高校生から学べること──アニマル・セラピー編──

2013年7月 5日

 

今回は、高校生の方たち向けに。


何か新しいことを学びたいと思った時、皆さんなら、どうしますか?

「詳しい人に話を聞いてみる」「実際に現場を見てみる」など、いろいろなやり方があると思いますが、「本を読んでみる」のも、大切な方法の1つだと思います。

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「本なんて見たくもない!」と、このページを閉じそうになったあなた!ちょっと待ってください!できれば、最後まで見てもらえるとうれしいです。

僕たちは、仕事柄、本をよく使います。大学の教員なんだから、さぞ難しい本を読んでいるのだろうと勘違いされがちなのですが、そんなこともありません(笑)。絵本だろうがマンガだろうが、使えそうなものは何でも手に入れています(写真は、僕の研究室の書架ですが、この中にも、マンガが何冊かあります)。そして、読み切れないまま、「積ん読」になってしまっている本も。さておき・・・、

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僕は現在、臨床福祉学科で動物療法専攻を担当していますが、「アニマル・セラピー」についても、1冊の本を手に取るところから、学びを始めました。

アニマル・セラピーの勉強を始めたのは1998年のことですが、その当時、アニマル・セラピーについて書かれた日本語の本は、この5冊しかありませんでした。

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それが、今ではこの通り!僕の研究室の蔵書だけでも、これだけの冊数です(そして、これらの本は、僕が大学で担当している授業科目の、たいせつなたいせつな「ネタ」になっています)。アニマル・セラピーに関わる分野の研究や実践の広がりを、本のバラエティだけからも、実感できますね。

そんな僕が最初に手に取ったのが、この本。アニマル・セラピーの研究・実践で著名な精神科医・横山章光先生の『アニマル・セラピーとは何か』(NHKブックス刊)です。

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大学院生になったばかり、22歳の頃に、指導教官に勧められてこの本を読んだのですが、ぼんくら学生だった僕が、面白さのあまり一気に読んでしまったことを、今でも覚えています。

この本の良さは、内容の面白さもさることながら、初心者向けに、とてもわかりやすく書かれているところ。アニマル・セラピーにちょっと興味があるな、と思っている高校生の方にも、ぜひお勧めの1冊です!きっと、無理なく読むことができると思いますよ。

ふだん、あまり本を読まない人は、「えー、本を読むのなんて大変で難しそう!」と敬遠してしまいがちかもしれません。でも、ちょっと試してみると、意外に、すいすい読めてしまうものです(特に、自分が興味のある分野なら!)。

アニマル・セラピーについても、高校生でも読めるような本が、たくさん出版されています。今ではインターネット書店も普及しているので、手に入れるのも、とても簡単。そして、本は、見たり聞いたりの体験だけでは得られない「視野」を、僕らにもたらしてくれます。

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僕も、動物療法専攻の犬たちとの付き合いはずいぶん長くなりましたが、新しい本を読むたびに、この犬たちとの「新しい関わり方」が見えてきて、とても楽しいです。

大学で勉強できることは、高校生からでも、学ぶことができます。その方法の1つが、「本を読むこと」だと、僕は思っています。そろそろ夏休み。よかったら、勉強の合間にでも、1冊、本を読んでみませんか?

★動物療法専攻では、専攻のブログも開設し、学生生活や専攻犬の日常などを紹介しています。関心がおありの方は、よろしければあわせてお読み頂けると嬉しいです。
■動物療法専攻~つれづれ日和~ http://anithera.exblog.jp/

加藤 謙介

 

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