甲斐 帆乃佳

小さな力でも、確実に福祉を支える

精神保健福祉士・社会福祉士

社会福祉学部 臨床福祉学科/社会福祉コース 4年
門川高等学校(宮崎県)出身
甲斐 帆乃佳

社会の中で弱者とされる方々に、
しっかりと寄り添える力になる

 一緒に暮らしていた祖母に介護が必要になった時、自分が何も手助けできずに家族に負担を強いてしまったことでとても情けない思いをした経験があります。そのことがきっかけで高校の時に介護について学び、社会福祉士の存在を知ることになりました。利用者様のよりよい人生のためのお手伝いができる、とても魅力ある仕事だと感じています。

 相談に来られる方は、自分ではどうすることもできない問題に直面していたり、そもそも問題解決のための選択肢を持っていなかったりと、さまざまな事情を抱えています。そのような時に、福祉の専門家として制度や機関に働きかけ、時には新しい制度を作り上げることにチャレンジしながら利用者様と関わっていく。社会の中で弱者とされる方々にしっかりと寄り添える力になることが私の目標です。

甲斐 帆乃佳 九保大で学ぶ中で福祉に対する重要性を知り、価値観が大きく変化

九保大で学ぶ中で福祉に対する
重要性を知り、価値観が大きく変化

 九保大で学ぶことで、福祉に対する知識や価値観が大きく変わりました。それまでは、利用者様への支援は家族が積極的に行うことが正しいと思っていましたが、決してそうではないということがわかりました。いろいろな事情や複雑な家庭環境を抱える中、多くのケースは、正しいとか間違っているといった単純な答えで問題を解決することはできません。幅広い経歴や知識を持つ先生方の授業を受けるにつれ、自分の浅はかな考え方や視野の狭さを思い知らされました。このようなことを学ばないままで福祉の職に就いてしまったら、自分でも気づかないうちに多くの人を傷つけていたのではないかと思います。

 そもそも、私がそれまで認識していた福祉は「介護」でしかありませんでした。九保大で学ぶうちに、福祉には多彩な側面があり、人が生きていくために不可欠な分野であることを実感しています。

利用者だけでなく、その家族や
周囲の方々の支えにもなりたい

甲斐 帆乃佳 利用者だけでなく、その家族や周囲の方々の支えにもなりたい

 精神的な疾患を抱える人が急増しているにもかかわらず、いまだに差別や偏見がなくならない今の社会。弱い立場に置かれた方々が、当たり前の生活を当たり前に送れるにはどうすればいいのか。そのようなことを考えて、社会福祉士と同時に精神保健福祉士の資格取得も目指すようになりました。

 福祉の仕事をする上で必要なのは、人を思いやる気持ちはもちろん、途中で投げ出さずに最後まで責任を持って物事を考えることだと思っています。とはいえ、自分が健康でなければ利用者様のサポートはできません。ついつい無理をしてしまいがちですが、自分の限界を知っておくことも大切なことではないでしょうか。

 利用者様だけでなく、そのご家族や周囲の方々への支えにもなれる。私の力が、福祉を支えるほんの小さな、でも確実な光になれればこんなに嬉しいことはありません。