研究プロジェクトの特色

QOL研究機構では、社会福祉学・保健科学・薬学という異なる学問的視点から、以下の3つの研究プロジェクトを配置する。

プロジェクト1:地域生活行動(活動と参加)支援モデルの研究開発(社会福祉学研究所)

健康的な地域生活のあり方という視点からの研究を展開する。特に、高齢者、障害児・者をモデルにその行動特性を分析・評価し、生活環境の整備を含めた生活支援モデルの形成を行う。

プロジェクト2:健康と生活機能向上のための支援システム及び訓練技術開発(保健科学研究所)

生活機能とその障害という視点から研究を展開する。主として身体機能、言語聴覚機能、視覚機能の側面に対する相談(アドバイス)・訓練技術の開発と、それに基づく生活機能向上支援システムの開発を行う。

プロジェクト3:薬物の副作用によるQOL低下に対処する薬学の視点からの支援法の開発(薬学研究所)

生活習慣病の予防と治療という視点から研究を展開する。主として、高齢化に伴って増大が予測される神経系の疾患や循環という器疾患を対象として、その発生メカニズムの追求と薬物的作用の検証を行う。

3つの研究プロジェクトは、各々の学問的観点から、ICFに基づく人の生活機能向上を統一研究目標とし、相互に有機的に関連を持ちながら、総合的に一体となって研究を推進し、その研究活動と研究成果を基盤として、地域住民・地域社会への貢献、社会的・経済的観点を視野に入れた応用的研究を推進するところに特色がある。

また、地域社会を研究フィールドとして、詳細に調査分析し、評価基準・生活機能支援モデルを作成し、研究機構を基盤として、相談活動、公開講座、研修会、シンポジウムを通して提案していくことで、地域社会全体のQOL向上の実現を図り、その成果に基づいて国内外にも支援モデルを展開していく。

さらに各研究プロジェクトの協働によりICFを基軸とし評価基準を策定し、各研究プロジェクトの件はこの評価基準を横軸として可能となる。この為、各研究プロジェクト間の研究成果の統合は、同一の評価基準を共有することで実施される。

また、このことは各研究プロジェクト相互による、研究評価の可能性と同時に、研究機構としての統合研究成果(福祉政策提言、地域社会福祉モデルの提言)を容易にする、本研究プロジェクトの最大の特色である。
 社会福祉学研究所保健科学研究所 薬学研究所