2010年6月21日
みなさん、はじめまして!
私は、大学で介護福祉士養成に携わっています。高齢者福祉に関わって、はやウン十年が過ぎました。「介護」というと、その仕事内容は3K「きつい」「きたない」「くらい」と言われ、敬遠されがちな職業の一つです。実際、楽で誰にでもできる仕事ではありません。
でも、「介護」は、人の生活を支援する仕事です。
今まで、いろいろな人の人生と接するたびに、勉強させていただいております。
よく「死に様は生き様である」といわれています。
小さな、そしてお世辞にも立派とは言えない家に住んでいるご婦人が、「もう長くはない」と言われました。近所に住む子供が代わる代わる訪れ、もう食べることすらできなかった母のため、あれこれと母の好きな食事を食べやすいように作り、一生懸命食べさせていました。子供たちは、口々に、「かわいがってもらった」「貧乏ではあったが、笑いの耐えない家庭だった」と話しました。
子供たちも立派ですが、それ以上に「子供にそうさせた母の生きかた」が一番立派たったのではないかと思います。
自分が生きていく中で、「人の人生」と関わりあうことは、あまりありません。
「介護」は、「人の人生」と関わり、自分を成長させることができるものです。これが「介護」の醍醐味だと思っています。
稲田 弘子
PS.その割には、まだまだ未熟な人間です。
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