2017年10月18日

聴覚検査の演習

2017年10月18日

 

私は夏休みに延岡市幼児ことばの教室を見学しました。見学を通してより小児領域に興味が湧き、これからの勉強を頑張ろうという気持ちになりました。

そこで今回は小児領域にも関連の深い聴覚検査について紹介したいと思います。

聴覚検査と聞くと学校の身体測定などで経験してご存知の方が多いと思いますが、聴覚検査は、専門的には自覚的聴覚検査と他覚的聴覚検査の大きく2つに分かれています。学校の身体測定の聴覚検査はいわゆる自覚的聴覚検査の1つで、聞こえたらボタンを押すというように被検者自身が音を認知し、反応することが必要です。それに対して他覚的聴覚検査は被検者の応答に頼らず、主に生理学的指標により聴力を判定するため、新生児聴覚スクリーニング検査などに用いられることが多いです。

下の写真は自覚的聴覚検査の1つである標準純音聴力検査の演習活動の様子です。この検査は、聞こえてくる音に対する被検者自身の反応によって聴覚機能を評価します。オージオメータという精密計測器を用いて行います。オージオメータは高音・多湿、ほこり、振動、コード類の絡み合いや屈曲など様々なことに細心の注意を払って使わなければなりません。この検査はどのくらい小さい音が聞こえるかを調べることを目的としています。最大の特徴は、気導聴力検査(外耳→鼓膜→耳小骨→内耳)と骨導聴力検査(側頭骨→内耳)の伝導路の違う2つの検査を行うことで聞こえの問題がどこにあるか推測することができます。記録の仕方や検査音の提示の決まりなど注意すべきことはたくさんありますが、迅速かつ正確な検査を行うことが求められています。

 

IMG_3484.JPG

 

言語聴覚士は、標準純音聴力検査を含めた聴覚検査のほかにも幅広い分野の検査を実施し、個人の能力にあった訓練や支援を行わなければなりません。講義一つ一つに集中して自分のスキルアップを目指していきたいです。

(文責:2年・東)