教育について

宮崎県精神保健福祉センターの見学研修に行ってきました!

2013年11月22日

 11月8日、精神保健福祉士国家試験受験資格取得を目指す学生13名が宮崎県精神保健福祉センターで見学研修を行いました。

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 見学研修の主な内容は、以下の通りです。
①精神保健福祉センターの見学
②職員の皆様からの講話
 ・精神保健福祉センターの業務概要
 ・我が国における精神保健施策と宮崎県の現状
 ・自殺防止対策事業について
 ・思春期精神保健について
 ・アディクション(嗜癖)について
③依存症自助グループの皆さんからのメッセージ
 

 

 

 見学研修に参加した13名は、精神科病院での実習を終了し、現在は、実習の振り返り、国家試験勉強、卒業論文作成、就職活動等を行っています。病院での現場実習で、当事者の皆様やご家族の皆様、実習施設スタッフの皆様から多くのことを教えていただき、自分たちの成長を色々な方々が支えてくださっていることを実感したことと思います。また、今回、センター職員の方々からの丁寧なご指導をいただき、その思いはさらに深まったことと思います。 

 

西田0502.jpg  学生の皆さん、精神に障害を抱える方々やそのご家族の「その人らしい生活」の実現に向けて、共に歩むことができる精神保健福祉士を目指してくださいね。そして、今回、教えていただいたことをしっかりと自分の力にしていってくださいね。
皆さんが応援してくださっていますよ。

宮崎県精神保健福祉センター所長 河野先生をはじめ杉田さま、日高さま、センター職員の皆さま、自助グループメンバーの皆さま、この度は貴重なお時間、お話をいただき、誠にありがとうございました。 

 

 

 西田0503.jpg学生感想(抜粋)
「本日の精神保健福祉センター見学研修を通し、学校での座学の知識に加え、宮崎県における精神保健福祉の現状等、より深い学びを得られたと感じます。本県の現状について特に印象が強かったのは、平均在院日数の長さと精神病床数の多さです。九州の精神病床数が他の地域と比べ圧倒的に多いことは授業でも学びましたが、改めて、その詳しい数値や順位を見ると、差の大きさに驚きました。また、それらのデータと九州における高齢者患者・認知症患者数、更に社会的入院の問題等、様々な事実を絡め、結び付けて考えることができました。数値データ1つを独立したものと捉えることなく、その背景や裏付けとなるものと共に理解していきたいと感じます」
 

 

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 「宮崎県の自殺死亡率について、具体的な数値、全国から見た宮崎の自殺死亡率から現在の現状を知ることができました。それと同時に自殺の背景として、精神疾患も大きく関与していること、亡くなる前にどこかの専門機関に相談していた方の割合が70%にも関わらず、その中でも自殺に至ってしまった方もいるというお話を伺い対策をしていてもなかなか防げないこともあることを実感しました。また、本日一番印象に残ったことは、国の自殺についての啓発についてのお話でした。“気付いてください”ということ、家族は決してその人の状態に気付かずにいた訳ではなく、気付いていても防げなかった場合もあること、そのような方たちも多くいることをしっかり覚えておかなければならないと感じました」 

 

 

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西田0506.jpg 「AA(アルコール依存症自助グループ)の方のお話を聞かせていただき、とても印象に残っています。私は正直、依存症への理解に苦しんでいました。ですが、なぜか今日のお話を聞いていて、すっと心に届きました。言葉にならない気持ちでしたが、AAの方を見ていて、こうやって人生やり直せるのだと、違う生き方ができるのだと、希望があるのだと、初めて理解できた気がします。依存症者の回復のお話が聞けて、私の中でとても貴重なものになりました。ご自身のことを他人に話すというのは決して簡単なことではないと思うので、本当にありがとうございました」 

 

 
西田0507.jpg 以上、宮崎県精神保健福祉センター見学研修の報告でした!
本学の学生は、様々な分野における地域の皆様に育てていただいております。これからも社会に貢献できる誠実な精神保健福祉士を養成できるように日々、努力して参りますので、どうぞ、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。

臨床福祉学科 西田美香

 

 

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哲学者のつぶやき その七

2013年11月20日

 外は木枯らしが吹いている。寒い。ぼちぼち年末である。年が明けた一月末日には社会福祉士国家試験がある。文字通り学生は盆も正月もない体で勉学に励んでいる。いっぺいゼミ生も国家試験や模擬試験の問題を必死こいて解いて自分のものにしようとしている。

 この時期、哲学者は歯がゆい。学問の母と呼ばれる哲学も、国家試験には歯が立たぬ。しかし心配はしていない。本学には社会福祉士と介護福祉士の国家資格を有し、しかも優秀な教員がいる。その名を福崎先生という。彼女は知識があるだけはなく、学生への教授方法も堂に入っている。四半世紀の研究歴を持ついっぺい先生も太鼓判を押している逸材である。おかげで哲学者は研究室を貸し、学生を見守っているだけでよい。いや、もしかしたら福祉系の学生のことだ。逆にこっちが見守られているのかもしれぬ。ま、それも生きた福祉の勉強であろう。文字からの勉強と実践的勉強。両方がこの部屋にいると自然にできる。素晴らしいことだ。

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生活支援に裁縫!?

2013年11月 6日

こんにちは、介護福祉コースの福﨑です。

 今回も、授業の一部を紹介します。

 介護福祉士を目指す学生には「生活支援技術演習(家事Ⅱ)」という科目があります。

 

 生活支援技術は、介護技術だけでなく家政の知識も学びます。それは、自宅で暮らす利用者の生活を継続するための支援を行うことがあるからです。

 ものを大事にする方に裁縫を頼まれたら、どうしますか?現在は、家庭で雑巾を縫ったり、ミシンを使うことが減ってきています。ちぎれたボタンをつけたり、ほつれた布を補正したり、昔は全て家庭で行っていたのですが・・、今は新しいものに買い替えたり、補正屋さんにお願いする・・そんな時代ですよね。

 

 そこで、授業では手縫いで雑巾を作成しました。

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なみ縫いではなく、一針一針ゆっくり縫っていく学生が多く、「畳職人!」と声をかけてしまうほど・・。玉止めなどの糸の処理も方法を忘れている学生がおり、雑巾1枚を縫うのに1時間かかってしまいました。

 

雑巾は百均で買えばいい!」、いえいえ、タオルと裁縫道具があればお金を出さなくても手軽にできます。ぜひ、手縫いの技術を磨いてほしいものです。

さて、雑巾の出来栄えは・・。

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この雑巾は、学内の清掃に活用させていただきます。

来週からはミシンの演習です!また、出来栄えをアップしますね。

 

ちなみに前期には調理実習をご紹介しましたね。よかったらチェックしてください。

http://www.phoenix.ac.jp/faculty/social_welfare/cw_blog/entry/2013/05/001109.html

 

 

「地区別懇談会」が終了しました。

2013年11月 1日

9月末から10月の後半にかけて、「地区別懇談会」というものが開催されました。本学にはさまざまな地区から学生が来てくれています。その地区ごとにこの懇談会が開催され、親御さんが教員から、自分の子どもについての様々な情報を得ることができます。延岡での開催を皮切りに、福岡や鹿児島など7ヶ所で開催されました。私がチューターをしている学生の親御さんがけっこう多く参加してくれたので、延岡、広島、福岡の3か所で話し合いを行いました。

 

 この会に先立ち、教員もいろいろ準備をしなければなりません。まず一番大事なのは成績表。やはりこれ中心に親御さんと話をすることになります。また、会場が多いので、そこにすべての担当チューターが行くという訳にはいきません。担当でない学生の親御さんとも話をすることもありますが、その時には担当チューターから様々な情報を集めてから出かけることになります。親御さんのためにできるだけ多くの情報を集めなければならないので、これがけっこう大変ですね。

 

 このような会は親御さんにとって貴重なものだと思います。わたしも大学生の娘、息子がおりますが、子どもらはあまり大学の様子を語ってくれません。ちゃんと勉強についていけているのか、友達うまくやっているのか、就職は大丈夫かと親は気になっているのに、、、。子どものこういう情報が、教員から得られるというのは、親としてはありたいものです。そして、多くの親御さんは教員から子どもの話を聞いて、安心してお帰りになります。

 

そうでないケースも中にはあります。学校にちゃんと行っていると思ったら行っていない、成績が悪くて進級や卒業も危ういと聞かされて、びっくりする親御さんもおります。我々もそういうケースが一番対応に苦慮します。

 

そうならないように、我々は、学生の出席が悪くなってきたり、単位があまり取れていない時は親御さんに連絡し、状況の改善に努めていきます。それでもいろいろ問題が起きてきて、この地区別懇談会で話し合いをしなければならないこともあります。我々もこの会が続く期間は、ちょっと緊張しなければならない時期でもあります。それが10/20にようやく終わりました。今、少しほっとしているところです。

 

文責 秋葉 敏夫

プレゼンテーション

2013年10月28日

お久しぶりです。介護コースの福﨑です。

 今日は授業の一部のご紹介です。

 先日、3年生に「相手に分かりやすく伝えるプレゼンテーション」についての授業を行いました。

 介護福祉士や社会福祉士が働いている現場では、職場内外の疑問や問題点などについて研究をし、発表をする施設や事業所が増えてきました。大学を卒業して現場に入ると、プレゼンの技術も必要とされる・・そんな時代です。大学では、研究の方法やパワーポイントの作成、発表の方法まで1年次から段階的に学ぶことができます。 

 

今回は、パソコンのパワーポイントを使ったプレゼンの作成から発表までを体験しました。課題は、人に伝えたい自分の趣味や興味について他人に知ってもらうこと。一人5分という短い時間に自分の伝えたいことが聞き手に伝わるのか!?初挑戦です。

 

内容が「人に伝えたい自分の趣味や興味」ということもあり、学生自身も作成時には悩んだようですが、発表時はゲームやアニメ、ジブリ、心理学や文学作品、ビールやオランジーナ(炭酸飲料)、日向について、台湾について、筋トレ、ゆるキャラ等、さまざまでした。

 

写真① 3年生H君がビールについて発表中の様子。いつもより緊張していました。

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写真② 発表を聞いている様子。全員が発表をお互いに評価しました。

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発表した後は、再度発表したスライドの見直しを行い、理解しやすいパワーポイントの作成手法について考えました。

 

来年4年生になったら、さらに上達した発表ができることを期待しています!

秋の卒業式

2013年10月17日

大学へ入学ができる時期は春(4月)だけではありません。

日本の小・中・高校は、たいてい3学期制だと思いますが、大学は2学期制です。1年間を4月から9月と10月から3月までに分けていて、1つの講義は半年で完結し成績が出ます。以前は「通年科目」といって1年間勉強してから試験を受けて成績を出す科目もありましたが、本学ではほとんどの科目が半年間の科目です。

この「半年間で1つの講義が完結する」というのがポイントで、大学は9月に入学してきても、スムーズに講義を受けることができるのです。

最近、「大学の入学時期を9月にする」という話題が新聞等に出ていたのを記憶している方も多いと思います。世界的には9月入学が多いようで、日本のように4月からの入学は留学生が入りにくいという問題から議論が進んでいたようです。

 

さて、本学も4月の入学・卒業式だけでなく、9月の入学・卒業式があります。

先日、秋季の学位記授与式が挙行されました。臨床福祉学科からは2009年9月に入学してきた中国からの留学生3名を中心に卒業生を送り出しました。

日本に来た当初は、ほとんど日本語が話せませんでしたが、4年間でずいぶん上達しました。難しい専門用語も辞書を片手に熱心に勉強していました。卒業後は日本での就職・進学に向けて活動するそうです。

 

入学式・卒業式は、何度出ても感慨深いものがあります。入学式では「彼らが胸を張って社会に出ていけるように支えなければ」という責任感を感じ、卒業式では「もっと、伝えてあげることがあったなぁ」という後悔を感じます。

 

そうこうするうちに、また半年すれば卒業・入学式がやってきます。卒業生には残された時間に一つでも多くのことを伝え、新たに出会う入学生のために準備をしなければと思う1日でした。 卒業生諸君!さらなる飛躍を祈念しています。

中央3名が卒業した留学生

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臨床福祉学科 三宮基裕

 

古書店に行こう

2013年10月 7日

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写真は駅前商店街の山下新天街にある佐藤書店から購入した『世界の名著』です。

全巻揃いだとそれなりの値段になりますが、写真のように欠本があると割安になります。

この全集の場合、20巻、50巻、66巻の3冊がありません。

 この3冊が何か知りたいですよね?

興味のある方はネットで検索してください。

  

また、この全集は人気があり、臨床福祉学科の他の先生方の研究室にもあります。

こちらも興味のある方は研究室巡りをして自ら見つけてください。

最初に予想してから巡るのも楽しいかもしれません。

  

学生にとって古本屋さんはとてもありがたい存在です。

  

まずその第一は、「安さ」です。特に出入口前に置かれた特価本台は衝撃的です。

1冊20円から100円という安さです。

もちろん、すぐに必要な本はなかなかないのですが、その学問分野を研究する上で必要になる基礎的な文献は結構あります。

 

第二は「新発見」の醍醐味です。

この醍醐味は2つあって、一つは探している本を見つける、もう一つは偶然の発見です。

初めて訪問する古本屋さんの場合は探している本の収穫が多いです。

山積みになっている場合は隅々まで探りましょう。

時間は掛かりますが納得の成果が得られます。

偶然の発見は、それこそ偶然なんです。

探していた本ではないんですが、ふと目に入ってくるんですね。

で、ぱらぱらと頁を捲るとこれが面白い。

 

と言う訳で古書店に行きましょう。

 

因みに、第54回 東京名物神田古本まつりは2013年10月26日(土)~11月4日(月・祝)です。

 

高橋直也

この夏の23日間!

2013年9月30日

学生は見違えるようになって、帰ってくる。
考え方も、人との接し方もしっかり者になってくる。

社会福祉援助技術現場実習
社会福祉士国家資格取得を目指す学生(通学生、通信生)は、この夏23日間の社会福祉現場での実習に取り組んだ。
厳しくもやさしい?現場指導者(社会福祉士)のもとで、プロとしての実学を学ぶことになる。大学での座学から、現場での実践へ。
実に、多くの学びと共に、一方では学生本人に足りない部分もいやというほど味わわされる。井上0501.jpg


その、貴重な実践経験を経て、今までの自分を見つめ直し、これからどう自分を高めていくか、その覚悟ができてくるように思う。
様々な生活課題を抱える人々やその家族に寄り添い、共に課題解決に向けて支援を展開していくには、知識や技術の修得はもちろんだが、何よりも人としての人間性を追求していかなければならない。さらにすべての人が暮らしやすい福祉のまちづくりに向けた、取組まで広げていくことが求められる。

 

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社会福祉専門職としての職業については、様々な評価がある。現場で仕事をした経験のある私は、この仕事はほかの仕事では決して味わうことのできない何かがあるように思う。その魅力を多くの若者に伝えていきたい。

臨床福祉学科 井上

社会福祉現場実習

2013年9月26日

我々の学科で学ぶ上で、大変重要な科目があります。それが「社会福祉現場実習」です。福祉の現場を知らずして福祉のエキスパートになりえません。福祉職を目指す人には3年生の時に23日間の学外での現場実習が課せられます。現場は5つの分野(障害、児童養護、高齢者、社会福祉協議会、福祉事務所)に分かれておりますが、私は福祉事務所を担当しています。実習に出る前に約1年かけて事前指導を行い、今年は8月19日から9月19日までの1か月間、3人の学生が福祉事務所で実習をさせていただきました。

福祉事務所の職員の方々は、未熟な学生たちを大変温かなまなざしをもって指導してくださいました。自分たちの後身を育てていくんだという気持ちを感じ取ることができます。学生たちもそれに応えるべく、必死で取り組んでいました。そして、大学では教えてもらえないようなことを、数多く学んだようです。

その現場実習の締めくくるのが「実習生発表会」でした。各自が学んだこと、気づき、こうすればもっと状況がよくなるのではないかという企画なども提示します。それを福祉事務所の所長さんや課長さんたちの前で行うのです。学生たちは大変緊張しておりました。発表前の彼らの写真を見ていただければわかるのではないでしょうか。

 

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ところどころつっかえながらも、無事発表会が終わりました。私の印象では、例年にない良い出来と思いました。聞かれた課長さんたちからも「よくやってくれた」とお褒めの言葉もいただいております。わたしもほっと胸をなでおろした次第です。

現場実習には、学生を変身させる力があります。真剣に実習に打ち込んだ学生は面構えも変わってきます。現場で学生たちを観察していると、はじめの頃は本当に頼りなさそうに見えていたのですが、実習終盤になると他の職員と遜色ないほどに見えてきました。これが現場の力なんですね。

日々成長していく学生たちを見ていくことができるというのは、我々教員の特権といってよいでしょう。実習を終えて卒業した後に、素晴らしく成長した姿で訪ねてきてくれたりする。本当にそれは感動ものです。

「あの頼りなかったあいつがー、、、、、。」

だから教員の仕事はつらいけど、やめられないという人もいます。私もその一人でしょうか。

文責 秋葉敏夫

大学生の夏休みは学びがいっぱい

2013年9月 6日

介護コースの福﨑です。

大学は9月末まで夏休みですが、介護コースの夏休みは学年によっては大忙し!?

1年生はオープンキャンパスのお手伝い。

2年生は特別養護老人ホームや障害者支援施設等の施設に行き、介護福祉実習。

3年生は社会福祉援助技術現場実習。

4年生は、集中講義、就職活動、卒業論文作成、国家試験の勉強

 

・・・とそれぞれ一生懸命取り組んでいます。

介護福祉士と社会福祉士の国家資格同時取得可能な大学は、九州でも数えるほどしかありません。ダブルライセンスを目指すということは、幅広い知識と技術を身につけられるということ。

夏休みまで大変だと思うかもしれませんが、実際の現場での学びはとても多く、学外実習を終えるたびに学生の成長する姿が分かるほどです。講義だけでは学べない生の福祉をしっかりと学び、これからの福祉を支えてほしいですね。

 

写真は4年生が勉強しているところです。

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