2013年5月24日
本学臨床福祉学科では、4年間のまとめとして卒業研究をします。
言い換えると、卒業研究をしないと卒業させてもらえません。
自分で研究テーマを決めて、論文にまとめるのです。
そのため、3年生になると、卒業研究の指導をしてくれる先生を決めます。
いわゆる「専門ゼミを決める」というものです。
その先生に3・4年生の2年間指導を仰ぎつつ、時には就職など卒論以外(恋愛相談にものってくれる先生もいます♪)の相談もしつつ、卒業式を迎えます。
私はその指導を受け持つ先生の1人で、「臨床心理学」が専門です。
去年、私のゼミを卒業した学生が100名を超えました。
学生たちも私もがんばったなぁと思います。
夜遅くまでがんばったこと・・・
勉強したはずなのに、初めての調査にどうしてよいかわからず悩んだこと・・・
調査を頼みに行ってドキドキしながら説明したこと・・・
パソコンの中のデータと、とても長~いにらめっこをしたこと・・・
資料が見つからず完成させられるか心配になったこと・・・
失恋して、卒論のことなんて考えられなくなったこと・・・
卒業できるか心配になって書けなくなってしまったこと・・・
中間発表会・最終発表会で1~3年生に緊張しながら発表したこと・・・
全部が終るまではと禁酒したこと・・・
完成して友達と祝杯をあげたこと・・・
学生一人ひとりにいろいろなことがあって完成しました。
完成するころには、学生の顔がまた1つ大人びたような感じがしたものです。
学生それぞれが苦労してテーマを決めて取り組んだので、
一つひとつにとても思い出深いものがあります。
0(ゼロ)から何かを立ち上げるのはなかなか難しいのです。
この最後にあげた「田中ゼミ卒論 選びに選んだ10大テーマ」を見てください。
全部あげるとキリが無いので、迷いに迷ったあげく、選びに選んだものです。
テーマがあがらなかった卒業生の皆さん、どうか許してください!!!
「母性は本能であるか」を研究した卒業生は、
その後、かわいい花嫁となり、
子どもを産むたびに、
「先生、母性は本能ですよ!カワイイ!」
「母性があっても忍耐力に欠ける自分・・・(泣)」
「上の子が小学校に入学しました」
と、子育てに奮闘するステキなママになっています。
ゾンビーズやもののけ、エヴァ、明智や織田の歴史上の人物など、
これがマジメな卒論?
と不思議に思うかもしれないものもあります。
心理学では、これらもマジメな研究の対象です。
レンタルした映画を9時間も見続けたり・・・
歴史資料の古い文字が読めずに、?????・・・
登場人物の関係の複雑さに頭が混乱したり・・・
「こんなの知らない」という担当教員(私のことですが)への説明に苦労したり・・・
これらはこれらでなかなか手ごわいのです。
今年も4年生が本格的に卒論に取り組み始めました。
状況は、ここで、またご披露したいと思います。
それまでに少しでも進めてほしいなぁ・・・
これから催促のメールでもするかなぁ・・・
何より、応援をよろしくお願いします。
文責:田中陽子
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