鍼(はり)の練習

5月22日木曜日、外気温30℃(*_*;と異常な高気温となった延岡です。

 

本日は2年生の鍼実習の様子を見ていきます。

実習室が暑いので、熱中症予防として普段着用している実習衣は脱いでもOKでした。

普段は白衣を着用して実習を行っています。

 

本学では2年生から本格的な鍼灸の実習が始まります。

鍼の練習は、最初に物、次に自分の身体、最後に学生同士というようにステップアップしていきます。

今日は、鍼練習の基礎となります『片手送管』に取り組んでいました。

片手送管は抜いた鍼を再び鍼のガイドである鍼管と呼ばれるチューブに戻し、すぐに次の場所に刺鍼出来る準備をする手技のことです。

最近の鍼は使い捨てのディスポーザブル鍼が主流になっていますので、同じ鍼を抜いて別の場所にすることはあまりないはずです。

しかしながら、鍼を扱う非常に大切な手技であり、刺鍼に必要な手の動きを滑らかにする重要な訓練と考え、本学では実習に取り入れています。

 

一分間に何回片手送管ができるか学生同士でチェックしていました。

他の人から手元をじっと見られると、緊張する学生が多く、良い練習になったのではないでしょうか。

細い鍼をうっかり曲げてしまわないように、丁寧かつ滑らかに鍼を扱っていきます。

頑張れ鍼灸師の卵たち。夏休み前には実技試験があります。

練習に練習を重ね、合格するんだよー!