はり・きゅうブログ~その19~「鍼実技の授業風景」
梅雨でジメジメが続いておりますが、湿気に負けないよう体調管理をしっかりしていきたいですね。
さて、今日は鍼灸健康福祉コースでの鍼実技の授業風景をお送りいたします。
新型コロナウイルスの影響で対面授業が制限され、なかなか実技練習ができておりませんでしたが、6月になりようやく対面授業が再開されました。
対面授業再開に伴い、3密を避けるために実技室ではなく、広い講義室を利用して換気をしながら授業を行っております。
鍼灸健康福祉コースでは2年生になると本格的に実技の授業が始まります。
今回はその基礎である「物に対する刺鍼練習」の様子です。
いきなりに人に対して鍼を刺すのではなく、まずはシリコンやスポンジといった物に対して練習を行っていきます。
ある程度、基礎ができてくると次は角度をつけて刺したり、鍼を刺す深さを設定して、ピッタリその深さで止めたりと、人体をイメージしながらいろんなパターンで練習を行っていきます。
5月いっぱいまでは遠隔授業のため、ほぼ練習ができていなかったので少し心配しておりましたが、皆さんすごく真剣に取り組んでくれており、のみこみも早くどんどん上手くなってきています。
この調子でいけば、前半分をすぐに取り返せそうですね!
現在、感染拡大防止の観点から実技の実施内容も制限され、学生だけではなく教員も戸惑うことが多くありました。しかし、このような状況の中でもできることがたくさんあることが分かりましたし、新しい形での授業展開を考える良い機会にもなりました。
この状況がいつまで続くか分かりませんが、学生さん達がより安全に学習できる場、少しでも多くの経験が積める場を提供するために、これからも環境の整備・実施方法の検討を行っていきたいと思います!
鍼灸健康福祉コース教員:中野