学科のブログへのお別れ
私事ですが,この3月で退職となりました。この1年間はご無沙汰でしたが,書いていない訳ではなく,発表のタイミングを失してしまったというのが本音です。例えば,昨年の6月には,次のような文章を準備していましたが,7月になってしまいました。
お久しぶりです。NHKのラジオ第一の土曜日朝6時台に「サエキけんぞうの素晴らしき20世紀ポップ」という番組があります。毎月テーマを設定しての選曲です。5月は母の日に因んで「母」,6月はジューン・ブライドにちなみ「花嫁」です。今日6月12日に放送された1曲ははしだのりひことクライマックスの「花嫁」でした。
サエキさんと女性キャスターの掛け合いの中で,歌詞について,「駆け落ち」という言葉が出てきて「あれ?」と違和感を覚えました。そこで,写真のシングル盤で歌詞を確認すると,自立しようとする女性の姿だと私には思えました。駆け落ちと言えば,演歌のたとえば「矢切の渡し」などが浮かびますが,それとは違う爽やかさあると思いました。いろいろな受け止め方があるものだと実感しました。
写真のジャケットを久しぶりに引っ張り出してみて驚いたことがあります。シングル盤なのに,PERSONNEL(演奏者)が表記されています。ドラムスに猪俣猛,エレキギターに水谷公生,ストリングスは多アンサンブルという風に記載されているではありませんか。
もう一つ,時の流れを実感させられました。発売日が1971年1月です。今から50年(半世紀)も前の作品ですが,少しも色あせていない名曲だと思いました。 臨床福祉学科 長友道彦でした。
大学を去るに当たり,臨床福祉学科の先生方から記念品の申出がありました。そこで『四季の歌 芹洋子』というCD5枚組のボックスをお願いしました。
彼女の歌に「牧歌~その夏」というのがあり気に入っていたのですが,なかなか入手できずに,このボックスには収録されていたからです。この1曲のためにボックスを買うのを躊躇していたのですが,ご厚意に甘えた次第です。手にして作曲者はあの「さとうきび畑」の寺島尚彦さんであることを初めて知りました。まだまだ知らないことの方が多いことを痛感しました。
このように思いつくままに書いて参りましたが,今回が最後です。ありがとうございました。九州保健福祉大学の発展と,学科の先生方,本ブログを読んでいただいた皆様のご健勝をお祈りいたします。さようなら。
臨床福祉学科 長友道彦