2015年6月15日
リレーコラム『ようこそ!臨床心理専攻へ!』。3回目となりました。
みなさんこんにちは。臨床心理専攻の前田直樹です。
先日のブログのプロフィールでも書いたのですが、私は臨床心理士という資格でカウンセリング活動などを行っています。
臨床心理専攻の学生は、毎年3、4人程度臨床心理士を目指して大学院に進学していましたが、最近学生に話を聞くと進学希望者が年々少しずつ増えています。そこで今日は臨床心理士になるためのプロセスについてご紹介します。
臨床心理士という資格は公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会という団体が認定する民間資格です。臨床心理士を取得するためには、まず大学を卒業し、その後、日本臨床心理士資格認定協会が指定する臨床心理士指定大学院に進学する必要があります。大学院修了後に資格試験があり、これに合格すると晴れて臨床心理士になることができます。つまり、臨床心理士になるためには6年間勉強をしないといけないというわけです。
臨床心理士は資格を取得すると、その後5年ごとの更新が義務付けられています。5年間の間に研修会や学会等に参加し、ポイント貯めて更新の年にそれを資格認定協会に提出し、認められれば資格を更新することができます。ちなみに私は来年の3月が更新の時期になっています(車の免許更新みたいですね)。
ところで、臨床心理士の指定大学院は国立大学、私立大学どちらにもあります。九州に指定大学院は多くはありません。福岡を除くと各県2校ほどだと思います。そして残念なことに宮崎県には指定大学院がありません。したがって、臨床心理専攻の進学希望者は県外の大学院を目指していくということになります。
これまで臨床心理専攻から11人学生が大学院に進学しました。進学先は様々ですが、九保大の姉妹校の吉備国際大学大学院(岡山)が臨床心理士の指定校になっているので、そこに進学する学生も年々増えています。本学の姉妹校なので情報の共有などがしやすく、私のゼミ生の2人も九保大卒業後、吉備国際大に進学し臨床心理士になって宮崎に帰ってきてくれました(本当に頼りになります)。
臨床心理士になりたいみなさん、6年間の勉強は決して楽なものではありません。またカウンセラーという仕事はおそらくみなさんのイメージとは異なり地味な仕事です。それでもこの仕事は誰かがやらなければならず、またやりがいのある仕事であることは間違いありません。本学の臨床心理専攻でも臨床心理士を目指す学生のサポートをできるだけ行っていきたいと思っています。
写真は進学希望のゼミの4年生と行っている英語の勉強会です。大学院の入試では英語の問題があるのでその対策なども行っています。
【ご案内-1】 臨床心理専攻での『学びの特色』と『卒業生の進路』については、『臨床心理専攻で、目指そう!心のWライセンス!!』(2015年5月27日投稿記事)も、あわせてお読みいただければ幸いです。
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