宮崎県障がい者相談支援事業連絡協議会県北ブロックの相談支援専門員と学生とのコラボ企画 ―共同事例検討会を開催―

20231027日、宮崎県障がい者相談支援事業連絡協議会県北ブロックの相談支援専門員と学生とのコラボ企画として共同事例検討会を開催しました。

学生は、現場で活躍されている相談支援専門員の講話やグループワークに参加し、障がいを抱えながら地域で生活する当事者の方々の姿や支援の重要性を学びました。本企画を通して、学生には「人の痛みを癒すのは人の温かさ」であることを感じてもらえたのではないかと思います。そして、卒業後、今度は自分たちが人を温かく支え、幸せを共有できる存在として成長していってもらいたいと思います。

今回、本企画に参加していただいた相談支援専門員の皆様、本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

臨床福祉学科 西田美香

 

相談支援専門員との事例検討会を通して、本人主体で支援を行っていかなければいけないからこそ支援をしていくことが難しいことや、常識をあてはめないことが大切だと学びました。事例問題の演習では、相談支援専門員と一緒に解説を考えていく中で、クライエントのストレングスを見つけ、最小限の支援とは何かを考えて問題を解いていくといいとアドバイスをもらいました。クライエントの問題点に焦点を当てて考えるのではなく、ストレングスに焦点を当てて考えていく視点の違いを感じました。

臨床福祉学科 3年 兒玉 遥菜

 

相談支援専門員の事例検討研修会に参加し、学生と相談支援専門員を交えたグループワークを行ったことで、支援を行う上での福祉に対する考え方がより一層深まったと感じます。相手に対する言葉の伝え方や、価値観が皆同じではなく人それぞれであること、クライエント1人1人の思いをくみ取ることの大切さを改めて実感しました。通常の授業や、教科書には載っていない生の声を聞くことができたため、今回の研修会は非常に良い経験となりました。今回の研修会で学んだ人を思いやる多くの大切なキーワードを意識して、今後の学生生活に活かしていきたいと思います。

臨床福祉学科 3年 大野 優里

写真 左:大野優里さん 右:兒玉遥菜さん