社会福祉現場実習

2013年9月26日

我々の学科で学ぶ上で、大変重要な科目があります。それが「社会福祉現場実習」です。福祉の現場を知らずして福祉のエキスパートになりえません。福祉職を目指す人には3年生の時に23日間の学外での現場実習が課せられます。現場は5つの分野(障害、児童養護、高齢者、社会福祉協議会、福祉事務所)に分かれておりますが、私は福祉事務所を担当しています。実習に出る前に約1年かけて事前指導を行い、今年は8月19日から9月19日までの1か月間、3人の学生が福祉事務所で実習をさせていただきました。

福祉事務所の職員の方々は、未熟な学生たちを大変温かなまなざしをもって指導してくださいました。自分たちの後身を育てていくんだという気持ちを感じ取ることができます。学生たちもそれに応えるべく、必死で取り組んでいました。そして、大学では教えてもらえないようなことを、数多く学んだようです。

その現場実習の締めくくるのが「実習生発表会」でした。各自が学んだこと、気づき、こうすればもっと状況がよくなるのではないかという企画なども提示します。それを福祉事務所の所長さんや課長さんたちの前で行うのです。学生たちは大変緊張しておりました。発表前の彼らの写真を見ていただければわかるのではないでしょうか。

 

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ところどころつっかえながらも、無事発表会が終わりました。私の印象では、例年にない良い出来と思いました。聞かれた課長さんたちからも「よくやってくれた」とお褒めの言葉もいただいております。わたしもほっと胸をなでおろした次第です。

現場実習には、学生を変身させる力があります。真剣に実習に打ち込んだ学生は面構えも変わってきます。現場で学生たちを観察していると、はじめの頃は本当に頼りなさそうに見えていたのですが、実習終盤になると他の職員と遜色ないほどに見えてきました。これが現場の力なんですね。

日々成長していく学生たちを見ていくことができるというのは、我々教員の特権といってよいでしょう。実習を終えて卒業した後に、素晴らしく成長した姿で訪ねてきてくれたりする。本当にそれは感動ものです。

「あの頼りなかったあいつがー、、、、、。」

だから教員の仕事はつらいけど、やめられないという人もいます。私もその一人でしょうか。

文責 秋葉敏夫

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