谷村 奈音

動物と、真摯に向き合う

愛玩動物看護師

薬学部 動物生命薬科学科 3年
出水高等学校(鹿児島県)出身
谷村 奈音

愛犬の存在がきっかけで
目指そうと決めた愛玩動物看護師

 幼い頃にずっと犬を飼っていました。甘えたり喜んだり、楽しそうに遊んだりと、犬はとても感情表現が豊か。いつもそばに寄り添ってくれて、喜怒哀楽を共にする家族の一員でした。愛玩動物看護師を目指す直接のきっかけは、そんな愛犬の存在です。人も動物も命の重みは同じ、だからこそ、その命をしっかり守る仕事をしたいと思ったのです。

 飼い犬が病気になった際に動物病院に連れて行く機会もあり、そのたびに接する看護師の方への憧れもありました。獣医師が適切に診察できるよう動物を保定したり、てきぱきと治療の準備をしたりしている姿はとてもかっこよく見えて…。通院中、私たち飼い主が不安にならないようたびたび励ましの言葉をかけてくださったこともよく覚えています。

 ちなみに、今は猫を飼っています。猫は犬と違って気まぐれなので遊びたくてもかまってくれないことが多いのですが、それもまた大きな魅力。身近に動物がいることで学ぶこと、助けられることは本当に多いと実感しています。

谷村 奈音 愛犬の存在がきっかけで目指そうと決めた愛玩動物看護師

検査機器や飼育室などの設備が充実。
学内で飼育する動物から学ぶことも

 目標に掲げている愛玩動物看護師の資格が取得できることに加えて、最新の検査機器や飼育室などの設備が充実していることも九保大を選んだ理由の一つです。それらの機器を駆使しながらの授業はとても楽しく、将来へのやる気にもつながります!

 加えて、現在は日々学修している基本をしっかり頭に入れておくことが何より大切。授業以外では復習を欠かさないことを心がけています。

 好きな科目は、動物の体について詳しく学べる生理学です。人間と同じ臓器でも、動物によって一般的にあまり知られていないさまざまな働きがあることは非常に面白いですし、人間とは異なる動物の体の仕組みにも興味が尽きません。

 動物生命薬科学科では数種類の小動物を飼っており、その飼育にも関わっています。ウサギやラット・マウスのブラッシングをして毛並みを整えたり、ケージを掃除したりしながら彼らを観察していると、将来の仕事に役立ついろいろな学びや発見もあります。

専門性の高い愛玩動物看護師を目指し、
飼い主の方のサポートもできる存在に

谷村 奈音 専門性の高い愛玩動物看護師を目指し、飼い主の方のサポートもできる存在に

 将来は薬学の知識も持ち合わせた、より専門性の高い愛玩動物看護師として地元で働きたいと思っています。動物は自分で話すことができないので、現場では飼い主さんに症状について詳しく聞いたり、わかりやすく説明したり、的確なアドバイスをするためのコミュニケーション能力も身につけなければと感じています。

 子どもの頃飼っていた犬が病気で亡くなった時、とても辛い思いをしました。動物の命を救うことはもちろん、動物好きの方が同様の経験をした時に、愛玩動物看護師として自分がしっかりサポートできる存在になりたいです。