[通信制]

保健医療学研究科 博士
(前期)課程

医療従事者を活性化し、より充実した保健医療の現場を。

保健医療学研究科 博士(前期)課程では、保健医療の従事者(作業療法士、言語聴覚士、臨床工学技士、臨床検査技師)などを対象に、それぞれの領域における“最先端”の検査・治療援助・リハビリテーション技術を理論的・実践的かつ体系的に修得し、各分野で指導的な役割を担う人材を目指します。
そのためカリキュラムは、院生自身が希望する専門分野ごとに、高度な理論と実践的な技能を修得できるように構成されています。

MESSAGE

研究科長挨拶

大学院(通信制)保健医療学研究科長

池脇 信直

大学のひとつの大きな役割は、知の産生です。特に大学院は中枢をにないます。
大学院では新規性に富んだ、専門性の高い研究が求められます。
私たちの大学院では、各専門の教員をそろえ、皆さんの研究の指導をします。修士または博士の学位を取得すれば、それで終わりではありません。あくまでも途中経過であって、研究者としてのスタートラインに立ったにすぎません。
働きながら通信制で研究するのは大変ですが、やる気のある学生の応募をお待ちしています。

RESEARCH
SUBJECT

研究テーマ

研究テーマ(PDF)

カリキュラム

カリキュラム表

必修科目

選択科目

T=印刷授業科目

共通必修科目

担当教員 開講年次 単位

保健科学特論 - 医療衛生学

池脇 信直 1 4 ※1

保健科学特論 - QOL学

福本 安甫 1 4 ※1

保健科学特論 - 心身障害学

(不開講) 1 4 ※1

保健科学特論 - 生命倫理学

前田 和彦 1 4 ※1

保健医療情報解析学特論 - 生体機能検査情報学

西森 誠 1・2 4 ※1

保健医療情報解析学特論 - 医療ネットワーク情報学

竹澤 真吾 1・2 4 ※1

保健医療情報解析学特論 - 安全情報管理学

戸畑 裕志 1・2 4 ※1

保健医療情報解析学特論 - 医療統計学

吉武 重徳 1・2 4 ※1

共通専門選択科目

担当教員 開講年次 単位

発達保健学特論 - 遺伝学

園田 徹 1・2 4 ※1

発達保健学特論 - コミュニケーション発達学

中村 真理子 1・2 4 ※1

成人・老人保健学特論 - 呼吸・循環機能老化学

吉武 重徳 1・2 4 ※1

精神保健学特論 - 精神医学

矢花 芙美子 1・2 4 ※1

形態学特論 - 器官形態・組織病理学

近藤 照義 1・2 4 ※1

形態学特論 - 細胞制御生化学

野村 創 1・2 4 ※1

形態学特論 - 分子病理学

宮本 朋幸 1・2 4 ※1

形態学特論 - 分子遺伝学

三苫 純也 1・2 4 ※1

生体機能学特論 - 臨床免疫学

池脇 信直 1・2 4 ※1

生体機能学特論 - 感染症学

鬼塚 信 1・2 4 ※1

生体機能学特論 - 感染病態・治療学

明石 敏 1・2 4 ※1

生体機能学特論 - 再生医療学

近藤 照義 1・2 4 ※1

生体機能学特論 - 細胞治療学

三苫 純也 1・2 4 ※1

生体機能学特論 - iPS細胞・幹細胞応用医学

薬師寺 宏匡 1・2 4 ※1

生体機能学特論 - 動物生理学

橋本 美穂 1・2 4 ※1

分野別専門選択科目

担当教員 開講年次 単位

保健医療技術学特論Ⅰ - 小児発達学

園田 徹 1・2 4 ※1

保健医療技術学特論Ⅰ - 運動学

(不開講) 1・2 4 ※1

保健医療技術学特論Ⅰ - 作業療法学

福本 安甫 1・2 4 ※1

保健医療技術学特論Ⅱ - 聴覚機能学

(不開講) 1・2 4 ※1

保健医療技術学特論Ⅱ - 摂食・嚥下機能学

中村 真理子 1・2 4 ※1

保健医療技術学特論Ⅲ - QOLデータ解析学

池脇 信直 1・2 4 ※1

保健医療技術学特論Ⅲ - データサイエンス医工学

竹澤 真吾 1・2 4 ※1

保健医療技術学特論Ⅲ - 医療データ分析学

中村 真理子 1・2 4 ※1

保健医療技術学特論Ⅲ - 臨床検査データ解析学

野村 創 1・2 4 ※1

保健医療技術学特論Ⅲ - ゲノムデータ分析学

三苫 純也 1・2 4 ※1

保健医療技術学特論Ⅳ - 医療機器安全管理学

戸畑 裕志 1・2 4 ※1

保健医療技術学特論Ⅳ - 医用治療機器学

右田 平八 1・2 4 ※1

保健医療技術学特論Ⅳ - 生体機能代行装置学

吉武 重徳 1・2 4 ※1

保健医療技術学特論Ⅳ - 感染制御・治療学

渡辺 渡 1・2 4 ※1

保健医療技術学特論Ⅴ - 細胞生理生化学

野村 創 1・2 4 ※1

保健医療技術学特論Ⅴ - 分子細胞病理学

宮本 朋幸 1・2 4 ※1

保健医療技術学演習Ⅰ - 小児発達学

園田 徹 1・2 4 ※2

保健医療技術学演習Ⅰ - 運動学

(不開講) 1・2 4 ※2

保健医療技術学演習Ⅰ - 作業療法学

福本 安甫 1・2 4 ※2

保健医療技術学演習Ⅱ - 聴覚機能学

(不開講) 1・2 4 ※2

保健医療技術学演習Ⅱ - 摂食・嚥下機能学

中村 真理子 1・2 4 ※2

保健医療技術学演習Ⅲ - QOLデータ解析学

池脇 信直 1・2 4 ※2

保健医療技術学演習Ⅲ - データサイエンス医工学

竹澤 真吾 1・2 4 ※2

保健医療技術学演習Ⅲ - 医療データ分析学

中村 真理子 1・2 4 ※2

保健医療技術学演習Ⅲ - 臨床検査データ解析学

野村 創 1・2 4 ※2

保健医療技術学演習Ⅲ - ゲノムデータ分析学

三苫 純也 1・2 4 ※2

保健医療技術学演習Ⅳ - 医療機器安全管理学

戸畑 裕志 1・2 4 ※2

保健医療技術学演習Ⅳ - 医用治療機器学

右田 平八 1・2 4 ※2

保健医療技術学演習Ⅳ - 生体機能代行装置学

吉武 重徳 1・2 4 ※2

保健医療技術学演習Ⅳ - 感染制御・治療学

渡辺 渡 1・2 4 ※2

保健医療技術学演習Ⅴ - 細胞生理生化学

野村 創 1・2 4 ※2

保健医療技術学演習Ⅴ - 分子細胞病理学

宮本 朋幸 1・2 4 ※2

総合科目

担当教員 開講年次 単位

保健科学特別研究

明石 敏
池脇 信直
鬼塚 信
園田 徹
竹澤 真吾
戸畑 裕志
中村 真理子
野村 創
橋本 美穂
前田 和彦
右田 平八
三苫 純也
宮本 朋幸
吉武 重徳
渡辺 渡
1~2 6

※1 特論科目
※2 演習科目

修了要件

保健科学特別研究を含む必修3科目14単位、共通専門選択2科目8単位以上、分野別専門選択2科目8単位以上、合計30単位以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上、修士論文の審査及び最終試験に合格すること。

保健科学研究科博士(前期)課程 講義概要

POLICY

3つのポリシー

POLICY01

ディプロマ・ポリシー
卒業認定・学位授与の方針

九州医療科学大学大学院(通信制)保健医療学研究科博士(前期)課程(以下、「本研究科」という)では、本大学院の課程を修め、30単位の単位修得と学位論文等の条件を満たし、広い視野に立って精深な学識を持つことを目指して、専攻分野における高度の専門的能力研究能力を修得した下記の人に対して学位を授与します。

1.高い倫理観と専門的知識や技術、科学的根拠に基づく臨床問題解決能力

高い倫理観と専門的知識や技術、科学的根拠に基づく臨床問題解決能力などの高度な実践能力を有する。

2.保健・医療の現場において研究を推進する能力

保健・医療の現場において独創的な観点で研究を推進する能力を有する。

3.国際的な諸問題に対する共同研究や活動に参画できる能力

国際的な諸問題に積極的に取り組み、共同研究や活動に参画できる能力を有する。

4.新たな保健医療改革に貢献できる能力

地域保健・医療の実践現場で他の分野と連携して新たな保健医療改革に貢献できる能力を有する。

POLICY02

カリキュラム・ポリシー
教育課程編成の方針

本研究科は、建学の理念および修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成するために、次のような教育内容と方法を取り入れた授業を実施し、教育評価を行います。

1. 教育内容

1.共通必修科目、共通専門選択科目、分野別専門選択科目及び総合科目の4群構成とし、保健科学の基礎から専門領域へ段階的に進めるよう科目を配置しています。
2.共通必修科目(保健科学特論、保健医療情報解析学特論)によって保健科学研究の方法論について認識を深め、各々の研究内容に応じて、共通専門選択科目(発達障害学特論、成人・老人保健学特論、精神保健学特論、形態学特論、生体機能学特論)により学際的な視点を養います。
3.上記を基盤に、分野別専門選択科目(保健医療技術学特論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ、保健医療技術学特論演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ)において、リハビリテーション領域における専門的な知識・技能の修得と研究感性を深めます。
4.総合科目としての修士論文は、2年間かけて臨床実践等での研究課題について総合的視点からの研究を行います。

2. 教育方法

1.各科目は、シラバス(授業の概要、一般目標、到達目標、授業計画、評価方法などを示したもの)に記載の教育方法に沿って行います。
2.必修科目および専門選択科目の履修期間は1年間で、3回の課題レポート提出により授業科目の理解度を判定し、科目修了試験の受験の可否を決定します。
3.スクーリングでは、学生および指導教員全員参加のもと、研究の内容や方法についての指導を直接受けます。

3. 教育評価

1.冬期スクーリング時に、各科目の修得度を確認するために科目修了試験を実施し、シラバスに記載の評価方法に沿って合否を判定します。
2.修了時には、修士論文の審査および最終試験の合格を求めます。

本研究科では、修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)及び教育課程の編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、次に掲げる知識・技能や能力、目的意識・意欲を備えた人を求めます。

1.保健医療の従事者(作業療法士、言語聴覚士、臨床工学技士、臨床検査技師)などを対象に、それぞれの領域における”最先端”の検査・治療援助・リハビリテーション技術を理論的・実践的かつ体系的に修得し、各分野で指導的な役割を担う人材。
2.保健科学を核とする保健医療関連科学において専門的な研究能力を養い、教育者、研究者、または保健医療現場において貢献し得る高度に専門的かつ指導的な職業人を志している人材。

POLICY03

アドミッション・ポリシー
入学者受入の方針

本研究科では、修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)及び教育課程の編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、次に掲げる知識・技能や能力、目的意識・意欲を備えた人を求めます。

1.保健医療の従事者(作業療法士、言語聴覚士、臨床工学技士、臨床検査技師)などを対象に、それぞれの領域における”最先端”の検査・治療援助・リハビリテーション技術を理論的・実践的かつ体系的に修得し、各分野で指導的な役割を担う人材。

2.保健科学を核とする保健医療関連科学において専門的な研究能力を養い、教育者、研究者、または保健医療現場において貢献し得る高度に専門的かつ指導的な職業人を志している人材。

TEACHER

教員メッセージ

教授

三苫 純也

iPS細胞を用いた再生医療・細胞治療が注目されています。しかし、iPS細胞を実際に治療に用いるには、移植後の癌化が障壁となっています。iPS細胞の癌化機構を解明する事ができれば、現在抱えている諸問題を解決し、実際に臨床へ応用する事が可能です。また、その他の癌の生物学的特性を解明する為の基盤研究となることも期待されます。iPS細胞を用いた研究は、再生医療にも癌治療にも極めて有用な研究なのです。細胞を用いた研究に興味のある方は歓迎します。

教授

中村 真理子

超高齢社会である現在、医療職に求められる役割は多様にそして高度になってきています。本学保健科学研究科修士課程の最大の魅力は、大学で学んできた専門を生かしつつ新たに保健医療分野の勉強や研究が出来ることです。本学修士課程の講師は、医師をはじめとして医療の様々な分野のエキスパートから構成されており、入学すれば充実した研究活動を行うことができます。大学院で先端的な研究を行い、医療の推進に寄与できる新たな知見を一緒に見つけていきましょう。