2013年11月29日
「冷汁(ひやしる)」と並んで宮崎のご当地料理と言われますが、
本学のある延岡市発祥です。
2009年には市民有志で「延岡発祥チキン南蛮党」が結成され、
B級グルメのイベントにも参加し、
延岡市内のチキン南蛮マップもでき、
くまもんに追いつくべく、ゆるキャラの「チキなん番長」
(番長ですがゆるいです、笑)が活躍中です。
そして、なんと!
来月改定される三省堂国語辞典に「チキン南蛮」が登場すると
11月17日付の朝日新聞朝刊に掲載されました。
みなさん、お手元の国語辞典を確認しましょう!
三省堂の国語辞典ではありませんか?
そんな国語辞典に、「宮崎県延岡市の名物」と載るのです。
ちなみに「ゆるキャラ」という語も載るそうです。
学内には、コンビニがあります。もちろん「チキン南蛮弁当」があります。また、学生食堂には「チキン南蛮丼」があります。昼休みの貴重な時間を有効に使うべく、丼ですね。
昼休みが終わって行ってみたら、売り切れでした。根強い人気です。
「チキン南蛮」は、1万数千語の候補の中から選ばれた約4千語の中に入りました。競争率で言えば3~4倍でしょうか。
受験生のみなさん、次はあなたの番です!
風邪などひかずに乗り切ってください!!!
文責:田中陽子
2013年11月25日
写真は南方古墳群の一角です。(大学から歩いて約20分)
写真のすぐ右側に第一号墳(天下神社)があります。
この古墳は前方後円墳(約71m・東西軸・東が前方部、西が後円部)です。
古墳と田んぼ、何の関係も無さそうですが、実は大いに関係があります。
古墳をつくる技術は田んぼをつくる技術と同じなんです。
どちらも縄一本で設計できます。
約1500年前の景色と今の景色がほぼ同じというのもいいですね。
写真の道は正確に南北に走っています。
後方が北になります。
なぜ方角が分かるかと言うと、夜、この道の後方延長線上に北極星が輝いています。
つまり、古墳時代の人は満月の夜、縄張りをしてこの田んぼと古墳を設計したと勝手に考えています。
天照大神の次に生まれたのが月読神ですが、農耕にとって星や月を観察して季節を読むことと星を基点に方角を決めて田んぼを設計することは重要であり2番目に生まれた理由がわかります。
田んぼの単位は一町(約108m四方)ですが、70m級の前方後円墳はこの一町の中に設計できます。
地方に70m級の前方後円墳が多いのは規格品(設計図が同一で田んぼをつくる技術の集大成)だからと考えると納得がいきますね。
写真の田んぼと写真右の古墳は同じ区画の中に規格品として作成されたと考えられます。
古墳時代の都市計画でしょうか。
まあ、そんなことを考えながら毎日天下神社の横を通り大学に通っています。
高橋直也
2013年11月22日
11月8日、精神保健福祉士国家試験受験資格取得を目指す学生13名が宮崎県精神保健福祉センターで見学研修を行いました。
見学研修の主な内容は、以下の通りです。
①精神保健福祉センターの見学
②職員の皆様からの講話
・精神保健福祉センターの業務概要
・我が国における精神保健施策と宮崎県の現状
・自殺防止対策事業について
・思春期精神保健について
・アディクション(嗜癖)について
③依存症自助グループの皆さんからのメッセージ
見学研修に参加した13名は、精神科病院での実習を終了し、現在は、実習の振り返り、国家試験勉強、卒業論文作成、就職活動等を行っています。病院での現場実習で、当事者の皆様やご家族の皆様、実習施設スタッフの皆様から多くのことを教えていただき、自分たちの成長を色々な方々が支えてくださっていることを実感したことと思います。また、今回、センター職員の方々からの丁寧なご指導をいただき、その思いはさらに深まったことと思います。
学生の皆さん、精神に障害を抱える方々やそのご家族の「その人らしい生活」の実現に向けて、共に歩むことができる精神保健福祉士を目指してくださいね。そして、今回、教えていただいたことをしっかりと自分の力にしていってくださいね。
皆さんが応援してくださっていますよ。
宮崎県精神保健福祉センター所長 河野先生をはじめ杉田さま、日高さま、センター職員の皆さま、自助グループメンバーの皆さま、この度は貴重なお時間、お話をいただき、誠にありがとうございました。
学生感想(抜粋)
「本日の精神保健福祉センター見学研修を通し、学校での座学の知識に加え、宮崎県における精神保健福祉の現状等、より深い学びを得られたと感じます。本県の現状について特に印象が強かったのは、平均在院日数の長さと精神病床数の多さです。九州の精神病床数が他の地域と比べ圧倒的に多いことは授業でも学びましたが、改めて、その詳しい数値や順位を見ると、差の大きさに驚きました。また、それらのデータと九州における高齢者患者・認知症患者数、更に社会的入院の問題等、様々な事実を絡め、結び付けて考えることができました。数値データ1つを独立したものと捉えることなく、その背景や裏付けとなるものと共に理解していきたいと感じます」
「宮崎県の自殺死亡率について、具体的な数値、全国から見た宮崎の自殺死亡率から現在の現状を知ることができました。それと同時に自殺の背景として、精神疾患も大きく関与していること、亡くなる前にどこかの専門機関に相談していた方の割合が70%にも関わらず、その中でも自殺に至ってしまった方もいるというお話を伺い対策をしていてもなかなか防げないこともあることを実感しました。また、本日一番印象に残ったことは、国の自殺についての啓発についてのお話でした。“気付いてください”ということ、家族は決してその人の状態に気付かずにいた訳ではなく、気付いていても防げなかった場合もあること、そのような方たちも多くいることをしっかり覚えておかなければならないと感じました」
「AA(アルコール依存症自助グループ)の方のお話を聞かせていただき、とても印象に残っています。私は正直、依存症への理解に苦しんでいました。ですが、なぜか今日のお話を聞いていて、すっと心に届きました。言葉にならない気持ちでしたが、AAの方を見ていて、こうやって人生やり直せるのだと、違う生き方ができるのだと、希望があるのだと、初めて理解できた気がします。依存症者の回復のお話が聞けて、私の中でとても貴重なものになりました。ご自身のことを他人に話すというのは決して簡単なことではないと思うので、本当にありがとうございました」
以上、宮崎県精神保健福祉センター見学研修の報告でした!
本学の学生は、様々な分野における地域の皆様に育てていただいております。これからも社会に貢献できる誠実な精神保健福祉士を養成できるように日々、努力して参りますので、どうぞ、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。
臨床福祉学科 西田美香
2013年11月20日
外は木枯らしが吹いている。寒い。ぼちぼち年末である。年が明けた一月末日には社会福祉士国家試験がある。文字通り学生は盆も正月もない体で勉学に励んでいる。いっぺいゼミ生も国家試験や模擬試験の問題を必死こいて解いて自分のものにしようとしている。
この時期、哲学者は歯がゆい。学問の母と呼ばれる哲学も、国家試験には歯が立たぬ。しかし心配はしていない。本学には社会福祉士と介護福祉士の国家資格を有し、しかも優秀な教員がいる。その名を福崎先生という。彼女は知識があるだけはなく、学生への教授方法も堂に入っている。四半世紀の研究歴を持ついっぺい先生も太鼓判を押している逸材である。おかげで哲学者は研究室を貸し、学生を見守っているだけでよい。いや、もしかしたら福祉系の学生のことだ。逆にこっちが見守られているのかもしれぬ。ま、それも生きた福祉の勉強であろう。文字からの勉強と実践的勉強。両方がこの部屋にいると自然にできる。素晴らしいことだ。
2013年11月18日
『恩師』という言葉を聞いたことがありますか?“教えを受けた先生”という意味です。
みなさんも、高校の先生、中学の先生、小学校の先生、もしかしたら幼稚園の先生。たくさん出会ってきた先生のなかに「今の自分に影響を与えているなぁ」という先生がいるのではないでしょうか。
私にも、たくさん影響を受けた先生がいますが、今の自分の仕事や考えに大変強く影響を与えてくれた先生が3人います。
一人は、大学で研究指導をしていただいた 片岡正喜 先生です。私は建築学の大学の出身で学生時代は建築構造や建築材料、建築環境、建築設計の勉強をしてきました。卒業研究で建築設計の研究室に所属し、そこではじめて片岡先生がご専門で勉強されていた『高齢者や障がい者に配慮した建築設計』という考え方を学びました。
私の進路のきっかけを与えてくれた先生です。
二人目は、大学院の修士論文で大変お世話になった 雨宮克彦 先生です。当時、認知症の方に配慮した施設環境を研究テーマにしていて、調査にご協力いただいた施設の施設長でした。雨宮先生は精神科のお医者さんで、まったく無知であった認知症について、医学的・福祉的見地からたくさんのお話をいただきました。
認知症の方の行動観察調査で、「質の高い介護があればどんな建築空間でもよいのではないか?」と感じていた時に、先生からいただいた「認知症の方は自分の人生を演じる『役者』、それを支える福祉専門職は役者を幸せな人生に導く『演出家』、あなた達の建築分野は役者が最高の演技ができるための『舞台職人』ですよ」という言葉は今でも忘れません。
私ののすべき事を与えてくれた先生です。
三人目は、直接、指導をいただいたわけではないので、私が勝手に『恩師』だと思っている 外山義 先生です。外山先生は高齢者の住環境研究の第一人者の先生で、理論だけでなくご自身で高齢者施設等を設計監修され、その理論を実証している大変偉大な先生でした。この先生の考えの中で『生命力を萎(しぼ)ませない施設づくり』の考え方は、生活空間としての施設に対して違和感を感じていた私にとって大変衝撃でした。先生の著書『自宅でない在宅 高齢者の生活空間論』(外山義著 医学書院)は、私の中で大切な書籍です。
私の考え方の方向性を与えてくれた先生です。
外山先生の著書
専門家でなくても大変わかりやすく、優しい言葉で書かれています。福祉の勉強に興味のあるみなさんにも、ぜひ読んで欲しい本です。
残念ながら、雨宮先生と外山先生は若くしてご逝去されました。短い時間でしたが両先生に出会うことができたことは、私にとって生涯の貴重な財産です。
片岡先生も含めて、この3名の先生方は、私が大学に進まなければ出会うことのなかったであろう方々です。
臨床福祉学科にも、『福祉』という共通のキーワードでさまざまな分野の先生が教育・研究活動をしています。自分の人生を方向づけてくれる『恩師』と呼べる先生がきっといるはずです。
私も臨床福祉学科に入学し巣立っていく学生たちに、『恩師』として心にとどめてもらえるような大学教員を目指したいです。
臨床福祉学科 三宮基裕
2013年11月15日
11月9日(土)、九州保健福祉大学 社会福祉学部の同窓会が開催されました。
市役所、社会福祉協議会、介護保険施設、病院、クリニックなど様々な職場に勤務する第1期生~第12期生の卒業生が集まり、大学教員も参加して学生時代のこと、趣味や仕事の話など、夕食を頂きながら懇談しました。
「もうすぐ二児の親になります」と子育て真最中の方、「まだまだ独身生活を楽しみます!」「彼女募集中です!」と卒業生(OB)の皆さんは人生を謳歌し、輝いて☆見えました!
1期生は大学を卒業して約10年、よって職場で10年のキャリアを積みベテラン専門職として働いている方も多く、皆さんそれぞれに大きく成長なさっていました。
社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士等の国家資格を取得し卒業した方でも、専門職としてのキャリアを積み、ケアマネジャー等のさらなる資格取得に挑んでいるOBも。
参加OBの卒業年次や所属学科は東洋介護福祉学科、社会福祉計画学科、臨床福祉学科、こども保育学科・・・・・・等と異なっていたのですが、卒業生の皆さんが和気あいあいと仲よく交流している姿に、年齢や学科を超えた『社会福祉学部の絆』を感じた心温まるひとときでした。
臨床福祉学科 黒須
2013年11月11日
こんにちは。臨床心理専攻教員の横山裕です。
今回は、やや時期が過ぎましたが、前回予告したゼミ生の夏休みの報告です。
大学の夏休みは高校生のような宿題は当然ありません。なので、およそ2ヶ月の間、どのようにすごそうとも自由です。
高校生までにはできなかったことを思い切ってできるとても楽しい時間です。
特に3年生や4年生は、年齢も20歳をこえて法律的にも大人なので、本当に自分の責任で自由な事ができます。
今年の横山ゼミの学生さんたちも思い思いの夏休みを過ごしたようです。
夏休みあけに学生さんの夏休みの話を聞くのが教師としての私の楽しみの一つです。
今年は、私の初回のブログで紹介した児玉くんの夏休みが最高に素敵だったのでご紹介します。
児玉くんはブログでも書いたように、九保大にきてグローバル志向にめざめ、3年生の時に本学の留学制度を利用してハワイに半年間留学していた学生です。
彼は大学卒業後にアメリカの大学に留学する予定です。
なので、この夏は、アメリカ以外の世界を見たいと、大学生活最後の夏休みを利用して34日間で、インド、中国、フィリピン、ドイツと4カ国を一人で回ってきました。
まあ、とにかく見るもの聞くもの食べるもの全部、刺激的で最高の夏休みだったとか。特に、またいろいろな人と知り合いになれたのがうれしかったとか。帰国後もFacebookでしっかりと繫がれるのが便利なんだそうです。
英語と度胸とちょっとのお金があればこれだけ楽しい夏休みが過ごせるんです。(ちなみに費用は全部で20万円かからなかったそうです)
みなさんも、延岡で学びながら、長期休暇には世界で遊ぶ、そんな大学生活を送ってみませんか?
世界での遊び方はゼミの中で丁寧に教えます!
2013年11月 6日
今回も、授業の一部を紹介します。
介護福祉士を目指す学生には「生活支援技術演習(家事Ⅱ)」という科目があります。
生活支援技術は、介護技術だけでなく家政の知識も学びます。それは、自宅で暮らす利用者の生活を継続するための支援を行うことがあるからです。
ものを大事にする方に裁縫を頼まれたら、どうしますか?現在は、家庭で雑巾を縫ったり、ミシンを使うことが減ってきています。ちぎれたボタンをつけたり、ほつれた布を補正したり、昔は全て家庭で行っていたのですが・・、今は新しいものに買い替えたり、補正屋さんにお願いする・・そんな時代ですよね。
そこで、授業では手縫いで雑巾を作成しました。
なみ縫いではなく、一針一針ゆっくり縫っていく学生が多く、「畳職人!」と声をかけてしまうほど・・。玉止めなどの糸の処理も方法を忘れている学生がおり、雑巾1枚を縫うのに1時間かかってしまいました。
「雑巾は百均で買えばいい!」、いえいえ、タオルと裁縫道具があればお金を出さなくても手軽にできます。ぜひ、手縫いの技術を磨いてほしいものです。
さて、雑巾の出来栄えは・・。
この雑巾は、学内の清掃に活用させていただきます。
来週からはミシンの演習です!また、出来栄えをアップしますね。
ちなみに前期には調理実習をご紹介しましたね。よかったらチェックしてください。
http://www.phoenix.ac.jp/faculty/social_welfare/cw_blog/entry/2013/05/001109.html
2013年11月 1日
9月末から10月の後半にかけて、「地区別懇談会」というものが開催されました。本学にはさまざまな地区から学生が来てくれています。その地区ごとにこの懇談会が開催され、親御さんが教員から、自分の子どもについての様々な情報を得ることができます。延岡での開催を皮切りに、福岡や鹿児島など7ヶ所で開催されました。私がチューターをしている学生の親御さんがけっこう多く参加してくれたので、延岡、広島、福岡の3か所で話し合いを行いました。
この会に先立ち、教員もいろいろ準備をしなければなりません。まず一番大事なのは成績表。やはりこれ中心に親御さんと話をすることになります。また、会場が多いので、そこにすべての担当チューターが行くという訳にはいきません。担当でない学生の親御さんとも話をすることもありますが、その時には担当チューターから様々な情報を集めてから出かけることになります。親御さんのためにできるだけ多くの情報を集めなければならないので、これがけっこう大変ですね。
このような会は親御さんにとって貴重なものだと思います。わたしも大学生の娘、息子がおりますが、子どもらはあまり大学の様子を語ってくれません。ちゃんと勉強についていけているのか、友達うまくやっているのか、就職は大丈夫かと親は気になっているのに、、、。子どものこういう情報が、教員から得られるというのは、親としてはありたいものです。そして、多くの親御さんは教員から子どもの話を聞いて、安心してお帰りになります。
そうでないケースも中にはあります。学校にちゃんと行っていると思ったら行っていない、成績が悪くて進級や卒業も危ういと聞かされて、びっくりする親御さんもおります。我々もそういうケースが一番対応に苦慮します。
そうならないように、我々は、学生の出席が悪くなってきたり、単位があまり取れていない時は親御さんに連絡し、状況の改善に努めていきます。それでもいろいろ問題が起きてきて、この地区別懇談会で話し合いをしなければならないこともあります。我々もこの会が続く期間は、ちょっと緊張しなければならない時期でもあります。それが10/20にようやく終わりました。今、少しほっとしているところです。
文責 秋葉 敏夫
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