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臨床工学科 丹下 佳洋助教が第30回国際血液浄化学会において『Best Abstract賞』を受賞しました!

トピックス 2012.09.26

 

tange.jpg9月6日~8日にわたって横浜市で開催された第30回国際血液浄化学会において、保健科学部臨床工学科 丹下佳洋助教が優れた研究者(演題)に贈られる『Best Abstract賞』を受賞しました。

 

世界中の腎臓・血液透析に従事している医師・研究者が集まる学会で、毎年各国で学術集会が行われ、今年は日本で開催されました。

演題内容は、慢性維持透析患者さんに多くみられる合併症である”低血圧・低酸素血症”を改善するために透析液中の酸素分圧を上昇させる技術を報告したものです。世界各地で透析患者数が増加の一途をたどる中において、今回報告した技術を臨床に応用すれば、患者さんのQOL向上・生命予後改善が期待されます。

◆ 本人のコメント ◆ 臨床の現場で透析中の低血圧に苦しんでいる患者さんを目の当たりにし、何とかしたいという気持ちがありました。臨床工学技士が病院で活躍するフィールドが広がりつつあり、専門分野が異なる臨床工学技士の間でのネットワークは非常に重要です。今後も微力ながら研究成果を患者さんに還元していきたいです。