能力を治療者患者関係能力に引き上げながら、作業療法士としての総合的臨床能力を養うために、学年毎に学外での臨床実習を取り入れます。
3.教育評価
  1. 各科目は、シラバスに記載された方法で評価し合否を判定します。
  2. 各学年の専門教育科目(必修)で未取得科目が3科目以内である場合は,未修得科目の優先履修を求めます。
  3. 臨床体験実習、臨床評価実習、総合臨床実習前には専門教育科目の修得を求めます。

III. 入学者選抜の方針(アドミッション・ポリシー)

本学科は、卒業認定・学位授与の方針(DP)及び教育課程編成の方針(CP)に定める教育を受けるために必要な、次に掲げる知識・技能や能力、目的意識・意欲を備えた人を求めます。

  1. 高等学校の教育課程を幅広く修得している。
  2. 専門的知識学習の基盤となる国語の読解力と作文力を身につけている。 
  3. 人と関わることに興味があり好きである。
  4. 相手の話に耳を傾け、その真意を推し量ろうとする意識を持っている。
  5. 目標のために努力することができる。
  6. 入学前教育として求められるリメディアル教育に最後まで取り組むことができる。

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