2014年8月 6日

経済と福祉

2014年8月 6日

8月1日(金)の経済学講義で、ケインズの『一般理論』第15章を学びました。

 テーマは「流動性への心理的誘因と営業的誘因」です。

 簡単に言うと「人が現金を好む理由」です。


流動性とは他の商品と交換され易さを意味します。

現金(普通預金、当座預金を含む)が一番流動性の高い商品です。

したがって、現金を手元に置こうとするのが人の性(さが)なんですね。

現金の効用は取り敢えずは次の給料までの生活費。

そして、突然の機会を得るための予備費。

予備費は人生を大きく変えるときに極めて重要です。

先日も大河ドラマ「軍師 官兵衛」で、中国大返しの場面があり、虎の子の軍資金をすべて兵に与えていました。

予備費には突破力があります。

 

この予備費の額は一人ひとり大きく違っています。

予備費のうち一部は預金になります。

でも、これって社会全体で見ると借りる人がいないと預金は活用できませんよね。
活用できないと利子が生まれません。

借りる人も大切です。

なるほど社会は上手くできています。

借りたい人と預金する人それぞれが足りない部分を補うんですね。

経済は相互扶助を前提にしています。

経済と福祉は関係が深いようです。

 

高橋直也