2014年8月27日
暑い日が続きます。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
学生は夏休み真最中ですが、自分の進路のことを考え、福祉事業所や一般企業、市役所などで、インターンシップに励んでいる学生もいます。8月7日に本学教員、インターンシップに参加する学生、受け入れてくれる事業所の担当者が一堂に会し、連携会議を開催しました。
学生は、受け入れてくれる事業所の担当者へ挨拶をしてインターンシップについての説明を受けました。やや緊張気味でしたが、みなさん引き締まった良い表情でした。
学生自らが選んだ事業所へ原則5日間の期間でインターンシップに行きます。興味・関心がある事業所を希望する学生、実習では行くことができない分野の事業所を選ぶ学生など様々です。学生のときに社会とつながることができる機会でもあります。インターンシップを終えて大学に戻ってきた学生は、学生生活を充実させている印象を受けます。おそらく自分の目標を見つけることが出来たからだと思います。インターンシップはとても貴重な体験となるので、一人でも多くの学生に参加してほしいと思います。
臨床福祉学科 日田 剛
2014年8月26日
今回、医療法人健悠会 吉田病院(精神科病院)で勤務されている臨床心理士 山中慎也さんに生活技能訓練(以下SST)についてご指導をいただきました。SSTとは、社会のなかで良好な対人関係を構築できるように、適切な社会的技能の獲得を目指すトレーニングのことです。
現在、山中さんは精神に障害を抱える方々を対象に、このSSTを実施しています。
講義後半は、みんなでSSTを体験しました。山中さんは終始明るい表情で、楽しい話題を振り学生の緊張を和らげてくださいました。場を和やかにすることにより、SSTに参加した人たちは発言しやすくなります。そして、楽しく適切な行動を学ぶことができるのです。
学生の感想(抜粋)
「SSTについては、これまでの講義やビデオなどで学んできましたが、実際にSSTを体験してみると、障害者の方だけでなく、私たちの日常生活でも大いに活かせると感じました。(中略)SSTを行っていくうえで、山中さんは場の雰囲気を明るくするような工夫をされていたり、さりげなく時計を見てタイムマネジメントを行っていました。限られた時間でどれだけその人のストレングス(強み)を引き出し、エンパワメントをできるかが専門職に求められるスキルの一つだと思います」
※エンパワメントとは、社会的に不利な状況に置かれた人々が、その問題状況を自ら改善するパワーを高め、主体的にその状況に働きかけ改善すること
「SSTはきっかけの場であり、それを利用者の方が日常生活の場で実践でき、強化されていくように援助者は環境を整えていかなければならないという言葉が印象的でした。SSTやトレーニングの場だけでなく普段の生活を常に意識しておくことが大事だと気づかされました」
今回は、臨床現場で活躍されている山中さんからSSTについてご指導をいただきました。本講義を受講した学生は、8月から精神科病院で23日間の実習に臨む予定です。今回教えていただいたことをしっかりと実習に活かしてほしいものです。
山中さん、この度はお忙しいなか貴重なご講義をありがとうございました。どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。
臨床福祉学科 西田 美香
2014年8月25日
こんにちは、介護コースの清水です。
現在は、夏休みです。学生はどのように過ごしているのでしょうか。
今回は、学生の夏休みの過ごし方を少しだけご紹介しましょう。
2年生は、介護福祉実習(第1段階)のため、施設で介護について学んでいるところです。
それから4年生は、来年1月の社会福祉士国家試験に挑戦すべく大学の教室を利用し、勉強を頑張っています。合格率27.5%(全国)の難関ですので、受験生は必死です。
介護福祉士と社会福祉士のダブルライセンスを狙えるのも、介護コースだけの特徴です。
あれ、パソコンに向かって卒論を書いている学生もいました。最近の延岡は気温も湿度も高く、家にいるよりは大学で涼しく学習するのも夏休みを過ごす一つの方法なのかもしれませんね。
8月24日(日)は、オープンキャンパスがあります。
介護コースでは、介護実習室にて車いすなどの福祉用具の展示及び体験ができます。ぜひ、足を運んでみてください。お待ちしております。
↓7月に実施されたオープンキャンパスの様子↓
2014年8月 7日
みなさん、暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか?
本学では前期定期試験の真っ只中です。
大学では、各科目の定期試験に合格すると、それぞれ単位がもらえます。
ゲームのポイントのようですね。
卒業するためや資格取得のためには必要な単位が決まっていますから、
その条件を満たせるように単位を集めないといけません。
試験前に、「試験対策のプリントがほしい」と言われることがあります。
本学の科目は、そのほとんどが資格取得のための科目でもあるので、
なんと! それぞれの教科書1冊全部が試験範囲となります。
それでも、国家試験には教科書にはなかった内容が出題されることもあります。
そのくらい「現場」で起こることは、複雑で、対処に迷う難問です。
解決したとしてもその答えが正答だったか、さらに悩むこともあります。
実は、そのことを多くの人はわかっているから、
「事件は会議室で起こっているんじゃない。現場で起こっているんだ!!」
というセリフが流行ったのだと思います。
困っている人や悩んでいる人は、
「解決のためにはこの話が大事! ここをチェック!」
とは言ってくれません。
だから、援助職には、大事なことを聞き取る力、読み取る力、まとめる力が必要なのです。
そして、大事かどうかの判断の基礎になるのは専門知識です。
ぜひ、それらの力を大学時代に磨いてください。
私は担当科目の試験対策のプリントは作りません。
援助職の卵たちには、自分で、1つ1つクリアして、
次のステージに進んでいってほしいと思っています。
前期定期試験が終われば夏休み♪ みんながんばれ~!
文責:田中陽子
2014年8月 6日
8月1日(金)の経済学講義で、ケインズの『一般理論』第15章を学びました。
テーマは「流動性への心理的誘因と営業的誘因」です。
簡単に言うと「人が現金を好む理由」です。
流動性とは他の商品と交換され易さを意味します。
現金(普通預金、当座預金を含む)が一番流動性の高い商品です。
したがって、現金を手元に置こうとするのが人の性(さが)なんですね。
現金の効用は取り敢えずは次の給料までの生活費。
そして、突然の機会を得るための予備費。
予備費は人生を大きく変えるときに極めて重要です。
先日も大河ドラマ「軍師 官兵衛」で、中国大返しの場面があり、虎の子の軍資金をすべて兵に与えていました。
予備費には突破力があります。
この予備費の額は一人ひとり大きく違っています。
予備費のうち一部は預金になります。
でも、これって社会全体で見ると借りる人がいないと預金は活用できませんよね。
活用できないと利子が生まれません。
借りる人も大切です。
なるほど社会は上手くできています。
借りたい人と預金する人それぞれが足りない部分を補うんですね。
経済は相互扶助を前提にしています。
経済と福祉は関係が深いようです。
高橋直也
2014年8月 4日
今回は、延岡市役所健康福祉部障がい福祉課の保健師 日髙裕子さんと精神保健福祉士 鈴木良平さんからご講話をいただきました。地域で暮らす障がいを抱える方々を支援する行政機関の専門職の方々が、日々どのような業務にあたっておられるのかをわかりやすくお話くださいました。また、講義後半では事例をもとにグループワークも実施されました。
講義後半では、障がい福祉課に寄せられる相談に対してどのような支援ができるのかをみんなで考えました。
今回、行政機関における精神保健福祉士の役割について日髙さん、鈴木さんにお話をいただきました。お二人のお話から、地域で暮らす障がいを抱える方々は、様々な生活上の困難を抱えていると同時に、そのことを多くの人とのつながりをもとに乗り越える力を持っておられるのだということを改めて実感しました。
日髙さん、鈴木さん、この度はお忙しいなか貴重なお話をありがとうございました。どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。
臨床福祉学科 西田美香
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