3年生の鍼灸実技の様子

鍼灸コース3年生の実技の様子です。

今回は胸郭出口症候群と呼ばれる上肢に痛みやしびれが出現する疾患に対する鍼灸施術の実習風景です。

実習では斜角筋と呼ばれる筋肉に鍼や灸をおこないました。

首には頚動脈や気管など重要な内臓が多くあり、学生さんも鍼に不安を感じてしまいます。

そこで、頚に超音波検査装置(エコー)を当てて、頚動脈の位置を画像で確認し、鍼の刺入深度や刺鍼方向をビジュアルで理解してから、実習に臨みました。

エコーは身体に侵襲なく安全に体内の構造物を画像で確認することができます。血管の位置と深さが確認できたら、どの向きで刺鍼すれば、頚動脈に鍼を当てることなく斜角筋に刺入できるか実際に教員が示します。

安全な鍼の向きと深さが確認できたので各自で実習します。

 

鍼は身体に入ります。したがって、解剖学的な構造を十分に理解して刺鍼しなければなりません。

私は頚部以外にも腰でも超音波を利用し、腎臓の位置を確認した実習を行っています。実習する学生さんの不安が少しでも軽減できることを願っています。また、この経験を、将来に生かしてほしいと思います。

 

講義紹介 ~『証(しょう)を立てる』~

東洋医学では、患者さんから色々な情報を集めて、患者さんの状態を把握することを行います。これを『証を立てる』と言い、ま、現代医学の「診断」に近いもの、と思ってください。
4年生の『東洋医学臨床論Ⅴ』という講義では、スクリーンに模擬症例(架空の患者さんの苦痛や、診察結果などが記載されているもの)を映し、そこに書かれている情報を元に、学生さんがグループワークをおこなって証を立ててみるという作業をします。
教科書や参考書を一切使わない、頭の中にある知識だけをフル活用して、あーでもない、こーでもないと考えています。最後にはグループ代表者が発表を行い、答え合わせをします。
さて、今日はうまく正解が導き出せたでしょうーか(^^)

 

 

いよいよ発表!

もうすぐ卒論提出!

10月も中旬になると、鍼灸健康コース4年生は途端に忙しくなります(^^;;;)

それは、①はり灸の全国模擬試験が近づいていること(11月)。②スポーツトレーナー関連の資格試験も近づいていること(11月)。③就職活動が佳境に入ること。そして④卒業論文の提出期日(11月)が迫ってくること!などなど盛りだくさんな為です。

 私のゼミ生たちですが、実験研究やアンケート調査は終了して、今は一番肝心な、得られた結果から「何が言えるのか?」を考える作業に集中している最中です。

 いつになく・・・いや、いつにも増して真剣な表情でパソコンをパコパコ打っている姿を見ると、「ここ一番の集中力、スゴイな」と妙に感心してしまいます。そんな眼差しをパチリとカメラに納めてみました。

救急処置実習A-Ⅰ・Ⅱ 合同でビーチクリーン活動を行いました(^^ゞ

九州医療科学大学 スポーツ健康福祉学科救急救命コース

 

 救急救命コースでは、ファーストレスポンダー実習をはじめ、夏期休業中の海水浴場監視などで「須美江海水浴場」にはとてもお世話になっています。

 この度、2027年度「国スポ・障スポ大会」の開催県が宮崎県に決定し、そのプレ大会として「OWSすみえカップ2025」が、きたる10月19日に開催されることから、準備を兼ねて「ビーチクリーン活動」を実施しました。

  夏の間は、多くの遊泳客がみえることから、ビーチを安全・安心して楽しんでもらえるよう、 毎日 監視業務の前後に清掃活動も実施していましたが、1か月以上経った現在・・・思いのほか漂流物が増えていました(^^ゞ   実習の一環での活動で、短時間ではありましたが大分 綺麗になりました。プレ大会も多くの来場者に、また来たいと思えるビーチにしていきたいと思います。

 

 

はりきゅう治療所実習 4年生

本学では、はり師きゅう師の実習は、2年生で自分の身体、3年生で学生同士と実技を行う対象が変わります。

4年生になるとこれまでの実習に比べ臨床的な実習内容になります。

学内にあります附属はりきゅう治療所において、外来にいらっしゃった地域の患者さんにご協力いただき、臨床実習を行います。

鍼灸師の国家資格を保有する教員の指示のもと、患者さんへの医療面接、徒手検査、東洋医学的な診察を行います。

患者さんの訴えに耳を傾け、症状の位置や性質など事細かに情報収集します。

 

患者さんに許可が得られれば、教員に代わって学生が鍼や灸を施術することもあります。

学生同士の実習はこれまで何度も繰り返し実習しましたが、実際の患者さんに鍼と灸をおこなう機会はありませんでした。

学生さんは、緊張しながらも、鍼1本、灸1壮に集中して施術します。

実習に慣れておられる患者さんからは「お灸が熱くない」「鍼が響かない」、「そのお灸気持ちいい」、「鍼が少し痛い」など、感想を頂けます。

こういった患者さんからフィードバックも学生たちにとっては重要なご意見です。いつもありがとうございます。

 

教員と一緒になって患者さんが良くなるお手伝いをしています。

繰り返し、患者さんに向き合うことで、少しずつですが鍼灸臨床の基礎を学んでいます。

 

 

 

初めてのソーシャルワーク模擬面接

610日(火)に、社会福祉士を目指す学生を対象にした科目「ソーシャルワーク演習Ⅰ」で、ソーシャルワーク模擬面接を実施しました。

座学で学んだコミュニケーションや面接に関する知識や技術を用いることができるか、体験しながら学んでいきます。

 

臨場感を出すために、延岡市社会福祉協議会ならびに延岡・西臼杵権利擁護センターの職員さんにご協力をいただき実施しました。

    

学生がソーシャルワーカー役、各機関の職員さんがクライエント役となり、それぞれ115分間の面接を行います。学生は事前に面接の組み立てなどシミレーションをして臨みましたが、クライエント役から予想もしない質問や応答をされ、頭が真っ白になった人もいたようです。

いずれにしても、模擬面接とはいえ福祉専門職の卵としての面接デビューを果たしました。

 

延岡市社会福祉協議会の興梠さん、道上さん、延岡・西臼杵権利擁護センターの椎葉さん、東口さん、お忙しい中、本当にありがとうございました。

 

3.写真

模擬面接の様子①

模擬面接の様子②

模擬面接の様子③

模擬面接の様子④

模擬面接の様子⑤

ふりかえりの様子(グループワーク)

ふりかえりの発表の様子

ゲストによる講評の様子

 

文責:ソーシャルワークコース 川﨑・清水・兒﨑

鍼(はり)の練習

5月22日木曜日、外気温30℃(*_*;と異常な高気温となった延岡です。

 

本日は2年生の鍼実習の様子を見ていきます。

実習室が暑いので、熱中症予防として普段着用している実習衣は脱いでもOKでした。

普段は白衣を着用して実習を行っています。

 

本学では2年生から本格的な鍼灸の実習が始まります。

鍼の練習は、最初に物、次に自分の身体、最後に学生同士というようにステップアップしていきます。

今日は、鍼練習の基礎となります『片手送管』に取り組んでいました。

片手送管は抜いた鍼を再び鍼のガイドである鍼管と呼ばれるチューブに戻し、すぐに次の場所に刺鍼出来る準備をする手技のことです。

最近の鍼は使い捨てのディスポーザブル鍼が主流になっていますので、同じ鍼を抜いて別の場所にすることはあまりないはずです。

しかしながら、鍼を扱う非常に大切な手技であり、刺鍼に必要な手の動きを滑らかにする重要な訓練と考え、本学では実習に取り入れています。

 

一分間に何回片手送管ができるか学生同士でチェックしていました。

他の人から手元をじっと見られると、緊張する学生が多く、良い練習になったのではないでしょうか。

細い鍼をうっかり曲げてしまわないように、丁寧かつ滑らかに鍼を扱っていきます。

頑張れ鍼灸師の卵たち。夏休み前には実技試験があります。

練習に練習を重ね、合格するんだよー!

救急処置実習 in 延岡市消防本部

5月15日(木)は、救急処置実習を延岡市消防本部で実施しました。

はじめに、今年度入学の学生17名も延岡市消防団の特科分団に入団したことから、辞令交付式も行われ、中上晃希学生が代表で受領しました。

その後、消防の組織や活動業務などについて説明を受け、救急・救助・消防の活動に分かれて資器材取扱いなどを体験しました。

今日ははしご車に乗られるらしい・・・座学 早く終わらないかなぁ〜

 

 

さぁ 体験のはじまり・・・先ずは、安全管理が重要。縛帯付けて、ヘルメット装着・・・結構高そうだなぁ〜

な・なんと課長さん自ら、手伝ってくれました。

 

さて、はしごの上はどんな景色だろう・・・地上35mまで、いざ出発‼

おぉ やっぱり高いなぁ

 

 

全然余裕でしたよ‼ 楽しかったと清水さん・・

僕は無理です。

ヤバかったと稲留くん・・・

 

 

よし、放水訓練がんばろぉ

しっかり的を狙って・・・ 放水始め・・・

 

特にはしご車の登場体験と放水体験は、大学内ではできないことで、いい経験になりました。

救急救命コース 体力測定

救急救命士が活躍する現場では、高い身体能力が求められ、また、多くが希望する消防への採用には、体力試験も課されています。
そのため救急救命コースでは、専門的な実技スキルの修得と合わせて各期ごとに体力テストを実施しています。

 

2025年度も第2回目の実習時に1・2年生合同で実施しました。

1年生は、厳しい受験戦争を乗り越え???久しぶりの測定に
ぎこちない動きも見られました(^^ゞ

 

先輩達は、それぞれで体力向上にも努めており
準備等もテキパキ・・・さすがという感じ・・・

 

写真撮影も後輩を誘導して、2年目を迎えた救急救命コースです。

初めて人の身体にお灸をする【鍼灸:灸実技】

寒くなってきました。

11月ももう終わろうとしています。

 

さて、鍼灸コースでは2年生の後期から本格的に他人の身体にお灸をする実習が行われます。

これまで、練習してきたお灸の技術を活用し、人の身体にお灸をします。

本学では、手でモグサの形を整えてお灸をする直接灸や、熱感を感じたらお灸の火を消す知熱灸など、手を使ってお灸を作り熱刺激を提供できるよう実習で繰り返し取り組みます。

今回は足三里というツボに、直接灸を行いました。写真のように小さなお灸ですので、線香を使用して点火します。

当然、皮膚の上で燃やしますので熱いわけですが、いかにこの熱さをごまかしながらお灸ができるかが、今後の学生さんたちの課題です。

みんな、ゆっくりですが、着実に上達しています。

お灸の基本となる手もみのお灸を身に着けていってほしいと思います。

まだ、実習は始まったばかりです。

 

スポ科 冨田