保育士試験合格 おめでとう!!

臨床福祉専攻4年生の西山智晴君が7月実施された保育士試験に見事合格しました。

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保育士の仕事は児童福祉施設等で保育や地域の子育て支援です。しかし、子どもを預かって身の回りのお世話をするという単純なものではありません。障害のある方やこどもたちの命を預かり、心身の成長に携わる大切な仕事です。そのような保育士資格を得るには、2つの方法があります。

(1)  都道府県知事の指定する保育士を養成する学校その他の施設で所定の課程・科目を履修し卒業する。

(2)  保育士試験(筆記試験(9教科)と実技試験)を合格するという2つの方法があります。

臨床福祉学科では、昨年度より保育士試験対策講座を行っています。

1次試験にむけて、週に1~2回演習室で学習し、さらに試験が近くなると模試問題を何度も解くという学習しています。2次試験は実技試験。

現在、1年3名 2年生2名、3年生2名、4年生3名が西山君に追いつけと頑張っています。

高校生と模擬授業を楽しみました。

先日、県北の高校生がサマーキャンプの一環として本学を訪問されるということで、大学当局が模擬授業を企画、私も参加させていただきました。

題して「英語の次には何をやる?――中国語でしょ(笑)」。

一回勝負の授業体験、私も1週間前くらいから徐々に緊張してまいりました。
心配なので指導案(略案)まで作ったほどで…

その概要、次の通りです。

導入:元気に挨拶してみよう!
展開:①四声――四つのメロディーで太極拳
②あなたのもう一つの名前
③チャンツで中国語
④C-POPを楽しもう!
まとめ:中国語をおススメする3つの理由

以上、正味50分の模擬授業でした。
ネタバレになるので(笑)内容の詳細については書きませんが、授業はけっこう盛り上がり、皆さん楽しんでおられたようでホッとしました。

本学は医療/福祉系の大学ということで、受験生や保護者の皆さんの興味関心は資格取得にあるようですね。
でも私に言わせると、大学教育の魅力はパンキョー(一般教養)にあり、です。

何を隠そう、この私も大学の教養科目に大いに影響された一人です。
第二外国語の中国語に出会わなければ、恐らく大学院には進学しなかったでしょうし、大学教師にもならなかったでしょう。

この一般教養科目、現在は「基礎科目」という名称に変更されましたが、四年制大学卒業生として相応しい見識を蓄え、視野を広げるためにも、その重要性は変わりません。

中国語の模擬授業、興味おありの方は、またの機会に、ぜひご参加ください。
あなたを楽しいチャイナワールドへお誘いします(笑)

(文責:登坂)

追伸:模擬授業の様子は、宮崎県立日向高等学校さんのウェブサイトをご覧ください。私は、サマーキャンプの記事の中の、どこかに居ます…(笑)

https://hyuga-hs.ed.jp/
サマキャン便り⑥ https://hyuga-hs.ed.jp/?p=5491
フロンティア科通信 7月号 https://hyuga-hs.ed.jp/?p=5651

映画研究会発足

臨床福祉学科の日田です。昨年度より映画研究会がサークルとして立ち上がり、顧問をさせてもらっています(ちなみにサーフィン部も顧問)。

映画好きの学生たちが最近見た映画や関心のある映画について情報共有しあい、その奥底にあるテーマを追求していくという、研究会という名に相応しい活動をしています。(本当は映画についてフランクに話しているだけ)

先日、初の映画視聴会を行いました。「正義と悪を明確に分けることはできるのか?」という社会性のあるテーマで、「ジョーカー」という作品を視聴しました。感想はズバリ、面白かったです。詳しくはネタバレになるので、控えます。ジョーカーは、アメリカのコミックが原作の「バットマン」に出てくるニヒルな「敵」で、いわゆる「悪者」です。ジョーカーはこれまで何度も映画で演じられてきました。有名なのは「ダークナイト」という映画でジョーカーを演じた、故ヒース・レジャーでアカデミー助演男優賞を受賞しています(受賞時はすでに故人)。今回見た「ジョーカー」でそのジョーカーを演じたのはホアキン・フェニクス(リバー・フェニックスの弟)ですが、演技は圧巻でした(アカデミー主演男優賞受賞)。私個人の感想としては、ヒース・レジャーへのリスペクトを強く感じました。一見の価値ありでおすすめです。

これからも、「映画を通して世界を知る」をモットーに活動していきます。

 

映画視聴前の緊張した様子の学生

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ソーシャルディスタンスを常に意識する学生 

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ゼミ活動(就職活動準備)

3年生のゼミ活動の一環として、学内のキャリアサポートセンター(学食前)を訪問した様子をお知らせします。

  

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3年生は、卒業論文作成に向けて、関心のあるテーマをもとに研究を進めていく段階です。4年生の11月には論文提出となります。まだまだ先だと考えていると、大変なことになるために、いつも3年次にゼミ活動の一環として、キャリアサポートセンター職員から、就職活動のノウハウを教えてもらっています。

 4年生になると、卒業論文、国家試験対策、そして就職活動と並行して進めていかなければなりません。とにかく、大学生活の中で一番忙しい時期になります。なぜならば、自分で計画的に行動していかない限り事が進んでいかないからです。まさしく、主体的行動の試行時期になります。

 

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特に、就職活動は学生一人ひとりの方向性が異なるため、どのように活動していけば良いのか悩むことが多いようです。そんな学生を全面的にバックアップしてくれるのが、キャリアサポートセンターです。就職ガイダンスの実施や全国各地から寄せられる職員募集情報の提供はもちろん、履歴書の書き方指導や面接の練習もしてくれます。また、先輩たちが就職試験の情報をファイルに残しているので、それを参考に試験対策ができるようになっています。今年も、とても役に立つ情報を聞くことができました。

 センター職員からは、「時間があるときにはセンターに来てもらい、就職について考えを聞かせてもらっておくと、個別にでも良い情報をお知らせできますよ。そして、関心がある事業所があれば、実際に見学に行くことをお勧めしますので、遠慮なく相談してくださいね。」とのことでした。百聞は一見に如かず!!行動あるのみですね。

 キャリアサポートセンターは、学生にとって、とても心強いところだと思います。

 最後に、学生からの感想を紹介します。

 ・漠然としていた就職に対するイメージがはっきりとしたことで、自分がこれからどのように動いていかなければならないかを考えるきっかけになりました。

 ・就活についてまだ先のことだと思っていましたが、今から将来に向けてすべきことが多くあると改めて気づきました。

 ・4年次では就活だけではなく、国試の勉強や卒論執筆と共に両立していかなければならないので、自主的に計画を立てることが大切だと思いました。

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                                                                                                                                                                    文責:川﨑

サーフィン部大躍進

6月6日(日)に延岡で開催されたサーフィン大会(コネクションカップ2021春の陣)に九保大サーフィン部から、私も含めて4人が出場しました。

結果は、オープンクラスBで出場した山田隆太君が優勝、ビギナークラスで出場した濱口政人君も優勝と快挙を達成しました!

他にもオープンクラスBで出場した児玉朋樹君も決勝まで進出して4位と健闘しました。3人とも日頃から練習に励んでおり、その成果が発揮された結果でした。サーフィン部顧問としてこれ以上ない喜びです。次は11月に大会があるので、もっと上を目指して早くも練習を開始しています。サーフィン部、ますます盛り上がってます!

ちなみに顧問の私は初戦敗退でした。

 

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写真 左から

オープンクラスBで優勝した 山田隆太 君

ビギナークラスで優勝した 濱口政人 君

オープンクラスBで4位になった 児玉朋樹 君

介護福祉士合格率100%達成!

3月26日(金)第33回介護福祉士国家試験の合格発表がありました。

 

臨床福祉学科介護福祉コースの学生が介護福祉士国家試験に全員合格しました。

合格率100%(全国合格率71.0%)を達成。

合格者の皆様、おめでとうございます。

 

心配した学生もいましたが、無事に合格できて良かったです。

 

それから、介護福祉コースから「社会福祉士」を受験した学生4名は、全員がダブル合格となりました。

こちらも合格率100%。よく頑張りました。

 

介護の知識・技術を持った「社会福祉士」や大学を卒業した「介護福祉士」は、高齢者・障害者福祉、地域などでの幅広い活躍が期待されます。

 

4月からは、介護福祉コースの全員が高齢者施設で介護福祉士や生活相談員として働くことになりました。就職率も100%ですね。

それぞれが大学で学んだ専門知識を活かして、新しいステージで大いに活躍されることを期待しています!

 

また、困ったときはいつでもご相談ください。

(清水径子)

写真:介護福祉コースの学生と仲間たち

 

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精神保健福祉士の国家資格を目指し一生懸命がんばった11名が笑顔で卒業!

今年度は、新型コロナウイルス感染予防のため、大学の講義や臨床実習が変更になるなど大変な一年間でした。

そのようななか、学生の皆さんは自分にできることをコツコツと努力し、そして、仲間で支え合いながら学習に取り組んでいました。

社会に出てから出会うであろう、患者さまや利用者さま、そして、ご家族の皆さまの力になるため、一生懸命、努力してきた皆さんを先生は誇りに思います。

困った時、大変な時は周りの人達の力を借りて、嬉しい時、楽しい時は周りの人達とその喜びを共有して、幸せであってください。

皆さんの幸せを心より願っています。

臨床福祉学科 西田美香

 

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令和2年度 学位記授与式

3月19日(金)に学位記授与式が行われました。

残念ながら今年度も大学全体での学位記授与式は中止となりました。そのため、昨年同様、感染防止対策を行ったうえで、臨床福祉学科の卒業生と教員のみの式となりました。

 

改めまして、卒業生の皆様、保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます。

卒業生のこれからのご活躍を期待しております。

 

学科長挨拶の様子

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学位記とふさ

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日本ソーシャルワーク教育学校連盟会長賞
社会福祉士養成課程 桑原日向子さん 

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日本ソーシャルワーク教育学校連盟会長賞
精神保健福祉士養成課程 田中美奈さん 

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介護福祉士養成校協会会長賞
橋口亜美さん

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集合写真 

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※写真撮影のため、マスクを外しております

 

卒業生の皆様、またいつでも大学に遊びに来てくださいね。お待ちしております。

 

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社会福祉士・精神保健福祉士 合格率90%

3月15日、第33回社会福祉士国家試験及び第23回精神保健福祉士の合格発表がありました。

 

今年度は、コロナ禍の中、授業が一部遠隔授業になるなど、予期しない一年でした。

学生にとっても学内の立ち入りが制限されるなど、学習環境の確保が難しかったのではないかと思います。

 

本学では、国家試験対策に力を入れていますが、今年度もできるだけ今まで同様の対策を実施してきました。

 

さて、臨床福祉学科の結果をお知らせいたします。

社会福祉士は20名中18名が合格しました。合格率はなんと90%!

精神保健福祉士は11名中10名が合格しました。合格率は90.9%!

 

社会福祉士合格率は、全国で28.7%(新卒50.7%)です。

本学全体での合格率は71.4%でした。

九州私立大学では、合格率第1位です。

 

このような大変な時期でも学生が粘り強く努力した結果だと思います。

皆さんよく頑張りました。

 

お疲れ様でした。

 

                                                                                                                                                  

(清水径子)

昭和のカルチャーに親しもう!

数年前、ランちゃん(伊藤蘭さん)のコンサートチケットが、運よく手に入ったので観てきました。

蘭ちゃんをご存知ですか?

70年代に一世を風靡したアイドルトリオ、「キャンディーズ」の元リードボーカル(今のアイドルグループでいえば「センター」ですね)として絶大な人気を誇った方です。

もちろん今でも人気があり、先日「恋するリボルバー」というノリノリの新曲を出されました!

私は小学生の頃、キャンディーズの大ファンだったのです(笑)

 

皆さんは、好きな音楽のアーティスト(グループ)はいますか?

 

担当の授業で時おり学生さんたちにこの質問をします。すると答えは各人各様、私が知っている人も知らない人もいます。

ただ概ね新人~中堅までの、2000年以降に登場したアーティスト、とくに昨今のヒットチャートに上がってくるJ-POPの若いグループやアイドルが多い印象です。

まあこれはいつの時代も同様で、同時代を生きる若者同士、時代に合った歌詞や曲調が共感・共鳴を呼ぶのでしょう。

 

そんな中で、40-50代が大好きな80-90年代を代表するアーティストの名前を答える学生がいます。こちらとしては、

「おっ。」と思いますね。「分かっとるやないか(笑)」

「どうして知っているの?」と聞くと「母親が〇〇さんの大ファンで、いつも聴いています。だから私も好きになったんです」と答えます。

素晴らしい。音楽を通した感情の共有と世代間のコミュニケーションが成立しています。きっと仲の良い家族なのでしょうね。

 

その実、音楽に限らず、両親や祖父母の世代が子ども時代に親しんだ文化的背景を知ることは、これから社会福祉の分野、とりわけ高齢者福祉や児童福祉の現場に就職しようとする皆さんにとって極めて有意義なことと思います。

 

臨床福祉学科で学ぶ学生さん(これから本学科を目指そうとしている受験生の皆さん)には、とくに団塊の世代(1947-49に生まれた方々。戦後のベビーブームで出生人口のとくに多い世代)とそれに続く世代が親しんだサブカルチャーに、楽しみながら触れることをお勧めします(笑)

 

たとえば、高齢者施設ではよく音楽を使った活動が行われます。子ども時代に親しんだ唱歌や童謡、民謡。少年少女の頃に夢中になった流行歌。このような曲を伴奏し、みんなで歌う時間です。

懐かしい曲が流れると、皆さんの顔が「パッ!」と輝きます。一緒に歌う方、聴いているだけだけれどニコニコと楽しそうな方。感動して涙を流す方。琉球の有名な民謡を聴き、ニコニコと車椅子でカチャーシーを踊り出す沖縄出身の方。

いつもは寡黙なのに、音楽を聴き終えると若いころのことを生き生きと語り出す方もいます。

 

これは児童福祉の現場でも同様です。J-POPのヒット曲をみんなで合唱したり、アイドルグループの振り付けを練習して文化祭で演じたり。

ステージ本番を目指してみんなで頑張るこのような体験がもたらす自己更新と成長は、じつは侮れないものがあります。

時として、歌やダンス、演劇などの舞台表現は、人の持つプラスのエネルギーを引き出すすごい力を発揮するのです。

 

商業音楽のプロモーションの主戦場がCD販売(私たちの少年時代はまだレコードでしたよ)から、スマホ使用を前提とするサブスク等、ダウンロード方式に移って久しい現状があります。

それどころか、公式・非公式を問わず、無料で視聴できるMV(ミュージックビデオ)の動画がたくさんアップされています。

 

アーティスト自身も、運営会社との連携のもと、広くSNSや動画サイトで仕事やプライベートをPRし、新規ファン獲得と既得ファンに対するサービスに努めています。

より自分を身近に感じてもらえれば、ライブ会場に足を運んでくれるでしょうし、グッズだって買ってくれるかもしれません。本当に好きになってもらえたら、後援会に新規入会するような熱心なファンも獲得できるのです。

コンサート終了後にアーティスト自身によるグッズの手売りや握手会、チェキ撮影会などが行われるのもよく目にします。これらはみな、アーティストの営業努力です。

 

アーティストにとっては厳しい時代ですが、皆さん方にとっては、アーティストをより身近に感じ、カルチャーを気軽に楽しむことができる環境が整っているという見方もできます。これは素晴らしいことですね。

 

さて冒頭の蘭ちゃんのコンサート、第1部は最新のアルバムから、第2部はキャンディーズ時代の名曲からのパフォーマンスでした。

いやぁ、とりわけ後半の盛り上がりがすごかったですね。お客さんは総立ち、親衛隊(見たところほぼ60台の方)は今でも健在で、往年のコールを主導しました。

 

時間のある大学生のうちに、洋の東西を問わず、様々な世代の音楽を聴いてみましょう。きっと新しい発見があるに違いありませんよ!

 

                                                                                                                                                                                                                                 (登坂 学)