はりきゅう治療所実習 4年生
本学では、はり師きゅう師の実習は、2年生で自分の身体、3年生で学生同士と実技を行う対象が変わります。
4年生になるとこれまでの実習に比べ臨床的な実習内容になります。
学内にあります附属はりきゅう治療所において、外来にいらっしゃった地域の患者さんにご協力いただき、臨床実習を行います。
鍼灸師の国家資格を保有する教員の指示のもと、患者さんへの医療面接、徒手検査、東洋医学的な診察を行います。
患者さんの訴えに耳を傾け、症状の位置や性質など事細かに情報収集します。
患者さんに許可が得られれば、教員に代わって学生が鍼や灸を施術することもあります。
学生同士の実習はこれまで何度も繰り返し実習しましたが、実際の患者さんに鍼と灸をおこなう機会はありませんでした。
学生さんは、緊張しながらも、鍼1本、灸1壮に集中して施術します。
実習に慣れておられる患者さんからは「お灸が熱くない」「鍼が響かない」、「そのお灸気持ちいい」、「鍼が少し痛い」など、感想を頂けます。
こういった患者さんからフィードバックも学生たちにとっては重要なご意見です。いつもありがとうございます。
教員と一緒になって患者さんが良くなるお手伝いをしています。
繰り返し、患者さんに向き合うことで、少しずつですが鍼灸臨床の基礎を学んでいます。