教育について

「『福祉』学科」で「犬のトレーニング」??(動物療法専攻・授業紹介)

2013年6月19日

 

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臨床福祉学科・動物療法専攻では、2年生・3年生の2年間、「動物トレーニング」の実習科目が設けられています。

臨床『福祉』学科の専攻なのに、なぜ「犬のしつけ」なんかを勉強しているの?と不思議に思われるかもしれません。しかし、アニマル・セラピーは、動物と一緒に行う活動です。私たちは、動物のことを深く理解するために、動物「で」勉強することが求められます。また、一緒に活動するためには、動物自身「が」いろいろなことを勉強しなければなりません。

専攻では、専攻犬ココ・マルと一緒に、「犬『で』勉強」し、「犬『が』勉強する」カリキュラムも行っています。

特に、トレーニングの授業では、専門用語では、学習理論に基づく陽性強化法、平たく言えば、「犬の良いところをほめて、望ましい行動を増やす」トレーニングの方法を学んでいます。学習理論なので、基礎となる知識は心理学分野のものなのですが、「知っている」ことと「できる」ことは大違い。

 

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例えば、こんな風に、ぴったり横についてもらって「おすわり」をさせるのですが

 

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僕がやると、なんだかちょっとずれてしまいます・・・。大切なのは、「『適切なタイミング』で『ほめることができる』ようになること」。これは、「知っている」だけではできません。まさに練習あるのみです。

 

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一見、遊んでいるようにしか見えないかもしれませんが、これも、犬に対しての様々な「指示の出し方」の練習中の風景です。

 

 

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1年も勉強すると、学生さんは、リードなしで、犬と一緒に歩くことができるように。勉強中の身からすると、ちょっとした神業です。

 

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こうした「犬と一緒に勉強すること」は、授業中だけでなく、専攻犬ココ・マルの日々のお世話の中でも実践されています。朝と夕方の登下校時間帯に、学内で見かけられた方も多いかもしれませんね。遊んでいるようにしか見えないかもしれませんが(笑)、ココ・マルも私たちも、いっしょうけんめい勉強中なんですよ!

★動物療法専攻では、専攻のブログも開設し、学生生活や専攻犬の日常などを紹介しています。関心がおありの方は、よろしければあわせてお読み頂けると嬉しいです。
■動物療法専攻~つれづれ日和~ http://anithera.exblog.jp/

加藤 謙介

介護技術の実技チェック

2013年6月18日

こんにちは

今日は、介護福祉コース4年生の授業の1コマを紹介します。

  介護の1場面を課題として教員が出題します

  (○○さん82歳左片麻痺があり・・・)

     ↓

  その課題のチェック表を学生が作成します。

     ↓

  他のグループがその課題の実技をする

  (このグループはどのようなチェック表が作成されたのかは知りません)

     ↓

  そのチェック表をもとに学生の実技を学生がチェックする

というような授業です。

いつもは、教員から実技テストのチェックを受けていますが、今日は教員になったつもりで学生がチェックしていました。

「さすが、4年生です」といった内容でした。

介護教員担当   稲田 弘子

 

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超難関!社会福祉士国家試験への挑戦!!~その栄光への軌跡~

2013年6月17日

学内で社会福祉士を目指す学生を対象に

全員合格を目指して、月一で模試を行っています。٩(๑`^´๑)۶

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  \少人数で模試の振り返りをしています!!/

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小グループ担当の先生と面談中(一人ひとりにアドバイス!)

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ゼミの仲間と国試勉強中での一コマ

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国際保健・福祉論とは?

2013年6月14日

先日、とある情報誌の取材を受けました。私は通信制大学院(修士)の方も担当しています。その情報誌は社会人に向けて、どこの通信制の大学院の教員が、こんな内容の講義をしているかを紹介してくれるものです。今年は私が取材を受けることになりました。記者の方は、はるばる東京から私のところまで、雨の中を来てくれました。仕事とはいえ、本当にご苦労なことです。わたしも気合を入れて取材に応じました。

記者は、私がどんな講義をしているのかと聞いてきました。その内容は、情報誌ばかりでなく、ブログを見ている人にも有用と思うので、紹介をしたいと思います。私は国際保健・福祉論という科目を教えています。その概念図を以下に示してみました。

 

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人間が幸福感を持って生きるためには、基本的なニーズが満たされなければなりません。飢えている人が幸福感を持てるはずがありません。雨露をしのぐ家もないような人も同じでしょう。いろいろな基本的なニーズがありますが、それらが満たされていない人々を支援し、幸福感を持って生きられるようするのが福祉活動と考えます。これは生存権、健康権、教育権などの人権を確保する活動とも言えます。そして世界中の人間あてはまることです。

多くの人は日本の基本的なニーズの状況については知ってはいるでしょうが、世界の状況を知る人はあまりおりません。私は世界の途上国で15年ほど過ごしてきました。さまざまな現実を見てきました。これを学生に伝え、人々が健康で幸せに生きていくにはどういていけばよいのかを考えるのがこの科目です。社会福祉学部の学生にも講義をしています。世界の福祉に関心のある方を、お待ちしています。

文責 秋葉 敏夫

先人のちょっといい話

2013年6月 5日

皆、一人ひとり、自分の夢、進みたい方向は違っていると思いますが、将来のなりたい自分をみつける“きっかけ”となるヒントを新聞、雑誌等から“先人のちょっといい話”として紹介したいと思います。

毎日新聞の記事を一つ紹介します。

 長年、大阪の釜ヶ崎(愛隣地区)、いわゆる“ドヤ街”といわれ、簡易宿泊所の多いところで生活している神父「本田 哲朗」氏のことば

 

相手の立場に立って、ということがよく言われます。しかし、人はしょせん、他人の立場に立つことはできないということが、私が19年間、釜ヶ崎で暮らしてわかったことです。

(それでは、どんな支援をしたらいいのでしょう・・・記者の質問)

相手の立場にたっているつもりが、善意の押しつけが、実は相手の尊厳を傷つけ差別や偏見の元になることがあるのです。でも、かかわりをあきらめるのではなく、相手より下に立つ心構えが必要です。

野宿者は自活できる仕事をもとめているのにそれがない。炊き出しをし、毛布を配るときは「こんなことしかしてあげられなくて、ごめんね。望んでいることは、こんなことじゃないんだよね」と思いながらします。

ある労務者が死んだ友人にお供えをしたいのだが、自分の朝食代だけはとっておきたいけどと500円玉の両替を頼んできたことがありました。その500円が彼の全財産であるにもかかわらずにです。弱き人々の中にあってこそ、力は十分に発揮される。これもまた、私が釜ヶ崎で学んだことの一つです。

 

人間にとって大切なのは、良い人になることでも、立派な大人になることでもなく、人の痛みを放っておけない心をもつことです。

福祉を学ぶということは、あなたがいなくては困ると思われるような人を目指すことではないかとおもいます。

臨床福祉学科 山内將利

 

調理実習の様子

2013年5月29日

こんにちは。臨床福祉専攻介護福祉コースの福﨑です。

 今回は介護福祉士を目指す学生を対象に開講している「生活支援技術演習(家事Ⅰ)」の調理実習の様子を紹介いたします。

 在宅で生活している高齢者への食事の支援も大事な介護福祉士の役割の一つです。

 この演習授業では「高齢者の食事」について作り方を学び、実際に作って味を確かめます。

塩分や栄養バランスに配慮されたレシピを見ながら調理します。

 

さて本日の献立は・・・

肉じゃが

なめこ汁

ごはん

ミルクゼリーのいちごソースがけ

 

大学生の中には、一人暮らしで自炊している学生も多く、初回にもかかわらずメンバーで協力して手際よく楽しそうに実習していました。

写真1.肉じゃが3人前できあがり

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写真2.野菜はどれくらいの大きさがいいかな?

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写真3.できあがり!

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学生に味の感想を聞いてみたところ、

「おいしい!」

「思ったより味がしっかりついている。」

「ミルクゼリーは作り方も簡単!帰って家でも作ります。」

 などなど大好評でした。

生活支援技術演習の授業は、介護だけではなく、生活に役立つ技術を身につける授業でもあります。今後も楽しみですね。

 

簡単でしたが、授業の様子を紹介しました。

写真・文:福﨑

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これまでの卒業研究のこと。そして、今年も4年生が本格的に取り組み始めました。

2013年5月24日

本学臨床福祉学科では、4年間のまとめとして卒業研究をします。

言い換えると、卒業研究をしないと卒業させてもらえません。

自分で研究テーマを決めて、論文にまとめるのです。

 

そのため、3年生になると、卒業研究の指導をしてくれる先生を決めます。

いわゆる「専門ゼミを決める」というものです。

その先生に3・4年生の2年間指導を仰ぎつつ、時には就職など卒論以外(恋愛相談にものってくれる先生もいます♪)の相談もしつつ、卒業式を迎えます。

 

私はその指導を受け持つ先生の1人で、「臨床心理学」が専門です。

去年、私のゼミを卒業した学生が100名を超えました。

学生たちも私もがんばったなぁと思います。

 

夜遅くまでがんばったこと・・・

勉強したはずなのに、初めての調査にどうしてよいかわからず悩んだこと・・・

調査を頼みに行ってドキドキしながら説明したこと・・・

パソコンの中のデータと、とても長~いにらめっこをしたこと・・・

資料が見つからず完成させられるか心配になったこと・・・

失恋して、卒論のことなんて考えられなくなったこと・・・

卒業できるか心配になって書けなくなってしまったこと・・・

中間発表会・最終発表会で1~3年生に緊張しながら発表したこと・・・

全部が終るまではと禁酒したこと・・・

完成して友達と祝杯をあげたこと・・・

 

学生一人ひとりにいろいろなことがあって完成しました。

完成するころには、学生の顔がまた1つ大人びたような感じがしたものです。

 

学生それぞれが苦労してテーマを決めて取り組んだので、

一つひとつにとても思い出深いものがあります。

0(ゼロ)から何かを立ち上げるのはなかなか難しいのです。

この最後にあげた「田中ゼミ卒論 選びに選んだ10大テーマ」を見てください。

全部あげるとキリが無いので、迷いに迷ったあげく、選びに選んだものです。

テーマがあがらなかった卒業生の皆さん、どうか許してください!!!

 

「母性は本能であるか」を研究した卒業生は、

その後、かわいい花嫁となり、

子どもを産むたびに、

「先生、母性は本能ですよ!カワイイ!」

「母性があっても忍耐力に欠ける自分・・・(泣)」

「上の子が小学校に入学しました」

と、子育てに奮闘するステキなママになっています。

 

ゾンビーズやもののけ、エヴァ、明智や織田の歴史上の人物など、

これがマジメな卒論?

と不思議に思うかもしれないものもあります。

心理学では、これらもマジメな研究の対象です。

 

レンタルした映画を9時間も見続けたり・・・

歴史資料の古い文字が読めずに、?????・・・

登場人物の関係の複雑さに頭が混乱したり・・・

「こんなの知らない」という担当教員(私のことですが)への説明に苦労したり・・・

 

これらはこれらでなかなか手ごわいのです。

 

今年も4年生が本格的に卒論に取り組み始めました。

状況は、ここで、またご披露したいと思います。

 

それまでに少しでも進めてほしいなぁ・・・

これから催促のメールでもするかなぁ・・・

 

何より、応援をよろしくお願いします。

 

文責:田中陽子

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卒業研究は大学生活の集大成

2013年5月23日

去る3月19日に学位記授与式(卒業式)がありました。九州保健福祉大学 社会福祉学部で学んで所定の単位を修得すると、“学士(社会福祉学)”の学位が得られます。

臨床福祉学科からも66名の卒業生がそれぞれの人生に旅立っていきました。彼らは、本学での4年間、たくさんの人と出会い、学びを深めてくれたことでしょう。

 

私が大学を卒業して15年が経過しましたが、今でも当時のことを思い出します。

なかでも、卒業研究は大変貴重な経験でした。テーマによってすすめ方は異なりますが、①問題意識を持つこと、②問題を実証すること、③解決策を提案すること、④他の人に自分の考えを伝えること、こういった体験は、高校まででは経験することが少なかったので、なにより新鮮でした。

 

私の研究室では、基本的に学生自身にテーマを決めてもらい、自主的に研究活動に励んでもらうように促しています。

今年の三宮ゼミ卒業生の研究テーマ

『美容福祉~その人らしさと生きがいへのつながり~』

『地域福祉におけるインフォーマルな社会資源に関する研究~沖縄県の特徴「ゆいまーる」と「模合」を活かして』

『中国の高齢化の現状と福祉意識について』

 

いずれも、「おしゃれに興味がる」「故郷の福祉について勉強したい」といった関心で研究に着手しました。自分の興味・関心のあるテーマなので、熱心に取り組んでくれました。卒業研究で社会的に評価される研究成果を得ることはなかなか難しいですが、卒業研究のプロセスである“疑問をもつ”“仮説をたてる”“実証する”“主張する”の経験は、社会に出ても役立ちます。まさに卒業研究は大学の魅力である「主体的学び」の集大成と言えるでしょう。

これから、ますます重要になる福祉社会の発展にむけて、私たちと一緒に研究しましょう。

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 三宮ゼミの卒業論文集と臨床福祉学科の卒業研究要旨集

臨床福祉学科 三宮基裕

精神科病院見学実習に行ってきました!

2013年5月20日

5月10日、精神科病院見学実習に行ってきました!

 

本学では精神保健福祉士を目指す学生が、夏から秋にかけて精神科病院で実習を行います。その事前学習の一環として、毎年、延岡市近郊の精神科病院にご協力をいただき、見学実習を行っています。精神保健福祉士を目指す学生は、大学だけではなく、当事者の皆様、医療機関、施設、行政など様々な分野の方々からご指導をいただいています。

社会から求められる心豊かな専門職を目指して、今日も学生はがんばってま~す。

 

 写真は、見学実習前の学生の緊張した面持ちです(笑)。見学実習終了後の充実した笑顔も撮影すればよかったのですが、私、すっかり忘れておりました。申し訳ございません!

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 【学生の感想】

「精神科病院は閉鎖的イメージがあったが、明るい雰囲気で風通しもよくイメージが変わった。自由だと感じた」

「精神保健福祉士と患者様の距離がとても近いと感じた。私もそんな精神保健福祉士になりたいと思った」

「信頼関係を築くために、しっかりと患者様のお話を聴くことが大切であると思った」

「働いている人たちの思いを知ることができてとてもよかった。また、多くの人たちが長期入院を強いられていると思っていたが、最近は入院期間が短期となっていることを学ぶことができてよかった」

などなど…

 

臨床福祉学科 西田美香

臨床福祉学科で介護を学ぶ

2013年5月14日

みなさんこんにちは

 

やっと暖かくなってきたように思いますが、コタツなどはもう片付けましたか?

寒がりな私の家では、コタツを片付ける勇気がなく、このブログを書いている今もコタツに入って書いています。

 

今日は「介護コース」についてお話します。

介護福祉士の国家資格の受験資格を取得するためには、2年間の専門学校でも可能です。

「大学で4年間も」と思われるかもしれませんが、4年間ならではの理由があります。

 

1つ目は、社会福祉士の受験資格も取得できるという、つまりWライセンスの取得が可能であるということです。「超高齢社会」になっている日本。今後も今以上に高齢者が増えてきます。「介護ロボット」なども開発されていますが、「人」はやはり「人」が介護するのがいいと思いませんか? 微妙な手加減はロボットではできません。

介護福祉士を持っている社会福祉士、社会福祉士を持っている介護福祉士 どちらをめざしますか?

 

2つ目は、リーダー的な、指導者的な、教育者的な介護福祉士を4年間かけて養成していることです。卒業生の中には、施設長になったり、介護士長になったり、いろいろな部署でリーダーとして頑張っています。

 

固いお話ばかりになっていますが、「介護コース」で一番いいのが、みんな仲良しということです。1年生より、グループで演習したり、いろいろな学生と実習に行ったりと、みんなで苦楽?を共にしています。キャンプに行ったり、実習が終わったら飲み会したり・・・と教員の知らないところでも集まってワイワイしているようです。

 

オープンキャンパスが、7月14日(日)と、8月25日(日)にあります。

この雰囲気をぜひ体験してみてください。

学生と共にお待ちしております。

 

次回、このブログでお会いするときには、授業の様子や学生との○○会の様子など、写真もあわせてお話します。

 

臨床福祉専攻 介護福祉コース    稲田弘子でした

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