哲学者のつぶやき 其の弐

2013年6月20日

6月、楽しみの一つである「全日本鍼灸学会」へ参加してきた。7年前に福岡で同学会が開催された時、シンポジストとして「気」について講演して以来の付き合いである。

年月を経た博多の街は心なしか侘しく感じられたが、これは私が歳を重ねたせいかもしれぬ。

そのような感傷に浸るこころを一変させたのは、本学の卒業生との再会であった。二人の妙齢の女性は、いっぺいゼミ生である。一人は地元博多で、もう一人は熊本で社会福祉に貢献している。つい数年前まで学生であったとは思えぬ、しっかりとした視点を持つ二人との食事で、私もついつい杯を重ねてしまった。「明日も学会・・・」いやいや、そのような心配は、野暮というものだ。と自分自身に言い聞かせながら、とうとう2次会までつきあってしまった。年寄の冷や水ならぬ、年寄の冷酒。

(栗栖照雄)

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