2013年8月30日
社会福祉学部には「通信制」の大学院がある。通信制であるから、院生と会うのは専らパソコン画面である。七十歳を迎えようとしている哲学者も、通信機器を駆使して院生の指導にあたっている。しかし研究は、面と向かい合った場でのやりとりがないと味気ない。そして年に3回だけ、「スクーリング」と呼ばれる、院生と指導教員が肉声を交し合う期間がある。
写真はそんな貴重な「スクーリング」における指導風景である。1枚目は、いっぺい先生の指導している院生、もう一枚は図らずも私の指導を受けることとなった院生である。院生、遠方より来る。また楽しからずや・・・と、いきたいところだが、そうはいかぬ。結局、今年も夜9時までの指導となってしまった。本来ならもっと早く切り上げたいところであったが、お目付け役のいっぺい先生がなかなかOKを出してくれぬ。これでは高齢者の楽しみである夜のお酒タイムが台無しである。案の定、ファミレスで食事することとなった・・・。今回は哲学者の愚痴になってしまったようだ。
2013年8月28日
本学では8月中旬から夏休みに入りました。夏休みといっても、定期試験の結果によっては再試験を受けなくてはならない学生もいます。もちろんその心配のない学生はしっかり夏休みです。また、4年生は精神保健福祉士の現場実習に行っていたり、他学年の学生も職場見学やインターンシップ、ボランティアなどをしていたりします。一方、先生はというとまずは前期の成績をつけます。それから、8月26日付ブログの三宮先生のように通信教育部の講義をする先生もいます。
私は毎年夏休みにいくつかの研修会の講師をします。今年も8月22日に本学のある延岡市の小中学校の養護教諭の先生方にお話をしました。9月には、宮崎県社会福祉協議会主催の研修会で障がい児・者福祉施設や行政職の職員の方々にカウンセリングのお話をします。また、宮崎県看護協会主催の研修会で看護師の方々にもお話をする予定です。ですから、なかなか忙しい夏休みを過ごしています。
今回の2枚の写真は、先日の延岡市の養護教諭の先生方の研修会の会場です。
「内藤記念館」という延岡市の施設です。本学の近くにある国指定南方古墳群や延岡城を築いた歴代藩主の資料、そして西南戦争や延岡空襲の資料、少年時代を延岡で過ごした歌人若山牧水や日本人初の日本一周飛行に成功した後藤勇吉の資料などが展示されています。毎年10月には内藤家(延岡のお殿様!)伝来の能面を使った薪能があります。そのうちいくつかの能面の内側には「天下一」の焼印があります。桃山末期から江戸初期のものだそうです。
♪~延岡七万石 城下町 昔をしのぶ お城山鐘の音聞きに 来ならんけ(ホラ ヨーイトコセー)~♪
(「新ばんば踊り」より)
いやいや今年の夏はなんと言っても、延岡学園甲子園準優勝おめでとう!!!
文責:田中陽子
2013年8月27日
8月25日(日)はオープンキャンパスでした。
オープンキャンパスに来られる方は進学希望の方が多いのですが、その他大学を見学に来られる方もいます。
1日で大学の全体を理解できるので市民の方にもお勧めです。
教員、職員、学生、卒業生が丁寧に説明します。
オープンキャンパスは年2回開催です。
今年は2回とも終了しましたので、来年、是非、お越しください。
お勧めと言えば、1号館時計塔展望台です。
360度見える景色はとても綺麗です。
江戸時代に五ヶ瀬川に整備された岩熊井堰も見えます。
写真はその岩熊井堰の辺りを撮ったものですが、五ヶ瀬川上空に川に沿って一筋の雲も写っています。
しかもこの雲、電車のように動くんです。
まさに、神様が乗って地上に降りて来そうですよね。
天孫降臨のイメージが湧いて来ました。
延岡に来て初めてこの雲を見たときは、ああ、そうなんだな、この地の人は神様が身近にいるんだなと思いました。
ただし、この雲は条件の揃ったときにしか見えません。
見たい方は何回も足を運んでください。
高橋直也
2013年8月26日
九州保健福祉大学には通信教育部があります。学科名は私たちの学科と同じ「通信教育部 社会福祉学部 臨床福祉学科」です。
仕事をしておられる方、新たな知識を得るために学ばれている方、資格取得を目指す方。学生の入学目的は様々です。年齢も10~20代の方から40・50代、さらにその上の年齢の方まで幅広い世代が学ばれています。
先日、通信教育部のスクーリングで岡山に行ってきました。通信教育は自宅に居ながら担当教員と課題のやり取りをするほか、所定の会場に行き授業を受ける科目もあります。
その科目の一つ「総合福祉研究」を担当しました。
「研究」と名の付く科目ですので、テーマを決めていろいろと調べ議論し、結論を導いていきます。一人ではなくグループで課題に取り組んでもらいます。
多世代・多職種の方20名が集まり、4~5名のグループに分かれて研究に取り組んでもらいました。世代も職種も違いますから、考え方や価値観、経験も違います。グループでの議論では、相互の意見交換によって多くの発見があったようです。
議論の様子 グループで話し合った内容を模造紙に整理しているところ
発表の様子 グループでの研究結果を他のグループにわかるように発表します。
いろいろな考えや価値観を持つ人が一緒に学ぶ。高校までとは違う大学で学ぶ楽しさを改めて見ることができたような気がします。
では、通学での学習では通信教育のような多様な世代や経験者との学びはできないのか?そんなことはありません。確かに入学者は同年代の人が多いかもしれませんが、大学は全国から学生が集まってきます。臨床福祉学科でも宮崎のほか、福岡や鹿児島、大分などの九州を中心に、遠くは東京から学びに来ている学生もいます。(私のゼミ生には、過去に新潟出身の学生もいました。)当然、同じ年代でも生まれた環境が違えば考え方や価値観も違います。
「社会福祉」「介護」「心理」「動物介在療法」。臨床福祉学科でこれらの分野の学びを共通目標にして、いろいろな考えや価値観をもつ「生涯の学友」を見つけましょう。
臨床福祉学科 三宮基裕
2013年8月22日
夏だ!
休みだ!
遊ぶぞ・・・・・・・そうばかりは言ってられない現実があるのだ
4年生は 卒業研究 国試勉強
3年生は 23日間の社会福祉職場での現場実習
みんな、暑さに負けずに頑張ろう!
井上ゼミ 4年生 地域で調査研究のプレゼンテーション
ゼミ全体で取り組んできた「社会的孤立に関する調査」の分析結果がようやくまとまった。早速、調査を実施させていただいた地区の関係者の皆様にお集まりいただき報告をさせていただくことになった。データを表やグラフ化し、考察を加え、パワーポイントでその実際をプレゼンテーションさせていただいた。最初はかなり緊張のせいか、舞上がっていた感じであったが、何とか伝えることが出来た。
学生の感想 !
「緊張した」 「考えていたことを十分伝えられなかった」 「わかるように説明することがこんなに難しいとは・・・」
貴重な機会を与えて下さった社会福祉協議会、調査に協力またプレゼンテーションを聞いてくださった地区の関係者の皆さん本当にありがとうございました。学生にとって、また社会福祉専門職を目指す学生にとって、かけがえのない経験をさせていただき感謝に堪えません。これからも、私たちを宜しくお願いします。
ゼミ担の一言
学校の中だけでは学びえないことを経験させていただきました。地域の協力なしでは決して実現しないものです。九州保健福祉大学はこうしたことが沢山出来るのも周りの地域の人や関係者のご理解・ご協力があればこそだと常日頃感謝しています。これからも大学と地域が連携協力して地域の課題の解決や学生の成長にお力を頂ければと思います。
2013年8月20日
学科ブログにて、卒業論文(卒論)やゼミ活動を紹介するのがブームのようなので(?)、今回は、動物療法専攻・加藤ゼミの卒論について、紹介しようと思います(全部紹介しようとしたら、記事が長くなりすぎてしまったので、今回は、一部だけ。続きは、また次回の記事で紹介させていただきます)。
動物療法専攻が開講されて7年目になりますが、僕は、1期生から3期生までの3学年・21名の卒業論文指導を担当させていただきました。学年別に、タイトルだけを整理したものが、以下の一覧です。
タイトルからだけでは、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、『人間と動物の関係』を大きな枠組みとして、それぞれの学生さんたちが、とても多様なテーマに取り組んできてくれました。
テーマも多様なら、調査の「フィールド」もバラエティに富んでいます。
これまでも、『医療・福祉現場』(アニマル・セラピー、補助犬、福祉・医療サービス利用者のペット飼育など)、『教育現場』(特別支援学級での動物介在教育など)、『地域社会』(「地域猫」活動)、『一般家庭』(ペットとの死別、高齢者のペット飼育など)に加えて、中山間地域・観光地・災害場面など、様々な「フィールド」に、学生さんと一緒に調査に訪れました。
また、「絵本」や「映画」、「新聞記事」なども、卒論調査の貴重な題材になっています。
こうした、人と動物が関わり合う「フィールド」や題材について、社会福祉/心理学の視点などから考えを深めていくのが、加藤ゼミの卒論の特徴なのです!
・・・「なのです!」と言われても、やっぱり、ピンと来ないですよね・・・??詳しくは、ぜひ、力作の卒論本文をお読みいただきたいのですが、このブログでは、これまでの卒論調査で出会った「風景」を、ほんの一部、ご紹介することで、「卒業論文」に取り組むことの雰囲気を、少しだけでもお伝えできればと思います(プライバシーの関係で、特に医療・福祉・教育系のフィールドについては、お見せできない写真が多いのがほんとうに残念なのですが・・・)。
まず、1期生・K君と一緒に訪れた、宮崎県日之影町仲組地区の風景です。
いわゆる中山間地域の集落での人と動物の共生、特に「野生動物」との関わり方について、住民の方からお話を伺いました。「人と自然・動物との共生」ということばはよく耳にしますが、この時の調査では、大自然のど真ん中で人間が生きていくことの厳しさと難しさ、そして豊かさについて、多くを学ばせていただきました(※なお、この調査は、臨床福祉学科の一部の先生方も関わっておられる「定住自立圏研究会」の活動に合流させていただき、実施したものです)。
次は、1期生・Mさんと取り組んだ『動物絵本』の数々。
「人と動物の関係」を考える時、生きた動物たちと直接関わる場面だけでなく、「絵本」のようなメディアにも、たくさんのヒントが隠されていることに気付かされました。(※この卒論での学びをもとに、最近では、子どもたちに「動物絵本」を読んでもらう『絵本カフェ』なんていう企画も、ぼちぼちやらせていただいています)。
と、今回はここまでに。
8月25日(日)に開催される、第2回目のオープンキャンパスでも、9号棟にて、加藤ゼミの卒業論文集を展示する予定です。他の楽しい企画とあわせて、専攻犬ココ・マルともどもお待ちしています。関心がおありの方は、ぜひ一度、遊びに来てみてください!
★動物療法専攻では、専攻のブログも開設し、学生生活や専攻犬の日常などを紹介しています。関心がおありの方は、よろしければあわせてお読み頂けると嬉しいです。
■動物療法専攻~つれづれ日和~ http://anithera.exblog.jp/
加藤 謙介
2013年8月19日
介護福祉コースの稲田です。
介護福祉コースは、2年生の夏8月19日(月)から17日間、第1段階の実習に行きます。はじめての実習ということもあり、学生は不安、戸惑い、心配、そして楽しみなどいろいろな思いがあるようです。
介護福祉コースは、国家資格である「介護福祉士」を養成しています。介護の専門職を養成しています。実習では、実際利用者の方(高齢者や障がいを持っておられる方)に介護を実施していきます。学生は緊張して実習してくなかで、高齢者や障がいを持っておられる方から「ホッ」とするような言葉をかけてもらったり、元気をもらったりしているようです。実習最終日、利用者から感謝の言葉をかけられ、涙する学生もいます。
介護が「楽しい」(大変でもありますが・・・)という反面、ひとの命をあずかる仕事でもあります。
今、第1段階実習に行く学生が朝から大学に来て「生活支援技術」の練習をしています。「夏休みになっても練習するの?大変だなぁ」と思いました?
「介護支援技術」は、毎回筆記試験と実技試験があります。今回、実技試験の結果「???」でした。介護はひとの命をあずかる仕事なので、実習に行くのであればこのままでは、お世話になる施設や利用者の方に対して、失礼にあたるという思いから、学生に「喝」を入れました。(喝をいれたのは私ではありませんが・・・)
昨日、秋葉学科長のブログでも大学の厳しさが書かれていました。
勉強するときは勉強する、部活・サークル活動をするときはする、バイトするときは一生懸命バイトする、遊ぶときは遊ぶ。大学生活は一度しかありません。大事なことは「けじめ」だと思います。
今日、貫ゼミの学生と一緒にキャンプをします。楽しむときは楽しみましょう。
2013年8月 9日
我々の学科のブログを見ていると、大学って楽しくていいところだよということを強調している印象を受けます。そればかりではないということを、今日は伝えたいと思います。
現在、大学は前期の試験期間中です。7月の4週目あたりから始まり、8月の2週目にほぼ終わります。かなり長丁場ですね。1年生にとっては初めての大学の試験であり、大学生活の大きな山場といえるでしょう。この試験にいい加減な気持ちで立ち向かうとどうなるか。9月になると成績表が親御さんのところに郵送されます。そしてどれだけ単位が取れたか、落としたかがわかります。大体予定通りの単位が取れていれば問題ないのですが、あまりにも多くの単位を落としら、、、。
大学では地区別懇談会というものを実施しております。これは自分の子どもが大学でどんな生活をしているのか、大学がどんな教育をしているのかなどを、親御さんと教員が話し合う場です。また、学生が単位を取れず成績不振の場合は、親御さんがこの地区別懇談会に呼び出され、そこで今後どうするか話し合われることもあります。留年とか、卒業は難しいとか言われるかもしれません。話し合いの後に家に帰ったら、お母さんあたりから叱責を受けることになるかも。そうならないようにしてほしいものですね。
高校生の皆様に申しあげたいのは、大学に行ったら勉強で楽できるだろうと思うのは、間違いだということです。我々の学科では様々な資格を目指す教育をしております。それらはよほど気合を入れて勉強しないと取得できるものではありません。高校以上に学習習慣を身につける必要があります。それをきちんとしなかった学生は、上に書いたようなことが起こるかもしれません。
大学は楽をして過ごすところではなく、勉強するところだということをお忘れなく。
今回はちょっと厳しいことを書きました。これも学科長の務めかも。
文責 秋葉 敏夫
2013年8月 8日
今日は山崎ゼミでの活動の様子をお伝えしようと思います!
上の写真は3年生と4年生のゼミ生交流会の様子ですッ
料理もおいしく、とても楽しい交流会でした!!
この交流会の前に3年ゼミ生で、高鍋にある「にっしん保育園」に見学に行きました!
高鍋に行く途中で、日向道の駅でアイスクリームを食べました!
山崎先生!ありがとうございました(o^_^o)
また車に乗ること約40分・・・・
にっしん保育園に到着しました!
にっしん保育園は、敷地内に高齢者のデイサービスが併設されていて高齢者と子どもが触れ合うことができる施設でした!このような施設がもっと増えるといいな~と思います。
今日でテストも終わり、夏休み!
と思いきや・・・19日から社会福祉現場実習が始まるので気を緩めることができません(>_<)
でも!9日~10日に日之影にてキャンプを行うので楽しんできます~☆
2013年8月 7日
こんにちは。臨床心理専攻教員の横山裕です。
今回は、私がチューターをしている2年生の吉村麻緒さんが、キャンパスライフを満喫している様子をご紹介します。
吉村さんは、佐賀県から本学に進学してきました。福祉と心理の勉強が同時にできる本学科に運命を感じたそうです。
運命だけあって、とても熱心に勉強に取り組んでいます。
今回ご紹介するのは、いま一番彼女がはまっていることです。
それは、英語の勉強。
本学には、学生が自由に英語を学べるEnglish Village(通称:英語村)があります。講義の空き時間に自由に立ち寄って講師の先生と英会話を楽しみながら自然と英語力を身につけるところです。(もちろん無料)
吉村さんは、いま英語村の講師のアイカ先生ととっても仲良しです。
先日、アイカ先生と延岡名物「高田まんじゅう」のかき氷を食べにいったそうです。もちろん、会話は英語です。ちなみに、かき氷は shaved iceです。
九保大に入学する前は、英語でかき氷をたべるなんて想像すらしてなかったでしょう。そんな楽しい素敵なことが現実になるのが九保のキャンパスライフです。
みなさんも、九保大で未知の楽しい素敵な体験をしてみませんか?
(延岡名物「高田まんじゅう」のかき氷は、ホントに美味しいですよ)
<ご報告>
前回ブログでご紹介した瀬戸山くんですが、みごとサービス接遇検定2級に合格しました!今度は秋に準1級にチャレンジするそうです。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
|
|
|
|
1 | 2 | 3 |
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
Copyright © 2021 九州保健福祉大学 All Rights Reserved.