精神保健福祉士になろう パート⑧~生活技能訓練(Social Skills Training:SST)について学ぶ~

2014年8月26日

今回、医療法人健悠会 吉田病院(精神科病院)で勤務されている臨床心理士 山中慎也さんに生活技能訓練(以下SST)についてご指導をいただきました。SSTとは、社会のなかで良好な対人関係を構築できるように、適切な社会的技能の獲得を目指すトレーニングのことです。

  現在、山中さんは精神に障害を抱える方々を対象に、このSSTを実施しています。

 

 

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講義後半は、みんなでSSTを体験しました。山中さんは終始明るい表情で、楽しい話題を振り学生の緊張を和らげてくださいました。場を和やかにすることにより、SSTに参加した人たちは発言しやすくなります。そして、楽しく適切な行動を学ぶことができるのです。

 

 

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学生の感想(抜粋)

「SSTについては、これまでの講義やビデオなどで学んできましたが、実際にSSTを体験してみると、障害者の方だけでなく、私たちの日常生活でも大いに活かせると感じました。(中略)SSTを行っていくうえで、山中さんは場の雰囲気を明るくするような工夫をされていたり、さりげなく時計を見てタイムマネジメントを行っていました。限られた時間でどれだけその人のストレングス(強み)を引き出し、エンパワメントをできるかが専門職に求められるスキルの一つだと思います」

 

※エンパワメントとは、社会的に不利な状況に置かれた人々が、その問題状況を自ら改善するパワーを高め、主体的にその状況に働きかけ改善すること

 

「SSTはきっかけの場であり、それを利用者の方が日常生活の場で実践でき、強化されていくように援助者は環境を整えていかなければならないという言葉が印象的でした。SSTやトレーニングの場だけでなく普段の生活を常に意識しておくことが大事だと気づかされました」

 

 

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今回は、臨床現場で活躍されている山中さんからSSTについてご指導をいただきました。本講義を受講した学生は、8月から精神科病院で23日間の実習に臨む予定です。今回教えていただいたことをしっかりと実習に活かしてほしいものです。

  山中さん、この度はお忙しいなか貴重なご講義をありがとうございました。どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。

 臨床福祉学科 西田 美香

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