臨床心理の体系的な知識・技術と共に社会福祉や
アニマルセラピーの実践力を身につけた「公認心理師」を養成
1年次を中心に「QOLと人間の尊厳」等の必修科目と共に、英語や情報処理などの教養科目を学び、資料の読解や論文作成に必要なアカデミックスキルを身につけます。さらに哲学や倫理学、生物学などにもふれ、支援対象者の“こころ”と“からだ”の双方を理解するための基礎知識を培います。
心理・福祉コースを履修する2年次以降、「公認心理師」をめざす学生は大学院進学を視野に入れながら、心理学に関する基礎・専門科目を体系的に学び、4年次の心理実習や卒業研究につなげます。「社会福祉士」をめざす学生は基礎から専門に至る社会福祉学を体系的に学び、3・4年次の相談援助実習や卒業研究につなげます。なお心理・福祉コースではアニマルセラピー関連の専門科目も履修できます。
心理・福祉コースの履修については1年次修了時に希望調査を行います(履修は2年次から)
2015(平成27)年、国家資格として「公認心理師」が制定されました。この「公認心理師」は保健医療、福祉、教育、その他の分野において、心理学に関する専門的な知識と技術をもち、心理学に基づく相談援助や心の健康(メンタルヘルス)についての教育や情報提供を行ないます。また、2018(平成30)年度より公認心理師養成が大学で始まりました。
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会福祉学部 臨床福祉学科(✳︎現・臨床心理学部 臨床心理学科 心理・福祉コース)
川野 幸代さん
延岡西高等学校(現・延岡星雲高等学校/宮崎県)出身
心理療法担当として、子どもたちへの生活支援や心理面での支援を行っています。子どもの成長や頑張りを近くで見守りながら支援できるところがこの仕事の大きなやりがいです。もちろん、目に見える形ですぐに成長を実感できない場合も多いのですが、だからこそ彼らの小さな変化に感動できるし、達成感も感じます。この仕事を選んだきっかけは、もともと子ども好きだったことに加え、児童養護施設へのボランティアや、社会福祉士の現場実習を行なった経験から。傷ついたり、ハンディを背負ったりしている子どもの人生を支える施設で自分の力を発揮したいと考えました。九保大では、福祉に関わる仕事への心構えや振る舞いなど、多くのことを身につけることができたと思っています。将来の仕事へのイメージを膨らませるためにも、学生の頃から興味のある仕事の現場に触れることを後輩の皆さんにぜひおすすめします。
※九保大(九州保健福祉大学)は2024年4月九州医療科学大学へ名称変更
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